製氷機掃除はクエン酸や重曹で簡単にできる!!お酢を使ったお手入れ方法もご紹介!

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生活

大量に麦茶を作って、冷蔵庫に入れたばかりの時。

お母さん麦茶冷えてない!

氷入れて飲んで!!

我が家でよく見られる光景です。

でも、ちょっと待って!その氷、大丈夫?製氷機は掃除してる?

実は、冷蔵庫内の製氷機は、カビや雑菌に侵されています。

「そんなはずないじゃん。冷蔵庫の中だよ?」と思った、そこのあなた。

そうですよね。よく分かります。私もそう思っていましたから。

しかし、冷蔵庫の中でも多くの雑菌やカビが増えてしまうので、製氷機はお掃除が必要なのです。

今回は、そんなカビや雑菌を退治する、重曹やクエン酸を使った製氷機の掃除方法を二つ、ご紹介していきます。

重曹やクエン酸が手元にないときの方法も、最後に書いていますので、参考にしてみてくださいね。

製氷機掃除はクエン酸と重曹で!食中毒をやっつけろ!

冷蔵庫内にひそむ雑菌やカビの正体は?

一般家庭の冷蔵庫内の温度は、およそ3~6℃に保たれています。

カビは気温が20~35℃の時に活発に活動し増え続けますが、実はなんと0℃でも十分に生育可能なんです。

思い出してみてください。

ご実家やおばあちゃんちの冷蔵庫の扉下、庫内のすみっこ。

黒い汚れありましたよね。

あれ、黒カビなんです。

カビが作り出すカビ毒は、食中毒の原因になったり、長期間摂取を続けると、発がんのリスクもあります。

また、同じく食中毒を引き起こすサルモネラ菌やカンピロバクターなどは、10℃以下の環境でも、ゆっくり繁殖を続けます。

腸管出血性大腸菌O157やノロウィルスなどは、少ない量でも深刻な中毒症状をひきおこしてしまいます。

製氷機の掃除にクエン酸や重曹がオススメな理由

冷蔵庫内の掃除は、キッチンハイターなどの塩素系洗剤や消毒用エタノールを使ってする拭き掃除が一般的です。

実際、こういった方法は、カビ取りや除菌、消臭にかなりの効果を発揮します。

では、製氷機の掃除に関しては、どうでしょうか?

製氷機には、冷蔵庫本体から取り外せない部分や、細かいパーツがあり、拭き掃除しにくいですよね。

それに、製氷機はそのまま口にする氷を作るところ。

口にするものが直接触れる所の掃除には、できるだけ、安全で安心なものを使いたいです。

そこで重曹とクエン酸によるナチュラルクリーニングがおすすめなのです!

ナチュラルクリーニングとは、自然由来の素材や食用可能な成分を使ってする、安心で安全な掃除方法.

重曹には消臭効果が、そしてクエン酸には除菌効果があり、水垢汚れにかなりの効果を発揮します。

そしてまた、重曹、クエン酸ともに、安心安全な食用のものが市販されています。

ドラッグストアなどで簡単に手に入れることができ、お値段も手頃ですよ。

お掃除の方法はつけおき洗いと、内部洗浄のダブル洗いがおすすめ。

少々時間はかかりますが、手間はかかりません。

ダブル洗いということでお掃除方法は二つありますが、時間のあるときにどちらか一方で、十分きれいになりますよ。

これからその方法を、ひとつずつご紹介しますね。

製氷機の給水タンク掃除は重曹とクエン酸で

まず初めに取り掛かるのは、貯水タンクのお掃除です。

貯水タンクのつけおき洗いの手順

1.分解
貯水タンクの各パーツを、分解できるものは分解します。

分解した後は組み立て直さないといけないので、分解前の写真を撮っておくと組み立てる時に楽ですよ。

「このパーツの入り具合、なんだかしっくりこない」を防ぐことができますね。

2.中性洗剤で優しく洗う
貯水タンク本体や上蓋などの大きめパーツは、中性洗剤で優しく洗い、しっかり流しましょう

3.重曹を溶かし入れる
フィルター以外の小さなパーツは、貯水タンクに入れ、そこに重曹(大さじ2)を水に溶かした重症水を入れます。

重曹水は、パーツがしっかり浸かるくらいの量にしてくださいね。

4.クエン酸を溶かし入れる
10~15分放置した後、クエン酸(大さじ1)をふり入れます

シュワシュワと泡が出てきます。

これは重曹とクエン酸が化学反応を起こしている証拠。

このシュワシュワが汚れを浮かせてくれるのですね。

5.水洗いする
1時間ほど放置したら、しっかり水洗いします

6.組み立てる

最後に分解したものを組み立てて完了です!

