甘いものが大好き!でもバターを使ったお菓子や料理はコレステロールが気になる…。
このような悩みをお持ちの方は多いのではないでしょうか?
私も甘いものが大好きですが、コレステロールのことを考えるとあまり食べられず、我慢することが多いです…。
もしバターに代用できて、かつ健康や美容にも良いものがあったら嬉しいですよね?
そんな魔法のようなものがギーなのです!
ギーは、インドを中心とした南アジアで古くから使われてきたオイルのことです。
ギーは、2015年にアメリカのTIME誌で「最も健康的な食品50」にも選出されたほど健康に良いオイルです。
バターと似た風味を持っており、最近ではバターの代用として使う人も増えてきています。
では、なぜバターの代用として使えるのか、どんな効果があるのか見ていきましょう!
16時間断食に効くバターコーヒーはギーとMCTオイルで!
ギーで人気の使い方は、バターコーヒーのバターに代用するという使い方です。
バターコーヒーは、グラスフェッドバターという、牧草のみをエサとして飼育した牛のミルクから作られたバターを使います。
このグラスフェッドバターは、一般的なバターと比べて口当たりがよく、上品なコクがあります。
しかし、輸入品のため非常に希少で手に入りにくく、価格も高いのです。
このグラスフェッドバターの代わりにギーを使っても、バターコーヒーは作れます。
そして、MCTオイルは脂肪燃焼効果を高めるので、ギーと組み合わせることでさらなるダイエット効果が期待できます!
早速、作り方やバターコーヒーの効果をみていきましょう!
ギーで作るバターコーヒーのレシピをご紹介!
<材料(1人分)>
- コーヒー 1杯
- ギー 10g
- MCTオイル 7g
※MCTオイルとは、ココナッツなどに含まれる中鎖脂肪酸だけを抽出したオイルのことです。
<作り方>
- 温かいコーヒーを用意します。
※ドリップしたものでもインスタントでもOKです。 - シェイカーの中にコーヒー、ギー、MCTオイルを入れて思いきり振って泡立てます。
- マグカップに注いで完成です!
シェイカーの代わりに密閉容器で混ぜていただいても大丈夫です。
思いきり振って泡立てないとギー、オイル、コーヒーがちゃんと混ざらずベトベトした感触になってしまうので注意してください!
バターコーヒーを実際に飲んでみると、クリーミーで優しい味わいでした。
もっと重く、油っぽい感じがすると思っていたので良い意味で期待を裏切られた感じでした。
朝のコーヒー習慣をギーで作るバターコーヒーに変えてみませんか?
ついついたくさん飲んでしまいそうですが、飲みすぎは良くないので注意してくださいね!
バターコーヒーは16時間断食ダイエットに効果的
バターコーヒーは、テレビや雑誌で紹介されて注目が集まっており、日本では完全無欠コーヒーと呼ばれることもあります。
バターコーヒーは、16時間断食ダイエットに特におすすめです。
16時間断食は、1日のうち8時間は自由に食事をとり、残りの16時間は絶食するというダイエット法です。
絶食といっても、空腹を我慢できない時はチーズやナッツ、無糖ヨーグルトを食べたり、お茶やブラックコーヒーを飲んだりしてもいいとされます。
16時間断食は正午~20時までの8時間は食べてもいい時間とし、20時~正午の16時間が断食時間というサイクルがやりやすいです。
つまり、朝食を抜くということですね。
朝食からランチまでの時間、空腹に耐えられそうにない…。
ええ、誰しもがそう思いますよね。
そこで、この朝食にバターコーヒーを飲むのがおすすめです。
バターコーヒーは腹持ちが良く、ランチまでお腹が空かずにいられます。
さらに、血糖値の上昇を抑えるとともに、脂肪を蓄積しにくくなるので、ダイエットにぴったりですね!
ギーがバターの代用で使えるのはほぼ同じ成分だから!
ギーとは、バターの代用として使える優秀なバターオイルです。
ギーがバターの代用として使える理由は、実はバターと主成分がほとんど同じだからです!
その秘密は、ギーの作り方にあります。
まず、牛乳を煮沸殺菌してマカーンという発酵無塩バターのようなものを作ります。
その後マカーンを加熱、ろ過し、水分や糖分、たんぱく質などの不純物を取り除いてギーが出来上がります。
つまり、ギーはバターから作られており、バターとの違いは、不純物があるかないかだけなのです。
そのため、ギーはバターの風味をほとんど失うことなく代用品として使うことができるのです。
また、ギーは香ばしく甘い香りが特徴で、食用以外にもマッサージなど様々な場面でも使われている優れものです。
ギーをバターの代用すると健康や美容に効果あり!
