ぬか漬けと言えば昔から日本に伝わるお漬物ですよね。
きゅうりやにんじん、なすなどは定番ですが、ゆで卵やチーズなど野菜以外の食材をつけている人を動画で見て、真似したくなり思い切ってぬか床を購入しました!
ぬか漬けを作るのには欠かせないぬか床ですが、冷蔵庫に入れても腐ることがあるという話を聞いたことはありませんか?
ぬか床は冷蔵庫に入れてはいけないのか不安になり調べてみました!
ぬか床は毎日かき混ぜるなど、手入れをしないと腐ると大変なイメージをお持ちの方も多いと思います。
ぬか床を腐ることなく保存するにはどうすればよいのでしょうか。
この記事ではぬか床を冷蔵庫に入れるのは正しいのか、腐ることなくぬか床を保存する方法をご紹介します。
おうち時間が増えた今、お好きな食材でぬか漬け作りを楽しみましょう!
ぬか床は冷蔵庫に入れても腐る!その原因とは一体⁉︎
ぬか床を冷蔵庫に入れたら腐ってしまったというあなた!
あなたのぬか床はしっかり熟成し、乳酸発酵している状態で冷蔵庫に入れましたか?
ぬか床を冷蔵庫に入れて腐るのはぬか床が乳酸発酵していないことが原因と考えられます。
作ってすぐのぬか床は、発酵していないので、冷蔵庫に入れてしまうと余計発酵を遅らせる原因になります。
その結果、いつまで経っても美味しいぬか漬けが作れず、腐ってしまったと勘違いしてしまうことがあるのです。
作りたてのぬか床は2〜3週間冷暗所で常温保存して、乳酸菌を増やしましょう。
毎日欠かさずにかき混ぜてくださいね。
そもそも、ぬか床が腐るとはどういう状態なのでしょうか。
・明らかにぬか床とは違う強い匂いがする
・黒または赤色のカビが生えている
・虫がついている
上記のようになったぬか床は腐っていますので、新しいぬか床に変えましょう。
せっかく管理していたぬか床が腐ると悲しい気持ちになりますよね。
ぬか床を冷蔵庫に入れたら放置してもいいの⁉︎
ぬか床は冷蔵庫に入れると乳酸菌の発酵が穏やかになるので、毎日かき混ぜる必要がなくなります。
2〜3日程度なら放置しても大丈夫です。
最近よく見かけるジッパー付き袋に入ったぬか床キットなどは、冷蔵庫で2週間放置しても復活できると記載されているものもあります。
私も最近このタイプのぬか床を購入しました!
しかし、ぬか床は1週間に1回はお手入れとして、かき混ぜることが必要なようです。
ぬか床は冷蔵庫に入れても放置していいのは2〜3日ということを念頭に置いておきましょう!
ぬか床を冷蔵庫に入れたらカビが!それは本当にカビ?
ぬか床を冷蔵庫に入れっぱなしにしていたらカビが生えていた!
なんて経験はありませんか?

あーあ、やっちゃった。

もう捨てるしかないかぁ。
と思ったあなた!
ちょっと待ってください!
そのカビ、何色ですか?
ホワホワとした白い膜だった場合は混ぜてしまって大丈夫です!
その白い膜はぬか床の産膜酵母(さんまくこうぼ)が働いて、発酵していいぬか床になった証なのです。
冷蔵庫にぬか床を入れると温度が低下し、乳酸菌の活動も低下しますが、冷蔵庫の中でも発酵は進んでいます。
そのため、2、3日に1回はかき混ぜたいところですね。
いいカビの特徴
白くてホワホワした膜のようなもの
対処法はぬか床の上と下を入れ替えるようにかき混ぜます。
悪いカビの特徴
黒や緑、赤色など白以外の色がついたカビ
表面だけであれば該当部分を3cmほどごっそりとってぬかと塩を足しましょう。
全体的に生えている場合は新しいぬか床にかえましょう。
ぬか床にカビが生える原因と対処法
ぬか床にカビが生えた時の考えられる原因は以下の4つです。
②かき混ぜ不足
③塩分が少ない
④水分が多い
その原因と対処法を詳しくご紹介します。
①温度が高い
温度が高いとカビが生えやすくなります。
ぬか床の適温は20〜25度といわれています。
夏場は冷蔵庫に入れるか、20〜25度を保つことができる涼しい場所に保存してください。
②かき混ぜ不足
ぬか床をかき混ぜずに放置するとカビの原因になります。
乳酸菌は空気が苦手なため、乳酸菌はぬか床の下、または内側に多く発生します。
乳酸菌が多い部分は雑菌が発生しにくいのですが、乳酸菌が少ない表面にカビが生えやすくなってしまいます。
