あなたは「おからパウダー」という食品をご存知ですか?
健康を意識している方やダイエットをしている方なら聞いたことがあるかもしれません。
けれど、多くの人にとってはあまり馴染みのないものだと思います。
私もおから自体は知っているけど、おからパウダーについては聞いたことがありませんでした。
そんなおからパウダーは、実はとてもダイエット向きの食品なんです!
さらに、ヨーグルトと一緒に摂取をすることで効果がより現れやすくなるのだとか。
この記事では、
- おからパウダーって一体何?
- どんな効果があるの?
- ヨーグルトと一緒に食べた方がいい理由は?
- 美味しく食べるにはどうしたらいい?
といった疑問を解決していきます!
おからパウダーとヨーグルトを一緒に摂取することが、どうダイエットに影響を与えるかを見ていきましょう。
おからパウダーのダイエット効果やヨーグルトとの相性

おからパウダーがダイエット向きと言われているのはなぜでしょうか?
おからパウダーがダイエットに向いている理由と、ヨーグルトと一緒に食べると効果が増す理由を解説していきます。
おからパウダーの成分
おからパウダーは、食物繊維が43%、タンパク質が23%と身体に嬉しい成分が豊富に含まれています。
他にも大豆ペプチドという血流を良くしてくれる成分や、大豆イソフラボンなどの美肌効果が期待できる成分も入っています。
このように非常に栄養バランスの取れた食材となっています。
おからパウダーの効果
おからパウダーを摂取することで得られるダイエット効果は主に5つあります。
- 痩せホルモンの分泌が多くなる
- 満腹感を得やすくなる
- 食欲を抑える効果がある
- 筋肉を増やす効果がある
- 腸の調子を整える
1つずつ解説していきます!
痩せホルモンの分泌が多くなる
痩せホルモンってすごく魅力的な響きですよね。
実は太りやすい人と痩せやすい人には、この痩せホルモンの分泌量に違いがあると言われています。
この痩せホルモンと呼ばれているものは、「アディポネクチン」というホルモンです。
大豆にはこのアディポネクチンが豊富に含まれています。
アディポネクチンは、脂肪細胞から分泌される善玉ホルモンの一種で、糖の代謝や脂肪の代謝に大きく影響してきます。
アディポネクチンはダイエット効果だけでなく、生活習慣病の予防にも効果的です。
糖尿病や高血圧、動脈硬化の予防にも効果的と言われているので、健康的な生活を意識している方には欠かせない成分といえますね。
満腹感を得やすくなる
おからパウダーは水を含むことでおよそ3倍に膨張します。
その性質を利用して、食前におからパウダーを摂取すると食べすぎ防止につながります。
ヨーグルトに入れることで、おからパウダーがヨーグルトの水分を吸収して食べ応えのあるデザートになります。
また時間がない時でも、おからパウダーヨーグルトを食べるだけで満腹感が得られるので、朝ごはんの置き換えにもぴったりです!
食欲を抑える効果がある
上記の効果と似ているのですが、おからパウダーには食欲を抑える効果があります。
おからパウダーに含まれる大豆タンパク質に食欲を抑える効果が含まれており、そこに痩せホルモンを増やす効果が合わさることで、自然と食事の量を抑えることができます。
そのため無理なくダイエットを続けることができます。
筋肉を増やす効果がある
筋肉を増やすには筋肉の材料となるタンパク質を摂取することが必要ですよね。
大豆には良質なタンパク質が豊富に含まれています。
筋肉量が増えることで、脂肪が燃えやすい身体を作ることができます。
腸の調子を整える
おからパウダーには食物繊維が豊富に含まれています。
その量はなんと、おからパウダー大さじ2杯でレタス1玉を上回るとのことです。
野菜から食物繊維を取ろうとするとなかなか難しいですが、おからパウダーならたったの大さじ2杯で同じ量の食物繊維が摂取できてしまいます!
