暑い季節からあっという間に肌寒い季節ですね!そろそろ暖房器具の準備を始めなくては!
我が家では冬になるとこたつが大活躍です。
しかし、こたつはスペースを取ってしまうのがネック…。
ホットカーペットにして、部屋を広々使った方がいいのでは?でも、こたつのぬくぬく感も捨てがたい…。
そこで、ホットカーペットはこたつの代わりになるのか?調べてみました!
その結果、残念なことにホットカーペットはこたつの代わりにはなりません。
ホットカーペットとこたつでは、体の温まり方が違うので、代用できるとまではいかないのですね。
具体的にホットカーペットがこたつの代わりにならない理由や、電気代の違い、上手な併用の仕方など、ご紹介します!!
ホットカーペットはこたつの代わりにはなれない!

これからの季節、ホットカーペットもこたつも使う頻度は高くなると思います。
日本の冬といえばこたつ。
こたつは暖かくて身体全体が温まり、ついウトウト…というあなたも多いのではないでしょうか。
対してホットカーペットは床冷えから足を守り、場所を気にせずインテリアにもなり、素敵ですよね。
暖房器具は使う人の生活習慣や好みなどによって使っているものが違うかと思います。
ホットカーペットがこたつの代わりにならないのはなぜなのでしょうか。
ホットカーペットとこたつの違いから見ていきましょう。
こたつ
こたつは、熱源が入った骨組みや机の上に布団を被せて使います。
布団で熱源を覆うことによって、布団の中が保温され暖かくなります。
また熱源はほとんどが赤外線のため、身体の芯から温めてくれるので、こたつに入っているだけで全身が温まります。
こたつを使わなくなったあとは、布団は洗い、机はそのまま座卓として使用可能のため、出し入れの手間はあまり感じないと思います。
最近はソファーに合わせたり、食卓用などでも使用可能な少し高いサイズのこたつもあります。

ホットカーペット
カーペットの中に電熱線を通し、カーペット全体を暖めています。
カーペットと同じようにサイズ展開が豊富で、インテリアとしても使え、冬の床冷え、冷え性対策にも効果的です。
また、石油ストーブなどのように火を使っていないため、小さなお子さんやペットがいるご家庭でも安心して使うことができます。
我が家のペットは寒がりなので、外出中でも安心してつけっぱなしにしています。
こたつもホットカーペットも身体を温める暖房器具としては同じですね。
しかし、暖かさや使用方法、出し入れや収納方法も違うので、ホットカーペットはこたつの代わりにはなりません。
ホットカーペットをこたつの代わりに使うというより、あなたに合った用途やインテリアによって使い分けるといいのではないでしょうか。

ホットカーペットとこたつではどちらの電気代が安い?

暖房器具を使っていて、電気代の請求が来た時にびっくりしたことはありませんか?
家にいる時間が以前よりも長くなった今、こたつやホットカーペットを使用した際の電気代が気になると思います。
省エネや節約のためにも少しでも電気代を抑えたいですよね。
こたつの電気代
設定温度を「弱」にした場合、大体100W前後、「強」でも大体200〜300Wと程度になっています。
電気料金が1kWhあたり27円だとすると、100Wで1時間あたり約3円〜、200Wでも約5円〜になります。
これは暖房器具の中では圧倒的に安くなっています。
ホットカーペットの電気代
色々なサイズがありますが、一般的なサイズの畳2畳分、500Wで確認してみましょう。
電気料金が27円なので、1時間あたり13円〜になります。
ホットカーペットはサイズによって消費電力量が変わってくるので、大きくなればなるほど電気代はもちろん高くなります。

ホットカーペットとこたつを併用してもっと暖かく冬を過ごそう!

電気代を節約するためにも、ホットカーペットとこたつを併用をおすすめします!
こたつの電気代は、暖房器具の中では安い方ですよね。
しかしそのまま床で使うとフローリングや畳などから熱が逃げてしまいます。
そこで、熱を溜めやすく逃げにくいホットカーペットを下に敷くことにより、こたつで温めた熱を外へ逃しにくくし保温効果が上がります。
また、フローリングやこたつなどに傷が付きにくくなります。
併用して使用する際は、ホットカーペットの電源は入れずに使用しましょう!
ホットカーペットとこたつを使う上での注意点!

暖房器具を使っていると、暖かくて居心地がいいのでついそのままうとうとと寝てしまったり、寒いからといって設定温度を上げたりしていませんか?
このままでは火傷や脱水症状になる恐れがあるので注意しましょう!
低温火傷
体温より少し高めの心地良い温度で冷えた身体をゆっくりと温めてくれますが、高温ではない分安心して、つい同じ体勢で座っていたり、寝っ転がってしまうと思います。
時にはそのまま寝てしまうこともあると思いますが、長時間同じ場所に触れていると低温火傷をする恐れがあります。
起きていれば、暑くなったらこたつから出たり、体勢を変えるので火傷になりません。
しかし、寝てしまうと自然と長時間同じ体勢のままになってしまうため、低温火傷になる可能性が高くなります。
低温だからといって甘くみてはいけません。
通常の火傷より低温な分、火傷の範囲が広く、治りにくいため、跡が残ってしまうこともあります。
一般的には、
44度…3~4時間
46度…30分~1時間
50度…2~3分
で低温火傷になる恐れがあると言われています。
小さいお子さんやペットがいるご家庭や、疲れてつい寝てしまうというあなたは注意です!!
脱水症状
寒い冬は寝ている間も汗をかきます。
また、寝ている間に身体は体温を下げてリラックスさせ、副交感神経により良質な睡眠を取っています。
身体が温められた状態で寝てしまうと、大量の汗により、脱水症状や熱中症になってしまう恐れがあります。
また、体温が下がらないので交感神経によって興奮したままの状態で眠りにつくことになります。
そうすると良質な睡眠が取れず、疲れが取れないまま、翌朝身体が怠くなってしまいます。
長時間使用する際は、こまめに立ったり、水分補給をしながら体勢を変え、少しでも症状を軽くするためにも設定温度を弱のまま使用するようにしましょう。
まとめ

- こたつは机を布団で覆うことにより保温され、赤外線により身体の芯から温める。
- ホットカーペットは床冷えや冷え性など足から身体を温め、サイズ展開が豊富でインテリアとしても使える。
- 温め方に違いがあるため、ホットカーペットはこたつの代用にはならない。
- こたつの電気代は100Wで1時間あたり約3円〜、ホットカーペットは500Wで1時間あたり約13円〜となっている。
- こたつで温めた空気を逃がさないためにも、下にホットカーペットを敷くと、低温でも暖かさを感じ、保温効果持続する。
- こたつやホットカーペットで寝てしまうと、長時間同じ体制になっていることにより、低温火傷や体温が上がり脱水症状、熱中症になる可能性があるので注意が必要。
今までは何となくで使っていた暖房器具ですが、それぞれに身体への温め方に違いがあるため、自分の用途によって使う暖房器具を使い分けた方が良いですね。
また、節電や効率よく使うためにも、今回のホットカーペットとこたつのように、併用することにより、より一層暖房効果を感じれることもあります。
目的ごとの暖房器具を探して、単体で使うべきか、何かと一緒に使った方が良いのか、今から考えてこれから迎える冬を暖かくして過ごしましょう!

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