タオルに柔軟剤を使うと吸水力が落ちるってホント?ふんわり仕上げと長持ちのヒケツ

洗濯

あなたはタオルを使うとき、何が一番気になりますか?

肌ざわりの柔らかさ?

お気に入りの香り?

しっかり水分を吸い取ってくれること?

どれも素肌に触れるタオルにとって大切な要素ですよね。

タオルのコンディションを保つために柔軟剤を使う方はたくさんいると思います。

残念ですが、タオルに柔軟剤を使うと吸水力が落ちるのです。

柔軟剤を使うとふわっと柔らかく、お気に入りの香りがしっかりついています。

でも一番大切な吸水力が無くなるなんて…!

どうして吸水力が落ちるのか、どうすればタオルを心地よく使えるのか。

ちなみに私は吸水力を重視したい!

吸水力が落ちる理由や柔軟剤が無くても心地よく使える方法をしっかり調べてみました!

タオルに柔軟剤を使うと吸水しないしくみとは?

悩む女性

柔軟剤は含まれる成分の性質を利用して、色々な効果をもたらしてくれます。

肌触りの柔らかさや生地の乾きやすさ、香りなど、メリットがたくさん!

でも吸水力が落ちるという、タオルにとっては致命的なデメリットも。

どうしてそうなるのか、さっそく説明していきます☆

繊維を覆う成分が吸水のじゃまをする?

吸水しなくなるのは、タオルの繊維を柔軟剤に含まれる成分がコーティングしてしまうためです。

もう少し詳しく説明すると、タオルの繊維は表面にマイナスイオンを帯びていて、柔軟剤に含まれる界面活性剤はプラスイオンを帯びています。

水中でプラスイオンとマイナスイオンが引き合い、繊維の表面に界面活性剤の膜が薄く覆っていきます。

界面活性剤の被膜が繊維に水が浸み込むのを邪魔するため、吸水しないというしくみです。

濡れた髪をタオルドライしようとしても水分を吸収してくれないのには、こんな理由があったのですね。

ドライヤーの前にできるだけタオルで水分を取りたいのに、これでは髪を乾かす時間もかかるし、何より髪へのダメージが大きい!

髪のためにタオルドライはかかせないのに…。

やっぱりタオルにはしっかり吸水してほしいところですね!

吸水力を落とさない柔軟剤もある

もっとも、すべての柔軟剤が吸水しなくなるわけではありません。

柔軟剤の中にはふわふわの肌ざわりと吸水力を両立させたものもあります。

ただ、柔軟剤は肌ざわりの良さや香りを目的としたものが多いので、吸水力を優先するものは少数派です。

その中でお気に入りの香りを見つけると超ラッキー☆ですね!

タオルは柔軟剤を使わなくてもふわふわになる?

タオルをふわふわに仕上げるには柔軟剤を使う以外の方法もあります。

吸水力を保ったままふわふわにできる方法は意外とシンプル!

NG洗濯を避けることと干し方を工夫することで、ふわふわにすることができるのです。

タオルがふわふわしなくなる理由とは?

使いはじめはふわふわのだったのに、だんだんゴワゴワと硬くなることってありませんか?

タオルがふわふわしなくなるのは、パイルが倒れてしまっているからです。

その理由とは

  • 洗濯物の詰め込み過ぎで生地が傷む
  • 強力な合成洗剤の使用やすすぎが十分できていない
  • 屋外で長時間干すことでの紫外線の影響

このようなことに気をつけて適切な洗濯をすると、タオルの傷みを抑えることができます。

多めの水を使って洗濯する

汚れや洗剤のすすぎ残りがないように、できれば洗濯機の自動水量より多い水量で洗うようにしましょう。

水が多いと洗濯物がこすれあって傷むことも防げます。

クエン酸を使う

柔軟剤の代わりに、クエン酸水(クエン酸小さじ1、水50ml)を使うと驚きのふわふわに!

クエン酸は無臭なので、柔軟剤の強い香りが苦手な方にもいいですね!

念のため、洗濯機の取扱説明書等で安全を確認してから使ってください。

干し方を工夫する

タオルをふわふわにさせるには、洗濯方法や干し方を工夫してみましょう!

干す前にしっかり振る!

タオルを広げて持ち、10回ほど音がするくらい力強く振りましょう。

振ることでパイルがしっかり起き、タオルのふんわり感がよみがえります。

風通しの良い日陰で干す

お日様に当ててしっかり干すと早く乾くし、清潔な感じがしますよね。

でも夏の強い日差しで洗濯物を干すとごわごわになった経験はありませんか?

タオルをふわふわにさせたいのなら、陰干しがちょうどいいのです。

ただし、風通しが悪いと雑菌が繁殖し、いやな臭いの原因にも!

日陰で干す時は風通しは確保してくださいね!

コインランドリーの乾燥機を使う

タオルのふわふわ感が落ちてきたな、と感じたら、大型の乾燥機で乾かしてみてください!

