あなたは高カカオチョコレート食べますか?
私は仕事の合間にひと休みしたい時や、一日頑張ったご褒美としてチョコレートを食べます。
疲れたタイミングで甘いものを食べると疲れが吹っ飛びますよね。
チョコレートの味わいや香りが脳内物質を放出して、幸せホルモンの「セロトニン」を活性化させ抗うつ作用の効果があるのです。
私は甘党なのでミルクチョコレートが好きです。
しかし、チョコレートを食べ過ぎるとニキビができたり体重が増えたり困ることもしばしばあります。
そんな時は嬉しい効果がある高カカオチョコレートがおすすめです。
高カカオチョコレートは、カカオ成分が多く含まれる甘みの少ないチョコレートです。
高カカオチョコレートの種類や食べるタイミングに気を付けることで、さまざまな効果がありますよ。
高カカオチョコレートが持つ効果と最適なタイミング!
チョコレートは原材料とカカオの含まれる量によってチョコレートの種類が分かれます。
チョコレートの種類 | 原料 | カカオ含有率 |
ビターチョコレート | カカオマス(カカオパウダー+カカオバター)+砂糖で構成。 | カカオ含有率60%以上 |
ミルクチョコレート | カカオマス(カカオパウダー+カカオバター)+砂糖+全粉乳で構成。 | カカオ含有率30~40% |
ホワイトチョコレート | カカオバター+全粉乳+砂糖で構成。 | カカオ含有率30~40% |
・ビターチョコレート
カカオ含有率60%以上のチョコは「ダークチョコレート」と呼ばれる場合もあります。
・ミルクチョコレート
ミルクチョコレートに含まれる「全粒粉」は乳製品を粉末状にしたものです。
最近は高カカオブームもあり、カカオ分50%ミルクチョコレートも出ていますよ!
・ホワイトチョコレート
カカオをすり潰した「カカオパウダー」は黒っぽい色で、すり潰した時にでる油分の「カカオバター」は半透明。
白砂糖や乳製品を加えると出来上がりが白くなります。
高カカオチョコレートはカカオ含有率70%以上を高カカオチョコレートに分類されます。
高カカオチョコレートに含まれる効果とは?
カカオ成分が多く含まれている為、「カカオポリフェノール」、「カカオプロテイン」が豊富に含まれており健康面で良い効果があります。
赤ワインやコーヒーに含まれる「ポリフェノール」は自然食品から摂取することが難しいです。
しかし高カカオチョコレートの原料のカカオには多く含まれます。
カカオポリフェノール
【血圧低下】
血管が詰まり細くなることで血圧の上昇が起こるのを血管を広げ、血圧を低下させる作用があります。
【動脈硬化予防】
LDL(悪玉)コレステロールが活性酸素の影響を受けて酸化し、動脈に悪影響を及ぼすのを防ぐ働きがあります。
【美容効果】
体内が酸化することで老化が進むのを防ぎ、活性酸素の働きを抑える抗酸化作用により肌を若々しく保ち、皮膚が赤くなるのを抑える効果があります。
【アレルギー改善】
体内の免疫システムが過剰に働くと体に害のない花粉症やハウスダストに対してもアレルギー反応として出現してしまいます。
しかし、カカオポリフェノールが発生段階で邪魔をすることで抗アレルギー効果を発揮します。
【脳の活性化】
「BDNF」は脳の栄養分といわれる大切な部分で、アルツハイマー型認知症や認知機能と関連があります。
この「BDNF」に働きかけ脳の血流量を増やし、血流の増加によって認知機能を高める記憶力アップ、認知症予防につながる効果があります。
カカオプロテイン
【便通改善】
便秘に悩む20代~30代の5~6人に1人がやせ型傾向とされ、1日の摂取量を抑える傾向があります。
少量の便しか出ないことが便秘の原因となりますが、食物繊維が豊富なためかさ増し効果が期待でき、便秘を解消してくれます。
高カカオチョコレートをとる最適なタイミング
高カカオチョコレートのカカオポリフェノールは、摂取後約2時間で血中濃度のピークを迎え、その後は体内を巡り、徐々に体外へと排出されます。
カカオポリフェノールは体内に留めておけない為、1日に数回に分けてベストなタイミングで摂る必要あり!