常温で保存している場合は毎日かき混ぜましょう。
冷蔵庫で保存している場合は最低でも1週間に1回はかき混ぜましょう。
③塩分が少ない
何度も野菜を漬けていると、だんだんぬか床の塩分が薄まってきます。
塩分が薄いと、乳酸菌だけでなく、他の菌の発生も活発になるのでカビの原因になりやすいです。
5回ほど漬けたら、小さじ1杯の塩を足して混ぜましょう。
その後は2〜3日何も漬けずにぬか床を休ませてあげましょう。
④水分が多い
大根や白菜などの水分が多い野菜を何度も漬けているとぬか床の水分が増えます。
水分が増えると、雑菌が繁殖しやすくなり、カビの原因になります。
水分はキッチンペーパーで拭き取りましょう。
ぬか床の硬さの目安はお味噌くらいです。
ぬか床は冷蔵庫に入れずに常温でも保存できるの⁉︎
ぬか床は冷蔵庫に入れずに、常温で保存することも可能です。
ぬか床の適温は20〜25度といわれています。
それ以上の温度になると、菌の働きが活発になりすぎてしまい、カビが生えやすくなります。
そのため、温度管理が難しい夏場などは冷蔵庫に入れることをおすすめします。
常温でぬか床を保存する場合は長時間放置するとカビが生えてしまいますので毎日のかき混ぜが必要です。
なので、私のようなめんどくさがりには常温保存は向かないので、あらかじめ発酵されたぬか床を買って冷蔵庫に保存しています。
ぬか床を1から手作りしている、もしくは作ろうと考えているあなたは常温に置いてぬか床が発酵するのを待ってから冷蔵庫に入れてください。
その場合2〜3週間は常温で保存し、毎日かき混ぜる必要があるでしょう。
漬けたぬか漬けはどのくらいで食べればいいの?
ぬか床も丁寧に、育てて、美味しいぬか漬けができるようになったあなた。
できたぬか漬けはいつまでに食べ切らなければならないの?
と疑問に思っているのではないでしょうか。
漬けたぬか漬けは冷蔵庫に入れて、2〜3日を目安に食べ切りましょう。
そんなにたくさん食べきれない!少しずつ食べたい!
というあなたは、ぬか床に漬けっぱなしにしていても問題はありません。
その代わり、漬けている時間が長いほど塩分や酸味が強くなりますのでその点はご自身での管理が必要ですね。
ぬか漬けにするおすすめ食材
ぬか漬けにすると美味しいおすすめ食材もあわせてご紹介します。
定番野菜
なす
にんじん
大根
かぶ
白菜
キャベツ
意外な野菜
長芋
パプリカ
ミニトマト
ズッキーニ
アスパラガス
アボカド
セロリ
おすすめ食材
こんにゃく
豆腐
チョコレート
ぬか漬けにチョコレート⁉︎と思ったあなた!
これが意外といけるんです!
チョコレートの甘さとぬかの塩気がマッチして、塩チョコのような感覚になります。
おすすめはビターチョコレートです。
ぜひ一度試してみてください。
まとめ
- ぬか床は発酵していない状態で冷蔵庫に入れてはいけない
- ぬか床は腐ると、刺激臭、黒や赤カビが発生、虫が発生する
- ぬか床を冷蔵庫で保存すると毎日のかき混ぜは不要
- ぬか床にできる白いホワホワした膜は産膜酵母(さんまくこうぼ)といってカビではない
- 温度が高い、かき混ぜ不足、塩分不足、水分が多いとぬか床にカビが生える原因になりやすい
- ぬか床は常温でも保存できるが、手入れが大変
- 漬けたぬか漬けはなるべく早く食べる
ぬか床は冷蔵庫で保存する方がお手入れも簡単だとお分かりいただけたと思います。
十分に発酵しているぬか床であれば、冷蔵保存で滅多に腐ることはないでしょう。
私は初めてのぬか床できゅうりを漬けたのですが、使ったきゅうりの太さが均一ではなかったので、漬かり方もバラバラで見事に失敗で終わりました。
ぬか床は、野菜を漬けていくうちに味が馴染んで美味しくなるといわれています。
私も早く美味しいぬか漬けが食べたいので、冷蔵庫にぬか床を入れて、腐らせないように管理したいと思います!
せっかく可愛がったぬか床が腐るなんて、考えただけでも悲しい気持ちになりますし、また新しいぬか床を買うのも面倒ですしね。
ぜひ、あなたも腐ることなくぬか床を管理して、美味しいぬか漬けを作ってみて下さい♪
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