ヨーグルトと一緒に食べるとどんな効果がある?
おからパウダーはヨーグルトと一緒に摂取することで、よりダイエット効果が期待できます。
おからパウダーに食物繊維が豊富であることは前述しましたが、ヨーグルトには乳酸菌が豊富に含まれています。
食物繊維が豊富に含まれるおからパウダーと、乳酸菌が豊富に含まれているヨーグルトを一緒に摂取することで、「天然の痩せ菌」といわれる「短鎖脂肪酸」が増加します。
この短鎖脂肪酸のおかげで脂肪や糖の吸収を抑えることができます。
また、脂肪を燃焼させる働きをする善玉ホルモンの分泌を促進してくれる効果も期待できます。
それだけではなく、ヨーグルトにはカルシウムやタンパク質も豊富に含まれています。
おからパウダーとヨーグルトを掛け合わせると、最強のダイエット食材になると言っても良さそうですね。
おからパウダーはダイエット効果以外にデメリットも?

ここまでおからパウダーに含まれている成分やダイエット効果について説明してきました。
「すごく身体に良さそうなことを書いているけれど、デメリットはないのかな?」と思う方もいらっしゃるかもしれません。
ここではおからパウダーのデメリットについて説明していきます。
おからパウダーダイエットのデメリットは?
おからパウダーを使用したダイエットにおけるデメリットは2つあります。
- 便秘を悪化させてしまう
- 食べ過ぎると太ってしまう
1つずつ説明していきます。
便秘を悪化させてしまう
先ほど、おからパウダーには食物繊維が豊富に含まれているため、腸の調子を整えてくれると紹介しました。
言っていることが矛盾しているように感じられるかもしれませんが、全ての便秘を悪化させてしまうのではなく、「痙攣性便秘」という便秘を悪化させてしまう可能性があるということです。
痙攣性便秘とは、ストレスが原因となり引き起こされる便秘のことです。
おからパウダーは「不溶性食物繊維」という種類の食物繊維で、便のかさを増やす作用があります。
この不溶性食物繊維の働きが、痙攣性便秘の人にとっては症状を悪化させる原因となってしまうことがあります。
食物繊維を摂取し過ぎることは、逆に便秘を悪化させてしまうことがあるのですね。
食べ過ぎると太ってしまう
これはどの健康食品に対しても言えることかもしれないのですが、いくら身体に良いからといっても摂取しすぎは身体に良くありません。
実はおからパウダーはヘルシーそうに見えてカロリーが高い食品なんです。
そのため、食べすぎてしまうと多くのカロリーを摂取してしまうことになります。
おからパウダーは、多くても1日30gほどがダイエットに良いと言われています。
30gだと大体130kcalなのでそこまで多くのカロリーを摂取することにはならなそうですね。
このようにおからパウダーダイエットにはデメリットが存在していますが、どちらも食べる量に気をつければ問題ないものとなっています。
一度に大量に摂取しようと思うのではなく、「1日にこのくらいの量まで」など自分の中で上限を決めておくと良いですね!
おからパウダーダイエットにおすすめのレシピ3選

おからパウダーはヨーグルトと一緒に摂取すると良いダイエット効果を発揮します。
しかし、いつもヨーグルトと一緒に食べてばかりだと飽きてしまいそうですよね…。
ここでは、ヨーグルトの他におからパウダーと相性の良いレシピを3つご紹介します!
気分によって食べ方を変えることで、ダイエット中も継続的におからパウダーを摂取することができます。
ぜひ参考にしてください!
