卵焼きやオムライスを作ろうとした時、フライパンに卵がくっつっくので、きれいな形にならず失敗した…という経験はありませんか?
フライパンに卵がくっつくと、料理によっては、また一からやり直さないとダメなものもあり、失敗すると本当に悲しいですよね。
フライパンに卵がくっつくのは、フライパンの温度が低いことが原因です。
そして、フライパンに卵がつかないようにするには、フライパンの温度を高くすることと、油を上手く使うことがポイントなのです!
この記事では、フライパンに卵がくっつかないように、きれいな玉子焼きを作るポイントを詳しく解説します。
フライパンに卵がくっつく原因と、フライパンに卵がつかない方法を知っていれば、今日からあなたも卵料理で失敗知らず!
ぜひ試してみてくださいね!
フライパンに卵がくっつくのはなぜ?その原因とは?

フライパンに卵がくっつくのは、フライパンの表面の温度が低いことが原因です。
具体的にいうと、フライパンの温度が80度以下だと、フライパンに卵がくっつきやすくなります。
フライパンのような金属の表面には、「吸着水」という水分があります。
この吸着水と、食品の水溶性のタンパク質が結合する温度が80度。
この80度を下回ると、吸着水と食品のタンパク質が混ざりあったまま加熱され、フライパンに食品がくっつくという現象が起こります。
そういえば、私も、朝、お弁当に卵焼きを入れようと、急いで作っている時に限って、フライパンに卵がくっつく事が多く、上手く巻けなかったような気がします。
急ぎ過ぎて、フライパンの温度が上がりきる前に卵を投入してしまっていたのですね!
フライパンに卵がつかない方法!温度と油がポイント!

フライパンに卵がくっつかないようにするポイントは「温度」と「油」にあります。
そして、フライパンの温度を下げないように気をつけて調理すると、フライパンに卵がつかずに調理をすることができます!
フライパンに卵がつかないようにするポイントをみていきましょう。
フライパンを高温に熱する
卵を入れる前に、フライパンをしっかり熱しましょう。
80度以上の高温になってから卵を入れると、フライパンに卵がつかなくなります。
80度以上、といっても毎回温度計で測ることも出来ないし、分かりにくいですよね。
そんな時は、熱したフライパンに水を数滴垂らしてみましょう。
フライパンに水を垂らして、「ブクブクジュー」と音がしているうちはまだまだです。
フライパンに垂らした水が、小さい水の玉になってコロコロと転がるようになればOK!
油を入れて、卵を割り入れてください。
しっかりと高温にしてから卵を投入することで、フライパンに卵がつかなくなりますよ!
卵は常温に戻しておく
卵は、料理をする前に冷蔵庫から出しておき、常温に戻しておきましょう。
冷蔵庫から出してすぐの卵を使うと、冷たい卵のせいで、せっかく温めたフライパンの表面温度も下がってしまいます。
油を上手に使う
油は食品をコーティングして、フライパンにくっつきにくくする働きがあるので、油は少し多めに引くといいですよ。
フライパンに卵がつかないようにするには、フライパンにしっかりと油をなじませることもポイントです。
卵と油の相性はとてもいいので、多めの油にすることでくっつきにくくもなりますし、卵料理がおいしくもなるのです!
今まで、フライパンに卵がくっつきやすかった人は、カロリーなどが気になって、油の量が少し少なかったのかもしれませんね。
ただ、温度が低いまま油と卵を入れると、コーティングする前に、卵と油が混ざり合ってしまい、それこそ高カロリーになってしまうので、フライパンの温度には十分気をつけましょう!
使い込んだフライパンは特に、フライパン表面のコーティングもとれてしまっているので、フライパンに卵をつかないようにするには、油が少し多めくらいの方がいいかもしれません。
どうしてもくっつく時はテフロン加工のフライパン
今お使いのフライパンでどうしても卵がくっついてしまう場合は、テフロン加工のフライパンを買って試してみるのが、一番早いかもしれません!
テフロン加工などの、「くっつかない」を売りにしているフライパンは、金属面と食品が直接触れ合わないよう、コーティングが施されています。
おろしてすぐの場合は、油をひかなくても食品がくっつかないので本当に感動的です。
しかし、テフロン加工のフライパンも、何度も使っているとコーティングは剥がれてきてしまい、普通のフライパンと同じように食品はくっつきやすくなります。
その場合は、上記の卵がつかない方法をぜひ試してみてくださいね。
フライパンに卵の焦げ付きが出来た時の取り方

