最近の缶詰はたくさんの種類がありますよね。
- 鯖缶
- ツナ缶
- 焼き鳥
- しぐれ煮
- カレー
- コンビーフ
など、本当に様々な商品が発売されています。

晩酌で焼き鳥の缶詰を食べたいけど、冷たいのは嫌だなぁ
このように缶詰を温めたい場合、どうやって温めているでしょうか。
面倒くさいから直火で温めてしまっている方はいらっしゃいませんか?
しかし缶詰の温め方で、直火はおすすめできません。
「みんな直火で温めているから大丈夫でしょ」
「ちょっとだけだから」
という安易な考えは危険!!
高温によって身体に有害な物質が出てくる可能性もあります。
これを読めば缶詰の温め方がわかり、爆発や失敗の心配はなく美味しく温かい缶詰を食べられるようになりますよ。
缶詰の温め方で直火はNG!!正しい温め方も解説!!

缶詰を温める際に直火はおすすめできません。
では、なぜ缶詰を温める時に直火はNGなのでしょうか?
直火をおすすめしない理由や、直火の代替案についても解説していきます。
缶詰を温める際に直火がNGな理由
缶詰の温め方で、直火をおすすめできない理由は以下の4つ。
- 開封した時に缶が破裂してしまう危険性
- 缶詰の内側の樹脂コーティングが溶けて有害
- 蓋を溶接しているスズが溶けて有害
- 缶が高温になる危険性
缶詰は製造時にできるだけ空気を抜き、密閉されています。
しかし時間の経過とともに空気が入ることも多いもの。
そんな缶詰を直火で急激に温めると、どうなると思いますか?
なんと、空気が膨張して缶が破裂してしまう危険性が!!
また直火などの加熱・調理方法によっては、スズやコーティング素材が溶け出す危険性もあります。
様々な危険性があるので、缶詰の温め方で直火は選ばない方がいいですね。
代替案1 容器を移し替える
缶の直火はおすすめできませんとお話ししました。
代替案の1つ目は、「容器を移し替える方法」があります。
お皿や他のお鍋などに、缶詰の中身を移し替えて温めるということです。
これなら爆発や危険物質が溶け出す心配はありませんよ。
代替案2 鍋で湯煎する
代替案の2つ目は、「缶詰をお鍋などで湯煎する」こと。
未開封の缶詰を直火で温めるのはNGですが、未開封のまま湯煎するのはOKです。
実は缶詰の温め方で、湯煎するのが一番美味しく仕上がるのでおすすめ!
湯煎でゆっくり温めることで中まで均一に火が通ります。
しかも缶の中身がしっとりできあがりますよ。
さらに缶のまま食べれば洗い物が少なく済むのも嬉しいポイント。
しかし、湯煎した後は缶がとても熱くなっているので、取り出す際にはやけどに十分気をつけてくださいね。
缶詰の温め方で電子レンジの使用も要注意!!

電子レンジを使用して温めると簡単ですよね。
しかし缶詰の温め方で、電子レンジも安全上の理由からおすすめできません。
電子レンジでの温め方がおすすめできない理由
電子レンジで銀を温めると火花が出ます。
この記事を読んでいるあなたも、ヒヤッとした経験がありませんか?
缶詰も銀を使用しているものがほとんどなので、電子レンジで温めるのはNGということ。
もし火が出てしまった時に慌てて電子レンジの扉を開けると、大惨事になる可能性もあります。
電子レンジの故障の原因にもなるので、缶詰の温め方で電子レンジは選んではいけません。
中身だけを移し替えて温めるならOK
先述した通り、お皿などに移して中身だけを電子レンジで、という温め方ならOKです。
ソーセージなどの皮や膜がある食材、お肉などのかたまりは、電子レンジで一気に温めると破裂する可能性が。
それを防ぐため、食材に穴を開けたりほぐしたりしておいた方がいいでしょう。
また、カレーなどの水分が多い物は加熱ムラも多いもの。
温めながら何度か電子レンジの扉を開け、少しずつ混ぜながら温めるのが温めムラを防ぐポイントです。
電子レンジにかけたらいけないものは他にも様々
電子レンジにかけたら爆発・火が出てしまう危険があるものはたくさん。
食品
- 殻付きの卵
- 殻を剥いたゆで卵
- 栗や銀杏などの硬い殻に覆われているもの
- ウインナーやソーセージ、トマト、明太子など薄い膜を張っているもの
- さつまいも、にんじん、ニンニク、ドライフルーツ、中華まんなど水分の少ない物
- とろみのある液体
- ブドウ
食品以外
- ペットボトル(ホット用もNG)
- 紙皿、紙コップ
- アルミホイル
- 金属
- 缶
- 発泡スチロール
- 木製の製品
- ホーロー
- ファストフード店やパン屋で貰える茶色い紙袋
電子レンジで加熱すると、煙が出たり発火したりすることもあるので気をつけましょう。
電子レンジと相性が悪い物がどのようなものかを知っておくことで、事故が防げます。
しかし、アルミホイルはオーブンで温めるならOKという例もあるので、事前に温めても大丈夫な食品・材質か調べておくといいかもしれませんね。
また、電子レンジ内にゴミやカスが残っているとそれが電子レンジの故障の原因にもなりかねません。
庫内が汚れたら、こまめに拭き、清潔に保てるようにします。
日ごろからメンテナンスを怠らないことがポイントですね。
キャンプでの缶詰の温め方は移し替えるか湯煎が良い!!