これならズボラな私でも、こまめに掃除できそうです。 

貯水タンク掃除の注意点

貯水タンクを洗うとき

貯水タンクを洗う際、スポンジは柔らかいものを使うようにしましょう。

堅めのスポンジや研磨部分で洗ってしまうと、貯水タンクに目に見えない小さなキズを付けてしまう恐れがあります。

そのキズが、カビの温床になることもあるので要注意です!!

メラミンスポンジも汚れはきれいに落ちますが、細かい傷をつけてしまうので避けましょう。

重曹水をつくるとき

重曹は、ボウルなど、別の容器で溶かしてから、貯水タンクに入れるようにしましょう。

重曹には研磨剤が入っていて、これもまた、貯水タンクを傷つける原因になってしまうからです。

フィルターはどうするの?

普段は、水道水でしっかり水洗いすれば、OKですが、フィルターは消耗品です。

3年に1回の買い換えをオススメします。

メーカーのHPやネットで、簡単に購入できますよ。

冷蔵庫の扉の裏に、型番の書かれたシールが貼ってあるので、しっかり確認してから、購入しましょう!

重曹とクエン酸は多い方がいい?

重曹やクエン酸はたくさん入れた方が、汚れが落ちるんじゃないの?

そんな気がしますよね。

そう思って、私も、重曹水の濃度を濃くしようと水に溶かす重曹の量を増やしてみました。

でも、そうすると溶けない。重曹の溶け残りが多く出てしまうんです。

重曹はもともと水に溶けにくい物質のようで、500mlの水に大さじ2くらいが溶けやすい限界のようでした。

じゃあ、クエン酸を増やしたら?

このつけおき洗いは、アルカリ性の重曹と酸性のクエン酸の中和反応によって、シュワシュワの泡(二酸化炭素)を作り、汚れを浮かせて取るというもの。

クエン酸の量を増やしてしまうと、先に溶かしていた重曹と完全に中和してしまい、水に洗浄効果が残らないという結果になってしまうのです。

重曹2:クエン酸1の割合であれば、中和反応が起こった後も洗浄効果は残っており、その後のつけおきにも効果を発揮するというわけです。

掃除の頻度は?

できれば週に1回。

少なくとも、月に1~2回がおすすめです。

製氷機全体の掃除にはクエン酸と食紅!内部もきれいに!

