へちまたわしとは、その名の通りへちまで作られたたわしのようなものです。
へちまの実から皮や種を取り除き乾燥させ、たわしのような形状にします。
昔から使われており、日本人にとっては馴染みの深いものです。
しかし、化学繊維などで作られたたわしにとって代わり、あまり見かけなくなってしまいましたね。
なんだか、ゴツゴツしていて、使いにくそうと思っていました。
ところが近年、へちまたわしの環境にやさしい点やオーガニックで身体にも良い点が脚光を浴び、再びへちまたわしを使う人が増えています。
どんな使い方をするの?本当に便利なの?と思いますよね。
実はへちまたわしは様々な使い方ができる万能アイテムで、簡単に作ることもできます!!
目からウロコの使い方やおすすめのへちまたわし、そして作り方をご紹介します!
へちまたわしのさまざまな使い方や効果

へちまでできたたわしの繊維には、抗菌性、吸湿性、防虫効果があります。
また、乾いた状態だと固いのですが、水を含ませると柔らかくなるという性質も持っています。
乾いたゴツゴツしたイメージでしたが、へちまたわしは水に含ませることで柔らかくなるのですね!
このさまざまな効果を持つへちまたわしですが、いったいどんな使い方ができるのでしょうか?
さっそくご紹介していきます!
ボディスポンジとして
へちまたわしは体を洗うスポンジとしての使い方ができます。
しかし、ただのボディスポンジではありません。
へちまたわしにはボディスクラブと同様の効果があるのです!!
へちまの細かい繊維が身体の垢や古い角質を取り除いてくれるため、水を含ませたへちまたわしで優しくこするだけでつるつるすべすべな美肌が手に入ります。
私はかかとの荒れに長年悩まされてきました。
ホテルにあるアメニティのスリッパが足の裏にくっついてきてしまうほどガサガサだったのです…。
そんな私でもへちまたわしで優しくこすってみたら、ザラザラしていて硬かったかかとが柔らかくなってびっくり!!
これからのさらなる効果にも期待できますね。
ただ、へちまたわしは乾燥させた状態だととても固く、肌を傷つけてしまう恐れがあります。
使う時には、水に浸してしっかり揉みほぐして柔らかくしてから使いましょう。
食器洗い用スポンジとして
へちまたわしは、食器洗い用スポンジとしても使えます。
買ったばかりなのにもうへたっている…たくさん洗剤を使ったのに全然泡立たない…
へちまたわしを使うことで、こんな悩みを解決してくれます!
へちまたわしにはスキマが多く、とても泡立ちがよいという特徴があります。
また、へちまの天然繊維による働きで、少量の油だったら洗剤を使わなくても洗い流すことができ、お鍋の焦げにもゴシゴシとたわしのように使って洗うこともできます。
落ちにくい場合にはお湯を使うことで、すっきり汚れを落とせます。
また、へちまたわしは吸湿性、抗菌性が高いため、通常のスポンジよりも長持ちします。
なんと3年ほど同じたわしを使い続けている人もいるようです!
環境にも優しくて良いところ尽くしですね。
シンク洗いとして
食器洗い用スポンジとして使った後は、シンク洗い用のスポンジとしての使い方がオススメです。
へちまのこまかな繊維が汚れを絡めとり、シンクのぬめりや赤カビを綺麗に落としてくれます。
シンク以外にも、お風呂や洗面台など水回りのお掃除にもオススメです!
へちまたわしは環境にもいい効果が!エコな魅力を紹介!

あなたは、食器を洗う時やお風呂の掃除などにスポンジを使っていますか?
スポンジを使うといつの間にかすり減ってしまい、ボロボロになりますよね。
そのボロボロになったスポンジの細かい端くれは、海に流れていってしまいます。
スポンジのほとんどはプラステックでできていますので、プラスチックごみを海に垂れ流すことに…。
へちまたわしは100%天然素材なので環境にやさしく、海外でも使われれうようになっています。
へちまたわしのどのような点が、環境にも効果的なのでしょうか。
洗剤なしで使える
へちまたわしの天然繊維の働きで、多少の油汚れは洗剤なしで落とすことができます。
お湯を使えばすっきり汚れを落とすことができますよ。
私は洗剤で肌が荒れがちで、食器洗いをする時は手袋をしていましたが、へちまたわしを使う時は手袋なしで大丈夫です!
どうしても油汚れが気になる時は洗剤をつけますが、少量でも泡立ちがよく汚れも良く落ちます。
丈夫で長持ち
スポンジより丈夫でへたりにくく長持ちし、通気性や防カビ効果に優れています。
熱にも強く煮沸消毒ができるので、衛生面が気になる時はお湯を沸かして、2~3分グツグツと煮ましょう。
汚れが浮き出てきますので、あとは水ですすいで干すだけです。
私は、へちまたわしがヘタってボロボロになったら小さく切って、細かい部分の汚れを落とすのに使っています。
最後の最後まで使い倒して、へちまたわしには大変お世話になっています(笑)
へちまたわしで体を洗って目指せ!すべすべボディー!!