キャンプ調理で缶詰を使うと、持っていく材料・洗い物が少なく済むので便利ですよね。
キャンプで缶詰を温めたい場合、少し面倒かもしれませんが別の容器に移し替えるか湯煎する温め方がおすすめです。
方法1 シェラカップに移し替える
缶詰の口の大きさとシェラカップの大きさはちょうどよく、缶詰の中身を移しやすいことが多いです。
シェラカップの口が大きく開いているのも便利。
シェラカップに中身を移し替えたら、そのまま直火という温め方を選んでもOK。
方法2 バーナーパットを使う
バーナーパットとは、バーナーにのせて使う網のこと。
バーナーの火は中心に集まるので、
- 中心だけ火が強く焦げる
- 均一に焼くことができない
ということがあります。
しかしこのバーナーパットを使うことで「炎」→「熱」に変換されます。
つまり缶詰を熱で均一に、全体的に温められるということ。
バーナーは火力調節が難しい物ですが、バーナーパットを使うことでキャンプ先でも安全に缶詰を加熱できます。
弱火・とろ火も簡単に調節可能ですよ。
方法3 湯煎にかける
キャンプ先で湯煎にかけるのは少し手間がかかります。
しかし一番美味しいのは、缶詰を湯煎にかける温め方ということに間違いなし。
安全性と美味しさを追求するなら湯煎で温めましょう。
缶詰の温め方はトースターとフライパンがおすすめ!!

トースターを使った缶詰の温め方はお手軽でおすすめ。
トースターを使用した場合の、缶詰の温め方がおすすめできる理由や、温め方について解説します。
トースターがおすすめできる理由
缶詰を温める際に、トースターを使用した場合のメリットは
- トースター以外の器具が不要
- お湯を沸かすなどの手間がない
- 洗い物がない
という3点です。
少し蓋を開けるので、様子を見ながら加熱できるというのもポイント。
トースターを使った温め方なら高温になりすぎることもないので、缶詰容器が溶け出す心配もありません。
トースターでの温め方手順
1 缶詰を少しだけ開ける
2 様子を見ながらトースターで5~7分ほど温める
これだけならお子さんでも簡単ですよね!
トースターで温めた場合も缶は熱くなるので、やけどには注意が必要です。
フライパン調理も似ていて簡単
缶詰の温め方で、フライパンを使うのも簡単でおすすめ。
缶詰を開けて中身をフライパンに出して弱火で温めるという方法なので、トースターとほぼ同じ。
こちらも缶を開けるので、破裂や有害物質の心配がなくて安心です。
しかも中身を出しているので、味変やちょい足しなどのアレンジがしやすいこともメリットですね。
まとめ

- 缶詰の温め方で直火は危険なのでNG
- 缶詰の中身を入れ替えるか、トースターやフライパンで温める方が安全
- 湯煎が一番美味しく仕上がるし簡単なのでおすすめ
- 電子レンジにかけたら危険な食品はたくさんあるので注意
- キャンプでも直火はNG、面倒でも移し替えるのが良い
温めるとさらに美味しく食べられる缶詰があると、食事のバリエーションが広がります。
長期保存が可能な缶詰は、調理が面倒な時やちょっとしたおつまみが欲しい時、キャンプで食べる時など、手軽で便利。
今回は、缶詰の温め方について解説してきました。
缶詰を温める際に、直火という選択肢は危険ということがお分かりいただけたでしょうか?
缶詰を温める際は直火や電子レンジを使用せず、湯煎や別の器に移し替える、もしくは蓋を少し開けてトースターやフライパンを使用した温め方が良いということですね。
そしてなんといっても、一番おすすめなのは缶詰を湯煎する温め方でした!
しっとりしてフワフワの食感に仕上がりますし、危険性もないので非常におすすめです。
直火は避けて手軽に安全に温める方法を選び、美味しい缶詰を食べられるといいですね。
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