オキシクリーンも重曹も家中のお掃除に使えますよね。
我が家でもオキシクリーンはシミの漂白に、重曹は鍋の焦げ落としにとお世話になっています。
ある日ふと、重曹がオキシクリーンの代用に使えたらコスパもいいのでは?と思い、オキシクリーンの代用に重曹が使えるのかを調べてみました。
その結果、オキシクリーンと重曹は洗浄力が違うため、代用するのではなく使い分けをした方がいい、ということが分かりました!
それぞれに特徴があり、使う場所や汚れの種類によってオキシクリーンが活躍する場所、重曹が活躍する場所とがあるということなのです。
この記事では、オキシクリーンと重曹の成分の違いから、それぞれの効果的な使い方をご紹介します!
うまく使い分けをすれば、ガンコな汚れもきれいになり、楽しくお掃除ができるようになりますよ♪
オキシクリーンと重曹の成分や特徴について

オキシクリーンと重曹の違いを表にまとめてみました。
オキシクリーン | 重曹 | |
成分 | 過炭酸ナトリウム炭酸ナトリウム | 炭酸水素ナトリウム |
ph | 弱アルカリ性~強アルカリ性ph11~12 | 弱アルカリ性ph8.2 |
特徴 | 酸素系漂白剤40~50度のお湯で漂白効果浸け置きすることで汚れを分解 | ペースト使用しやすい研磨剤として食品にもつかわれる(ベーキングパウダー)環境や人体にやさしい |
洗浄力 | 重曹より強い | オキシクリーンより弱い |
オキシクリーンも重曹もナトリウムが主体の同じような成分ですが、洗浄力はオキシクリーンの方が強いです。
製品の裏面に書いてある使用用途はほぼ同じだったので、成分も特徴も似ているかと思っていましたが、違っていました。
オキシクリーンと重曹はどちらもアルカリ性ですが、成分やphに違いがあります。
そのため、汚れに対する得意分野がそれぞれにある、ということなのです。
オキシクリーンと重曹それぞれの得意分野と共通点とは

次はそれぞれの得意分野と共通点を見てみましょう。
オキシクリーンの得意分野
- 適温で使用することで殺菌、漂白効果がある
- 洗濯槽や排水溝の掃除
- 油、皮脂汚れを分解
- 垢、食べ物のシミ、血液などのタンパク質を分解
オキシクリーンは浸け置き洗いが得意です。
いわゆるオキシ漬けですね。
オキシクリーンが最も効果を発揮する40℃から60℃のお湯にオキシクリーンを溶かして、6時間ほど浸け置きすると驚くほど汚れが落ちます。
浴槽にお湯を張ってオキシクリーンを溶かし、その中に洗面器や風呂イス、風呂フタなどを入れて漬け置きすると皮脂汚れやカビもきれいに!
また、色物の衣類に染み付いた食べこぼしなどのシミも、浸け置きで漂白することができます。
重曹の得意分野
- 水に溶けにくいため研磨剤として使える
- ペースト状で使えるのでこすり洗い向き
- 掃除以外にも食品添加物として(食品用)
- 脱臭効果
重曹は水に溶けにくい特性を生かし、ペースト状にして研磨剤として使用するこすり洗いが得意です。
重曹に水を混ぜ合わせてペースト状にしてキッチンの油汚れや焦げ付きを落としたり、重曹水を吹きかけて手垢を落としたりするのに効果を発揮!
また生ごみなどの臭いを吸着する脱臭効果もあります。
重曹は口に入っても安心安全な自然素材なので、キッチンで使うにはもってこいですね!
オキシクリーンと重曹の共通点
オキシクリーンと重曹の共通点はどちらも「アルカリ性」で、洗える場所や汚れの種類はほとんど同じ。
アルカリ性の特性として、タンパク質に強く汚れを変化させ分解し、汚れを落とす手伝いをしてくれます。
ですので、衣類のシミや鍋の焦げ付き、コンロ周りの油汚れなど酸性の汚れに強いです。
ただ、洗浄力はオキシクリーンの方が高いので、より頑固な汚れはオキシクリーンで浸け置き洗いをすると効率的に汚れが落とせますよ。
オキシクリーンの代用になる洗剤は?
オキシクリーンは「酸素系漂白剤」ですから、過炭酸ナトリウムが主成分であれば代用可能です。
- シャボン玉石鹸 酸素系漂白剤
- 花王 ワイドハイターEX粉末タイプ
- arau. アラウ 酸素系漂白剤 800g 無添加 天然ハーブの香り
これらの商品はドラッグストアやホームセンターで購入できるので「酸素系漂白剤」で探してみるのもいいかもしれません。
オキシクリーンも重曹もアルカリ性!使えないものがある!

オキシクリーンも重曹も「アルカリ性」の性質をもちます。
浸け置きするだけで驚くほどの洗浄力を発揮したり、ガンコな油汚れの強い味方ですが、落としにくく苦手とする汚れもあります。
オキシクリーンと重曹の弱点
アルカリの力で汚れを分解するのですが、同じアルカリ性の汚れを落とすのは苦手です。
アルカリ性の汚れは
- 水垢
- 石鹸カス
- カルキ
- アンモニア
などです。
これらのアルカリ性の汚れは、クエン酸など酸性の洗剤を使うと落とせますよ。
オキシクリーンと重曹を使ってはいけないもの
アルカリ剤はアルミにはつかえません。
アルミ鍋などのアルミ製品をアルカリにさらすと、アルミニウムとアルカリが反応し、腐食してしまいます。
アルミ鍋の焦げを落としたくて重曹で煮たら、鍋が真っ黒になってしまったのはアルカリと反応していたからなのですね!
幸いにも穴が開くことはありませんでしたが、うっかりアルミ鍋を煮洗いすると大変なことになるので気を付けましょう!
また、
- ウール素材
- 革製品
- 金属
なども成分が反応してしまう素材なので使えません。
まとめ

- オキシクリーンと重曹では成分が違う
- 洗浄力=オキシクリーン>重曹
- オキシクリーンは浸け置き洗いが得意で、重曹はこすり洗いが得意
- オキシクリーンも重曹もアルカリ性でたんぱく質汚れに強い
- オキシクリーンの代用を探すなら、「過炭酸ナトリウム」が主成分の「酸素系漂白剤」
オキシクリーンと重曹は似ているけれど代用には向かないようですね。
「オキシクリーン切らしちゃった」と困ったときは、ドラッグストアやホームセンターで「酸素系漂白剤」を探すといいですね。
オキシクリーンと重曹のそれぞれを特徴を生かして、家中ピカピカにしちゃいましょう!
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