ここ数年、サウナブームが巻き起こっていることをご存じでしょうか?
「サウナで整う」という言葉がとても流行っているんですよ。
「整う」とは簡単に言うと「リラックスした心地よい感覚」なんです。
そこで「岩盤浴とサウナって違いは何なんだろう?」と、ふと思いました。
体を温めて汗をかくことは共通しているし、何の違いが・・?
とても気になってきちゃいました!
ということなので今回は、岩盤浴とサウナは一体何に違いがあるのか?
消費されるカロリーやダイエットには効果があるのか?
など、ご紹介していきますね。
岩盤浴とサウナ、どちらに入ろうか迷っている方はぜひ参考にしてくださいね。
岩盤浴とサウナは室温・湿度や汗のかき方に違いがある

岩盤浴とサウナは室温や湿度の違いによって、汗のかき方にも違いがります。
では、どういった違いがあるのでしょうか?
岩盤浴
岩盤浴とは、温められた石の上に横になって、じんわりと発汗を促す方法です。
室温は約40℃で湿度50%〜65%に保たれていています。
温められた石から放出されるマイナスイオンや遠赤外線によって体の内側からじんわりと温められて、内臓の働きを良くし、血行を促進して発汗を促してくれるんですよ。
また岩盤浴でかく汗はベタつかず、サラサラなのが特徴的です。
サウナ
サウナは大きく分けると「乾式サウナ(ドライサウナ)」と「湿式サウナ(ミストサウナ)」の2種類があります。
乾式サウナ(ドライサウナ)
室温 70~100℃
湿度 10~15%
湿式サウナ(ミストサウナ)
室温 約40℃
湿度 約90~100%
一般的に温泉施設などに設置されているのは「乾式サウナ」です。
高い室温や温度の中に入ると血管が拡張されて、熱を体の外に出そうと大量の汗をかきます。
汗と一緒に溜まった老廃物を排出する事によって、リフレッシュや疲労回復に良いとされているんですよ。
岩盤浴とサウナの違い
岩盤浴 | サウナ(ドライサウナ) | |
目的 | ①体の内側から温まるので内臓の働きの向上にもつながる ②身体の体調も整えて免疫UP | ①体の表面から温まるので血管が 膨張して急激に汗事で疲労回復に効果的 |
方法 | 熱が加えられた天然鉱石やプレート(岩盤)の上に横たわって発汗を促す。 | 高温に設定された室温に入ることで急激に身体を温めて大量の汗をかく。 |
室温 | 約40℃ | 80℃~110℃ |
湿度 | 50%〜65% | 10% |
汗の種類 | さらさらした汗 | ベタベタした汗 |

なるほど!体への効果や汗の種類に違いがあるんだね!
岩盤浴とサウナにはどういった効果があるの?

岩盤浴とサウナは発汗を促すという目的は同じですが、どういった効果の違いがあるのでしょうか?
岩盤浴効果
岩盤浴は体を内側からじわじわ温め血行を促進することで、肩こりや冷え症・むくみの解消に効果があります。
また、内臓を温めて肝機能を活発にして新陳代謝を高める事で、美肌効果が期待できるんですよ。
さらには、岩盤浴でかいた汗はさらさらで天然の保湿効果があります。
お肌や髪に潤いを与えてくれる効果もあるので嬉しいですよね!
岩盤浴はサウナより低温なので苦しくなくて体に負担をかけずにゆっくりと長時間入浴することができるんですよ。
心地の良い汗を流すことができるのでリラックスできますし、自律神経を整え安眠効果やストレス解消にも期待できます。
サウナ効果
サウナは体の表面から温めていき、血行を促進して老廃物を排出します。
肩こりや疲労回復・むくみの解消に効果があります。
また、サウナと水風呂を交互に入ることで血管を刺激して新陳代謝が良くなったり、自律神経を整える効果が期待できるんですよね。
さらには低血圧の改善にも良いとされています。
サウナは体に多少負担がかかり、適度な疲労感があるので安眠効果にもつながるんですよ。
注意していただきたいのがサウナは高温に設定されているので年配の方や高血圧の方にはおすすめできません。