もしもうっかり、フライパンに卵がくっついて焦げ付きができてしまった場合、なかなか落とすのも大変ですよね。
でも、フライパンを火から下ろす前に、ひと手間加えることで、卵の焦げ付きが楽に落とせるのです!
その方法とは、火を止める前にコップ一杯の熱湯をフライパンに注ぐだけ!
お湯が、焦げ付いた卵とフライパンの間に入り込み、落ちやすくしてくれます。
30秒程火にかけて、あとは木ベラや柄付きのスポンジなどで軽くこするだけで、フライパンについた卵の焦げ付きを簡単に落としてくれます!
そんなに力いっぱいフライパンを擦らなくても卵の焦げ付きが落とせるので、フライパンの表面に傷をつけません。
特にテフロン加工のフライパンを使う時におすすめです!
フライパンで卵焼きを作る時のコツ!ゴムベラが◎‼

卵料理には色々なバリエーションがありますが、きれいに作りたい定番は卵焼きではないでしょうか?
卵焼き機がなくても、フライパンできれいに卵焼きを作るコツをご紹介します!
①卵は冷蔵庫から出して、常温に戻しておく
②たまごを器に割り、白身のドロドロが切れるくらいよく混ぜる
③お好みの味付けをして混ぜる(我が家は塩オンリーが定番)
④フライパンを高温で熱する(卵液をつけた箸をフライパンにつけてすぐ固まる程度)
⑤油を少し多めにひく
⑥うっすらと煙が立ってきたら、フライパンに卵液の1/2を入れ広げる
⑦表面全体が半熟になったら、ゴムベラで卵の周りを一周して、両端を折る
⑧奥から手前へくるくると巻き、また奥側へ寄せる(箸よりゴムベラを使うのが◎)
⑨手前に薄く油を引き、残りの1/2の卵を入れて、⑥〜⑧の手順を繰り返す
⑩形を整えて、お皿に移し、粗熱がとれたら切る
フライパンで卵焼きを作るコツは、フライパンを高温にすること、油を多めに使うこと(途中もう一度塗る)、箸よりゴムベラを使って巻いていくことです!
熱いうちに切ると、まだ卵焼きが柔らかいため、形が崩れやすいです。
粗熱をとってから切るようにしましょう!
このポイントに気をつけると、フライパンでもきれいな卵焼きが出来ますよ。
フライパンで卵焼きを作るコツをつかめば、オムライスやオムレツでも応用できますね♪
まとめ

- フライパンに卵がくっつくのは、フライパンの温度が低いことが原因
- フライパンを高温にしてから卵を入れるとくっつくのを防げる
- 使い込んだフライパンを使う場合は油を少し多めに使うと良い
- 手持ちのフライパンで上手くいかない場合は、テフロン加工のフライパンもお勧め
- フライパン卵が焦げ付いてしまった時は、火から下ろす前にフライパンに熱湯を入れる
- フライパンで卵焼きを上手に焼くポイントは、フライパンを高温にする・油多め・ゴムベラ使用
卵は、料理のバリエージョンも豊富で、栄養価も高く使いやすい食品です。
我が家も、毎日の食事や、お弁当のおかずなど、使わない日はないくらいです。
フライパンに卵がくっつく原因と、くっつかない方法を知っていれば、毎回卵料理で失敗知らず!
家族もあなたも笑顔で過ごせますよ!
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