次にご紹介する方法は、先ほどの方法よりも、ずっと手間いらずですが、時間はかなりかかってしまいます。

長時間、氷がないなんて。家族からクレームが…

でも、大丈夫。

あらかじめ、多めに作っておいた氷を、タッパーなど別容器に入れて冷凍庫に入れておけば、何の問題もありません。

冷蔵庫の製氷室の扉には、『掃除中』の文字と、ストックした氷があることを書いたメモを貼っておきましょう。

さて、タンクから給水された水は、冷蔵庫内部のパイプを通って製氷トレイに注ぎ入れられ、氷になって貯氷ケースに落ちてきます。

次は、この冷蔵庫内部のパイプと製氷トレイのお掃除です。

冷蔵庫内部パーツや製氷トレイの掃除手順

1.食紅を溶かす
給水タンクに、水(300ml)クエン酸(大さじ1)食紅(水が色づく程度)を入れてよく溶かします

2.いつも通り製氷する
いつものように製氷しましょう

しばらくすると、貯氷ケースにかわいい色つき氷が落ちてきます。

3.水道水で製氷する
色つき氷が一度でも出てきたことを確認したら、給水タンクを取り出して水洗いした後、水道水を入れて、製氷します。

給水タンクはしっかり水洗いして、色水を洗い流してください。

4.色の付いていない氷が出てくるまで繰り返す
およそ3~5回の製氷で、無色の氷がでてきます。

5.きれいに拭く
貯氷ケースを空にして、きれいに拭けば、すべて終了です。

時間はかかりますが、こちらも手間はほとんどかかりません。

冷蔵庫内部パーツ掃除の注意点

給水タンクに色水を入れるとき

クエン酸が溶け残ることがありますが、軽く振り混ぜた後しばらく放置してみてください。

きれいに溶けきってくれますよ。

また食紅の色は、何色でも問題ありません。

最も見分けが付きやすいという理由で、赤がよく使われているようです。

氷が落ちる音がしたのに、氷に色が付いていない?

焦らなくても、大丈夫。

次か、遅くともその次には、色つき氷に出会えますよ。

貯氷ケースは、どうすればいいの?

ケースが取り外し可能なタイプのものであれば、取り外して中性洗剤で優しく洗った後、水分を完全に拭き取ります。

取り外しできないタイプであれば、消毒用エタノールを吹き付けたキッチンペーパーなどでしっかり拭けば大丈夫です。

時間はどのくらいかかる?

メーカーや冷蔵庫の設置されている環境にもよりますが、一回の製氷にかかる時間は最短で3時間ほど。

製氷を5回繰り返すとして、お掃除にかかる時間は少なくとも15時間。

かなり時間がかかりますね。

氷のストックは、多めに用意されることをおすすめします。

掃除の頻度は?

貯水タンクの掃除を週一回ほどこまめにしていれば、こちらは半年に1回で十分です。

製氷機掃除に重曹もクエン酸も食紅もない!お酢で代用!

せっかくやる気をだして、製氷機の掃除をしようと思ったのに、家にあるのは掃除用の重曹やクエン酸だった。

いや、そもそも重曹もクエン酸もない!食紅もない!

食紅なんて家庭ではあまり使いませんからね…。

そんなあなたにおすすめすなのは、ずばりお酢。

クエン酸のかわりにお酢を使って、製氷機の内部洗浄をしてしまいましょう。

使うお酢は、穀物酢や純米酢など、調味料の混ざっていないものにしてくださいね。

お酢を使って製氷機を掃除する方法

  1. 給水タンクに、水200ml、お酢100mlを入れて、製氷する
  2. 貯水タンクが空になったら、ニオイがしなくなるまでよく水洗いして、今度は水道水を満水ラインまで入れる
  3. 再度貯水タンクの水がなくなったら、貯氷ケースをきれいにして終了

注意点も、少しご説明します。

お酢を使って掃除する場合の注意点

水とお酢の割合は?

水とお酢の割合は、水2:酢1にしましょう。

水が多すぎると、洗浄効果が落ちますし、お酢が多すぎると、ニオイが残ってしまいます。

水道水で製氷するとき、貯水タンクが空っぽになるまでしないとダメ?

お酢の独特のニオイは、実際、なかなか取れてくれないんです。

もちろん、食用のものなので、ニオイの残る氷を食べても何も問題ありません。

でも、美味しくない。

せっかく製氷機の掃除をしたのに、酸っぱいニオイのする氷って、悲しくなってしまいますよね。

水道水で、何度も製氷して、しっかりとニオイを取るようにしましょう。

まとめ

  • 冷蔵庫の中でも、カビや雑菌は増えてしまいます。適切な方法でお掃除しましょう。
  • 製氷機の貯水タンクは、重曹とクエン酸のつけおき洗いで、お手軽に、こまめにキレイにしましょう。
  • 冷蔵庫の中の取り外せない部分は、半年に1回、クエン酸と食紅を使って、キレイにしましょう。
  • 食用の重曹やクエン酸が手元にない場合、穀物酢や純米酢での代用が可能です。

製氷機掃除、やった方がいいんだろうなとは思っていても、なんだか面倒くさそうで、なかなか一歩が踏み出せなかった方も、想像以上に手軽にできることが分かっていただけたかと思います。

製氷機がキレイになれば、当然、作られる氷は、安心安全な美味しい氷です。

お掃除した後の氷を、ぜひ飲み物やお料理に入れて、味わってみてください。

今までにない美味しさを感じていただけると思います。

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