・食前
高カカオチョコレートは、低GI(GI=食後血糖値上昇度)の為食前に食べるのが良いですよ♪
食前のタイミングで高カカオチョコレートを食べることで血糖値の上昇が緩やかになり、急激な血糖値上昇を防ぐことができます。
・間食(15時ごろ)
体内の活動が最も活発で脂質を溜め込みにくい時間です。
おやつのタイミングで高カカオチョコレートに置き換えてみるのもいいですね♪
1日にどのくらい食べていいの?
1枚5gであれば、3~5枚(25g程度)が目安です。
カカオの含有量が多いほど脂質=カロリーが高くカカオ成分の少ないチョコレートより高カカオチョコレートの脂質は高い為です。
カカオ分「70%」「84%」「99%」とカカオの含有量が増えると甘みが少なります。
高カカオチョコレート初心者や甘党のあなたは、カカオ分70%から始めてみるのがおすすめです♪
また、ミルクチョコレートにもカカオ分を多く含む商品もあるようなので、苦いチョコレートが苦手なあなたはチエックしてみて下さいね。
高カカオチョコレートの効果はコレステロール解消にも?
あなたは閉経後の女性の3高リスクについてご存じですか?
私は女性ですが閉経後なんて先の事ですし、あまり興味もなかったのですが、調べてみると驚きの効果ばかりでした。
3高とは、高血圧、高血糖、高コレステロールのことをいい、閉経後の女性に起こりやすくなります。
高血圧
高カカオチョコレートに含まれる「カカオポリフェノール」に血圧を下げる効果があるとお伝えしましたね。
カカオポリフェノールは、炎症を軽減させる作用により狭くなっていた血管が広がり血液の流れが改善し、血圧を下げる効果があります。
高血圧の人は、正常血圧の人より血圧の低下量が大きく、効果を発揮します。
カカオ分72%の高カカオチョコレートを1日25gずつ食べると1か月後に血圧が下がったという効果があります。
高カカオチョコレートを食べ続けていても、肥満度の指標であるBMIや体重に変化は見られず、悪玉・善玉コレステロールのバランスを整えることが確認されました。
動脈硬化の予防にもつながりますよ♪
高血糖
「インスリン」は食事後の血糖値の上昇後、糖を代謝するのに関わるホルモンです。
高GI食品を摂取後は血糖値の上昇幅が大きく、インスリン濃度も高まり、高GIの食品を日常的に摂取するとインスリンが過剰分泌されます。
「インスリン抵抗性」はインスリンの働きが低下し、糖の取り込みが悪くなっている状態をいいます。
閉経後の女性はコレステロールが蓄積されやすく、「インスリン抵抗性」が発生しやすくなります。
そのため、糖尿病や高血圧、脂質異常症の悪化につながります。
低GIに注目!
低GIとは…食後血糖値の上がりやすさを表す指標のことで、GI値が高い食品は急激に血糖値が上昇し、GI値が低い食品は緩やかに血糖値が上昇します。
健康維持のためには、血糖値を一定範囲に保つことが重要になります。
私達が健康な生活を送るために血糖値のコントロールするのが重要なのです。
高カカオチョコレートは低GIなの?