家庭用の乾燥機ではなく、コインランドリーの乾燥機を使うのです。

大きなドラムの中でたっぷり空気を含みながら乾かすと、タオルのパイルがくっつかず立体的な状態で乾くので、ふんわりした触り心地になりますよ。

タオルに柔軟剤を使うのがよくないのはなぜ?

タオルに柔軟剤を使うのがよくない理由は吸水しないことだけではありません。

毎日の洗濯に柔軟剤を使う私にとっては少し怖い情報ですが、デメリットを知ることも大切!

ですので、ほかにもあるよくない理由をご紹介します。

汚れ落ちと手触りの問題

タオルを洗濯する度に柔軟剤を使うと、汚れ落ちが悪くなります。

柔軟剤に含まれる界面活性剤の膜が積み重なり、汚れや洗剤が落ちにくくタオルの傷みにもつながります。

タオルを清潔に使いたいから洗濯するのに、逆に汚れが落ちないなんて…!

タオルからいやな臭いがしたら要注意!

また、界面活性剤の膜が厚くなることでゴワゴワの手触りになることも。

柔軟剤を使っているのに手触りが悪くなったと感じたら、柔軟剤の使いすぎが原因かもしれませんね!

化学物質の刺激

タオルに柔軟剤を使うのがよくない理由として、身体へ悪い影響があると言われる点もあります。

洗剤や柔軟剤、芳香剤に含まれる化学物質に対して、頭痛や吐き気などの体調不良を感じる方が年々増えてきています。

化学物質過敏症ですね!

柔軟剤のデメリットを理解し、洗濯物の干し方や柔軟剤の使い方を工夫することでそのデメリットを避けることが大切です。

直接素肌に触れるタオルなので、過敏な反応が現れる方々だけではなく、赤ちゃんや子供も安心して使えるタオルであってほしいですね。

タオルに柔軟剤を使う場合のおすすめの方法

洗濯機と柔軟剤

タオルに柔軟剤を使うと吸水性が落ちるのは分かったし、身体や環境によくないのも理解できたけど、やっぱり少しは香りもふんわり感も欲しい。

でも吸水力は落としたくない!

そんなあなたにおすすめの方法をご紹介します。

柔軟剤を使っても吸水力を落とさず、優しく香らせるコツはこちらです。

柔軟剤の使用量を少なめにする

柔軟剤をメーカー規定量のまま使うと柔らかさや香りがしっかりキープされますが、吸水力はいまひとつ。

手ざわりと香り&吸水力の両方の望みを叶えるためには、使用量を減らすのが一番速くて簡単な方法です

柔軟剤を全く使わないよりもやさしい香りと手ざわりを残しつつ吸水力も残るので、手っ取り早いおすすめの方法です。

衣類とタオルを分けて洗濯する

直接肌に触れない衣類とタオルを分けて洗濯するという方法もおすすめです。

柔軟剤には肌触りや香り以外にも良い機能がいろいろあります。

洗濯ものが速く乾く、静電気を抑えて花粉が付きにくくなるなどは柔軟剤のとてもうれしい機能です!

例えば吸水力がそこまで必要のない衣類ってありますよね。

そこで、そこまで吸水が必要のない衣類の洗濯には柔軟剤を使い、タオルは柔軟剤を使わずに洗濯する。

そうすると衣類には柔軟剤の機能を活かせて、タオルは吸水力を落とさず洗濯することができます。

デメリットは洗濯物を分けて2回洗濯するという手間がかかること。

マメなタイプだと問題なし!

ここさえクリアできたら、衣類やタオルを快適に長く使うためには最適の方法と言えますね。

柔軟剤を使う回数を減らす

柔軟剤を使い続けて吸水力が落ちた場合、しばらく柔軟剤を使うのを控えてみましょう。

そしていつもより水の量を増やし、たっぷりの水で洗濯するのです。

タオルの繊維をコーティングしている成分を洗い流すことができるので、吸水力が復活しますよ!

手触りがゴワついてきたな、と感じたら少量の柔軟剤を使うというふうに、毎回の洗濯で使わず数回に一度のペースで使うようにしてみましょう。

まとめ

畳まれたタオル
  • タオルが柔軟剤を使うと吸水しないのは界面活性剤の膜で繊維がコーティングされるため。
  • 柔軟剤を使わなくても干し方を工夫すると、吸水力を保ったままふわふわにできる。
  • タオルを干す前にしっかり振ったり大型の乾燥機で乾かすと、パイルが起きてふわふわになる。
  • タオルに柔軟剤を使うと汚れが落ちにくくなったり、化学物質が肌に悪い影響をあたえたりすることがある。
  • 柔軟剤を使う量を減らしたり、使う回数を減らすとタオルの吸水力が落ちにくくなる。

毎日使うタオルは肌触りの良さを保ちながらも、しっかりと吸水してほしいですよね。

そして化学物質過敏症の方はもちろん、どんな人でも安全なタオルを使いたいはずです。

私は毎日当たり前のように全ての洗濯ものに柔軟剤を使っていました。

タオルの吸水の悪さは、柔軟剤の成分が蓄積していってるのかもしれません。

今回調べたことをさっそく試してみて、タオル本来の実力を復活させたいと思います!

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