へちまたわしは見た目ゴツゴツしていて、体を洗うのにはちょっと…と抵抗がありました。
見るからに痛そう…ですよね。
強くゴシゴシとこすってしまうとさすがに痛いですが、優しく上手に洗えばお肌がつるつるになりますよ♪
へちまたわしで体を洗うメリット
見た目はゴツゴツして痛そうなへちまたわしですが、お湯を吸うとやわらかくなって馴染みます。
適度な刺激なので、体の垢や古い角質を取り除くことができ、優しく洗うとお肌がつるつるすべすべになります。
足のかかとに使うと、びっくりするほどつるつるになりますよ♪
マッサージ効果もあるので、ほんとに気持ちいいです。
くれぐれも、力を入れすぎにように、やさしくやさしく洗ってくださいね。
へちまたわしのお手入れも忘れずに
体を洗うへちまたわしなので、清潔に保ちたいですよね。
へちまたわしは、雑菌がわきやすく気が付くと菌の温床に…なんてことも。
もし、へちまたわしが臭ったり、カビが生えたりしたときは使うのを止めて捨ててしまいましょう。
そして、菌が繁殖しないように、こまめに洗うことが重要です。
漂白剤と水を1:9の割合で混ぜた液に10分ほど浸した後、よくすすいで乾燥させて、菌の温床とならないようにお手入れしましょう。
へちまたわしはどこで販売している?オススメもご紹介!

へちまたわしは、ホームセンターやインターネット、また最近では100均などさまざまなところで販売されています。
また、スポンジにもへちまの形をしたものから平らに成型されているものまで、さまざまな形・種類があります。
どうやって使うかの用途に合わせて形を選ぶのもいいですね。
それでは、販売されているおすすめのへちまたわしをご紹介します。
国産 天然へちまたわし

こちらのへちまたわしは富山県で作られたもので、安心の無農薬栽培のへちまを使用しています。
ボディスポンジや食器用スポンジなどあらゆる用途に使用できます。
速乾性、抗菌作用に優れているため、とても衛生的です!
へちまスポンジ

平らに成型されたタイプのへちまたわしです。
食器洗いやおうちの掃除で使うのに適しています。
平らになっているので使いやすく、また少ない洗剤の量ですっきりと洗うことができます。
使い終わった後も堆肥として再利用できますので環境にやさしいたわしです!
成形されていて手になじんで使いやすそうですね!!
へちまたわしの作り方は?家でも簡単に作れます!

へちまたわしを作るなんて難しそう…。作り方が分からない…。
そう思ってはいませんか?
実は、へちまたわしはへちまさえあれば自分で簡単に作ることができますよ。
へちまたわしの簡単な作り方をご紹介します。
超簡単!へちまたわしの作り方
- 自分の好きな大きさにへちまをカットします。
- 鍋いっぱいのお湯を沸かし、へちまを入れて30分程度茹でます。
※茹でていると浮かんでくるので、菜箸で押さえるか、蓋をして蒸すようにしましょう。 - へちまの皮が黄色っぽく柔らかくなったらお湯からあげます。
- へちまの皮を剥きます。
- 中の種を菜箸でつついて取り除きます。
- 外に干して完全に乾燥するまで天日干しにします。
ポイント
- たわしにするへちまは水分量が少なく、硬いものを選びましょう。
- 中の種を取り除いた後、台所用漂白剤で数時間つけ置きすると市販のたわしのように白くなります。
へちまたわしを作るのは一見難しそうですが、一度作り方を覚えてしまうと意外と簡単に作れるのでオススメです!
まとめ

- へちまたわしはボディスポンジや食器洗い用、シンク洗い用と様々な使い方ができる。
- へちまたわしはホームセンターや100均、インターネットなどで簡単に手に入る。
- へちまたわしは自宅で簡単に作れる!
へちまたわしは、プラスチックの削減もできる環境にやさしい品物として注目を集めています。
また、様々な使い方ができるので、とても便利です。
身近なところでも売っていますので、使うのを躊躇している方もぜひ試してみてください。
そして、たわし作りにも挑戦して、使い方に合わせた自分だけのへちまたわしを作っちゃいましょう!
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