チョコレートは、ご飯よりGI値が低いことが分かっています。
おやつとして高カカオチョコレートを勧めるのは納得ですね。
食後血糖値の違いを意識して、GI値から食品を選んで食べることが望ましいです。
高コレステロール
脂質にはコレステロールと中性脂肪があります。
コレステロールは、細胞の膜を作り中性脂肪は中性脂肪を分解し「脂肪酸」をエネルギーとして利用します。
コレステロールには、悪玉コレステロールと善玉コレステロールがあります。
血液中の中性脂肪や悪玉コレステロールが高く、善玉コレステロールの値が低くなると、余ったコレステロールを肝臓に運ぶことが難しく血液中にコレステロールが残ります。
つまり、「脂質異常症」になります。
コレステロールや中性脂肪が多いと「動脈硬化」になりやすく「心筋梗塞」、「脳梗塞」のリスクにもつながってしまいます。
コレステロールの原料は、脂や糖質やタンパク質が原料となっているので、
・脂身や糖質の多い食べ物が好き。
・食べすぎ。
・お酒をよく飲む
というあなたは、生活習慣や加齢、遺伝や持病が「脂質異常症」を引き起こしてしまいます。
生活習慣は今日からでもあなたの意識で変えることができますね。
脂質を減らし、適切な脂質をとると体に必要な脂が正しく循環することができます。
肥満度チエックの方法も紹介しますね。
【BMI = 体重(kg)÷ [身長(m)× 身長(m)】
年齢(歳) | 目標とするBMI(kg/m2) |
18~49 | 18.5~24.9 |
50~64 | 20.0~24.9 |
65~74 | 21.5~24.9 |
75以上 | 21.5~24.9 |
目に見えて異変を感じにくいと思いますがBMIの目標値を知ることで生活習慣を改善するきっかけにしてみて下さいね。
食事の際は脂肪酸に注意
脂肪には、飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸とがあります。
飽和脂肪酸は、肉やバター、チーズに含まれる脂で、取り過ぎると悪玉コレステロールが増えます。
不飽和脂肪酸は、チョコレートやオリーブオイルに含まれ、善玉コレステロールを減らすことなく、悪玉コレステロールだけを減らせる効果があります。
食品で毎日取り入れるとなった時に手軽に取り入れられる方法長続きしますよね。
高カカオチョコレートは、コンビニでもスーパーでも売っています。
個包装されているものも多く1つずつ食べやすくなっている為冷蔵庫にストックしておくのがおすすめですよ。
高カカオチョコレートの効果がダイエットのお助けに!
高糖質&高カロリーのチョコレートは、脂肪を増やしてしまうのでダイエットには不向きです。
どうしてもチョコレートを食べたくなった場合は、高カカオチョコレートを選びましょう。
また他にも注意点があります。
・カカオ分82%以上の高カカオチョコレートを選ぶ!!
カカオポリフェノールが82%以下のカカオ含有量では、ダイエット効果が得られる確証がない。
・食べすぎない。
高カカオチョコレートであっても効果が出るようにたくさん食べると脂肪に代わってしまう為、摂取量としては、1日42g程度にしましょう。
・低炭水化物(低糖質)の食事を並行して行う。
ダイエットを成功させた人は、高カカオチョコレートを食べることに加えて、食事を低糖質にすることを普段の生活で意識して行いダイエットの効果を得られているそうです。
・適度な運動をする。
ダイエットには適度に運動することが欠かせません。
体重を減量するには、摂取カロリー〈 消費カロリーにする必要があります。
運動やストレッチ等で消費カロリーを増やすことを心がけていくことが重要です!
まとめ
- 高カカオチョコレートはカカオポリフェノール豊富で健康に良い
- 高カカオチョコレートを習慣的に食べると、血圧低下や動脈硬化の予防になり、病気のリスクを抑えることができる
- 高カカオチョコレートに含まれるカカオポリフェノールは美容効果やアレルギーを改善する効果がある
- 高カカオチョコレートに含まれるカカオプロテインは便通改善も効果がある
- 甘党の人はカカオ分70%の高カカオチョコレートから挑戦するのがおすすめ
- 体内に留めておけないので、1日数回に分けて摂る
- 食べるタイミングは食前と間食(15時)がよい
- 脂質が多いため1日で食べる量は、3~5枚にする
高カカオチョコレートがこんなに体にいいなんて知りませんでした。
もちろん健康的な生活をするためには適度な運動や食生活を意識するが大切とは分かっているけれど生活の中に楽しみがないと気持が萎えてしまいますよね。
私も適度に甘やかすことも大切だなと思っています。
おやつは食べたいけどダイエット中だし我慢しないと…という時や、ご飯作る前になんかつまみたいなという時に高カカオチョコレート取り入れてみませんか?
健康的にしかも美容にもいいなんて一石二鳥以上の効果ありますね!あなたも試す価値ありですよ!!
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