バターをギーで代用することで、健康や美容にも良い効果があるとされています。
ギーはバターから作られたものですが、作られる過程で含まれる栄養素が変わり、バターの持つ栄養素とは異なっているためです。
健康や美容にも良いとされているのは、ギーに含まれる栄養素が深く関係しています。
実は、インドの伝統医学「アーユルヴェーダ」では「活力の源」と呼ばれているほど、ギーは豊富な栄養素を持ったものなのです。
ギーに含まれる栄養素
まずは、ギーにはどのような栄養素が含まれているか説明していきます。
- ビタミンA、ビタミンE
免疫力を高める栄養素として知られているビタミンA、ビタミンEが多く含まれています。
ビタミンA、Eは免疫力を高めるだけでなく抗酸化作用もあり、老化や動脈硬化を防止してくれます。
さらには、肌の健康を維持してくれる効果もあります。 - 共役リノール酸
共役リノール酸とは、「不飽和脂肪酸」の一種で、コレステロールを下げてくれる働きがあります。
また、脂肪の燃焼や分解を助け、ため込みにくくしてくれます。 - 中鎖脂肪酸
中鎖絞脂肪酸には、コレステロールや中性脂肪がつきにくくなったり、エネルギー代謝を活発にしたりする効果があります。 - 短鎖脂肪酸
短鎖脂肪酸は、腸内環境を改善する働きがあります。
また、肥満や腸の炎症を予防、さらに免疫機能の調整する効果もあります。 - オレイン酸
腸を刺激して排便を促す効果があります。
善玉コレステロールは減らさずに、悪玉コレステロールのみを抑制するという働きがあります。
また、オレイン酸は酸化されにくいため、がんや生活習慣病を予防する効果も期待されています。
ギーの持つ効果
以上で説明した栄養素の効果をまとめると、以下のようになります。
- お肌を綺麗に整えてくれる!
- 痩せやすくするダイエット効果がある!
- 腸内環境を改善し、便秘改善になる!
- がんや生活習慣病を予防してくれる!
- 免疫力を高めてくれる!
バターに代用するだけでこれだけの効果が得られるなんて、とてもありがたいですね!
ギーはバターから簡単に作れる!!作り方をご紹介!
さて、これほど優秀な効果を持つギーですが、普通のスーパーに売っていることは少ないです。
カルディやコストコなど輸入食材を扱うお店や、成城石井や明治屋などの高級スーパーで売っていることが多いです。
ちょっと手に入りにくいな…。
そう思ったあなたに朗報です!!実はおうちでも作ることができます。
使う材料は無塩バターのみでとてもシンプルです。
道具はお鍋とヘラ、ザルとキッチンペーパーと保存容器を用意します。
それでは、作り方をご紹介します!
作り方
- バターを鍋に入れ、中火にかけます。
- バターを焦がさないよう気を付けながら、かき回さずに5分ほどかけて溶かします。
- バターが溶けたら、ごく弱火にして30分ほど煮詰めます。
※煮詰めている間は鍋を傾けたり浮かせたり、かき混ぜたりして焦がさないように注意します。 - 煮詰めている間、不純物が浮いてくるので取り除きます。
- バターが透き通った黄金色になったら火からおろします。
- ボールにザルとキッチンペーパーをセットし、鍋の中にあるバターをろ過したら完成です!
ポイント
- ギーの出来上がり量はバターの約90%です。
出来上がり量を考慮してバターの量を決めます。 - バターを焦がさないことが一番のポイントです。
コンロの火が強すぎてしまう場合は鍋と火の間に五徳をもう一つ重ねたり、フライパンを挟んだりすることで火の強さを調節します。 - 溶かしている間はむやみにかき回さないようにしましょう。
ギーは材料も少ないですし、作り方もシンプルです。
ぜひこの機会に自家製のギーを作ってみるのはいかがでしょうか?
まとめ
- ギーはバターとほとんど同じ成分であるため、バターの代用として使える。
- ギーには豊富な栄養素が含まれており、美肌効果やダイエット効果、便秘改善効果、病気の予防効果がある。
- バターコーヒーをギーで代用して作れる。
- ギーはバターから自宅でも簡単に作れる。
インドの方では昔から健康に良いとして馴染みのあったギーですが、日本ではまだあまり知られていません。
ですが、ギーは栄養素の豊富な大変優れた食品です。
バターに代用するだけで、甘いものをおいしく健康的に食べられるありがたい食品です。
みなさんも、ぜひギーを試してみてください。
きっとギーの魅力にはまること間違いなしですよ!
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