健康で大量の汗をかいてリフレッシュしたい方におすすめですよ!
しっかりと水分補給をしましょう
必ず水分補給をしてください。
日常生活においても水分補給は大切ですが、岩盤浴やサウナは水分補給がとても重要な役割を果たしているんですよ。
水分補給のタイミングは「岩盤浴・サウナに入る前と後」です。
特に重要なのが「入る前」で、理由として、脱水症状を防ぐためなんですよ。
汗をかくことによって体の水分が大量に失われてしまいます。
たとえ喉が渇いていなくてもコップ一杯の水分補給はしておきましょうね。
ミネラルウォーターやスポーツドリンクで充分です。
入る前の水分補給により、脱水症状を防ぐ他に汗をかきやすい体になりますよ。
汗をかくとメリットがたくさん!
汗をかくことによって体にたくさんのメリットがあります。
・老廃物を排出して新陳代謝が上がる
・体力・免疫力アップ
・美肌効果
・ストレス解消

汗をかくと肉体的にも精神的にもいいんだね!!
岩盤浴とサウナの消費カロリーは?ダイエット効果は?

気になるのが岩盤浴とサウナの消費カロリーですよね。
大量に汗をかくので「ダイエットにも効果があるんじゃないの?」と思っている人も多いはずです。
岩盤浴
岩盤浴での消費カロリーは「体重×0.0534×時間(分)」で計算されます。
例えば体重50kgの人が60分岩盤浴に入ると
50kg×.0534×60分=160.2kcal
となります。
サウナ
サウナの1回の入浴時間は約10分が目安となります。
この1回での消費カロリーはたった15〜30kcalほどです。(1時間で約90~180kcalほど)
お茶碗1杯のご飯が約240kcalなので、1回のサウナではお茶碗1杯のご飯の約10分の1の消費カロリーに過ぎません。
岩盤浴やサウナはダイエットに向いていない
上記のように岩盤浴やサウナで消費されるカロリーは意外にも少なく、ダイエットには向いていません。
ちなみに、
ウォーキング1時間 約300kcal
ジョギング1時間 約500~600kcal
ですので、ウォーキングやジョギングなどの有酸素運動をした方がダイエットには効果があります。

汗をかくけどカロリーは消費されていないんだね。
岩盤浴やサウナの後は汗をかくので体重は落ちますが、単に体内の水分が減っただけなのです。
ですので、水分を摂取すれば元の体重に戻ってしまいます。
岩盤浴やサウナと運動を合わせて健康的なダイエットをしましょう。
まとめ

以上、岩盤浴とサウナの違いは?気になる消費カロリーやダイエットには効果があるのかをご紹介しました。
- 岩盤浴とサウナは室温・湿度や汗のかき方に違いがある
- 岩盤浴は体内から温められてサウナは体の表面から温められる
- 岩盤浴やサウナに入る前の水分補給が重要
- 岩盤浴とサウナはダイエットには向いていない
- 体内の水分が減っただけで脂肪が減っているわけではない
岩盤浴とサウナでは体への効果や入る目的に違いがあるんですね。
岩盤浴は内臓の働きを良くして新陳代謝を上げるので女性に人気。
サウナは大量の汗をかくことで疲労回復になるので男性のサラリーマンに特に人気なんですね。
確かに大量の汗をかくと心も体もリフレッシュされた気分になりますね。
でもダイエット効果がないのは少し残念な気がします。
以前、サウナで大量の汗をかいた後に運動した気になって食事量が増えたことがありました。
「汗かいたのに体重減っていないな」と思っていましたが、解決しました。
また、水分補給も忘れずにしたいですね。
喉が渇いてしまってからでは遅いので、入る前に水分補給をしましょうね。
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