おからヨーグルト蒸しパン
<用意するもの>
- 深めの耐熱容器
- 卵1個
- おからパウダー10g
- ラカント(※1)20g
- ベーキングパウダー3g
- ヨーグルト40g
- オリーブオイル大さじ1
- オオバコ(※2)1〜1.5g
(※1)ラカント…100%天然素材でできている自然派甘味料。砂糖と同じ甘さだが糖質が低い。
(※2)オオバコ…水分を含むと膨れてゼラチン状になるもの。食物繊維が豊富。
<作り方>
- 耐熱容器に卵を入れて軽く混ぜる
- おからパウダー、ラカント、ベーキングパウダーを入れてよく混ぜる
- ヨーグルト、オリーブオイルを追加してよく混ぜる
- オオバコを追加してよく混ぜる
- 500wのレンジで3分加熱する
こちらのレシピは、オオバコを使うことでもっちりとした食感の蒸しパンが出来上がります!
ヨーグルトも一緒に摂取することができるので、効果はそのまま違う食感を楽しむことができるのでおすすめです。
ポテサラ風おからサラダ
<用意するもの>
- 耐熱ボウル
- おからパウダー30g
- 豆乳120ml
- クリームチーズ50g
- コンソメ顆粒小さじ1/2
- マヨネーズ大さじ2
- ゆで卵2個
- ブロッコリー100g
- ウインナー3〜4本
- 胡椒適量
<作り方>
- 耐熱ボウルにおからパウダーと豆乳を入れて混ぜる
- クリームチーズを食べやすい大きさにちぎり、コンソメをかける
- ふわっとラップをして1分レンジで加熱して混ぜる
- ブロッコリー、ウインナー、ゆで卵を食べやすい大きさに切る
- ブロッコリー、ウインナーを電子レンジで2分加熱する
(ブロッコリーは大さじ1程度の水をかけてから加熱する) - レンジで加熱したものにマヨネーズと胡椒を加えて混ぜる
- ブロッコリー、ウインナー、ゆで卵を加えて混ぜる
こちらのレシピは電子レンジで作れるお手軽なサラダです。
豆乳とおからパウダーでたくさん食物繊維とタンパク質が摂取できるので健康的ですね。
おからパウダー唐揚げ
<用意するもの>
- 鶏胸肉200g
- おからパウダー50g
- 揚げ油適量
- 酒大さじ1
- しょうゆ大さじ1
- 砂糖小さじ1
- すりおろし生姜小さじ1
- すりおろしニンニク小さじ1
<作り方>
- 鶏胸肉を一口大に切る
- ボウルに酒、しょうゆ、砂糖、すりおろし生姜、すりおろしニンニクを入れて混ぜ合わせる
- 鶏胸肉を入れて和えたら冷蔵庫で30分ほど漬けおく
- 鶏胸肉の汁気を切ったら、おからパウダーをまんべんなくまぶす
- 揚げ油を170℃に温め、鶏胸肉に火が通るまで揚げる
ダイエット中に揚げ物が食べたくなってしまうこともありますよね。
そんな時に罪悪感なく唐揚げを食べることができるレシピとなっています。
一工夫することで、好きなものを罪悪感なく食べることができるようになるので、おからパウダーはとても優秀な食品ですね。
まとめ

- おからパウダーは食物繊維やタンパク質が豊富でダイエット向きの食品である
- おからパウダーには痩せホルモンと言われるアディポネクチンが豊富に含まれている
- おからパウダーから5つのダイエット効果が得られる
- ヨーグルトと一緒に摂取すると天然の痩せ菌と言われる短鎖脂肪酸が増加する
- おからパウダーを食べすぎてしまうと便秘悪化などにつながってしまう可能性がある
- おからパウダーは食事に手軽に取り入れることができる
今回はおからパウダーの効果や、ヨーグルトと一緒に食べるメリットについてまとめてきました。
おからパウダーもヨーグルトも手軽に手に入る食品なので、すぐにでも始めることができそうですね!
おからパウダーはダイエットだけではなく、生活習慣病の予防などの健康的な生活にも良い影響を与えてくれます。
ダイエット中の方や健康的な生活をしたい方は、ぜひおからパウダーを食事に取り入れてみてください!
コメント