ハンバーグと言えば家族みんなが大好きで、誕生日やクリスマスなどのイベントにも大活躍するメニューですよね。
作ってみたい、作れたらちょっとかっこいい。
茶色界のスターでもあるハンバーグ。
よーし!張り切って手作りするぞ!とハンバーグのレシピを見てみると、必ずと言っていいほど登場するのが「パン粉」。
でも、家にパン粉なんてない。
料理が得意じゃないから、余らせたら使い道に困る!なんていう方はいませんか?
そこで今回は、ハンバーグはパン粉なしで作るとどうなるの?
パン粉の代わりに使えるものってある?という疑問を私と一緒に解決していきましょう!
ハンバーグはパン粉なしで作るとどうなる?

結論から言うと、ハンバーグはパン粉なしでも作ることが出来ます!
しっかりした食べ応えのある食感になりますので、ガッツリお肉を食べたい男性にはパン粉なしのハンバーグの方が高評価かもしれません。
そもそも肉の味や食感をストレートに楽しみたい場合は、パン粉を入れないつなぎなしのハンバーグもオススメ。
プロでも肉感を強調するためにあえてパン粉を使わない方もいるようです。
パン粉なしで作ると用意する材料が減るので調理工程も少なくなり、もっと気軽にハンバーグを作ることが可能です。
ハンバーグをパン粉なしでつくるレシピをご紹介!

材料(2人分)
ハンバーグ
・合い挽き肉……250g
・玉ねぎ……2個
・塩……少々
・こしょう……少々
ソース
・ウスターソース……大さじ1
・トマトケチャップ……大さじ1
作り方
1.玉ねぎをみじん切りにする
2.1を耐熱容器に入れ、ラップをかけて電子レンジ(600w)で3分加熱する
3.2を冷ましている間、ボウルに合い挽き肉と塩を加え、粘り気が出るまでよく練る
4.3に冷ました玉ねぎとこしょうを加え、混ぜ合わせる
5.4を2等分にし、俵型に整える。
6.冷めた状態のフライパンに5を並べ、中火で焼いていく
7.焼き色がついたらひっくり返す
8.大さじ1の水を加えてからフタをする(蒸し焼き)
9.ハンバーグが完成、お皿に盛り付けする
10.ハンバーグを焼いたフライパンを洗わず、ウスターソースとケチャップを加えて弱火で煮詰める
11.盛り付けしたハンバーグに10で作ったソースをかけて完成
ハンバーグをパン粉なしで作るには「一緒に混ぜる具材」と「ハンバーグのこね方」に工夫が必要です。
塩を入れてからよく練ると、お肉に含まれるミオシンというたんぱく質がお互いにくっつき、粘りがでるので割れにくくなります。
しっかり粘り気が出ると、肉同士の繊維がしっかり絡んできた合図で、パン粉がなくても型崩れしにくいハンバーグができます。
粘り気が出たな、しっかり混ざったなと判断する目安は、表面が毛羽立っているような感じになるくらいです。
一生懸命練っているとだんだん腕が疲れてきますが、ここは美味しいハンバーグのポイントになる作業です。
適度に休憩しながら、でも手早く!を心がけて頑張りましょう。
形を整えるときには、表面をツルンとなめらかにしておくことも大切です。
加熱したときに、火が均等にあたって割れにくくなるので、肉汁を閉じ込めることができます。
そもそもハンバーグにパン粉を入れる理由は?

パン粉なしでハンバーグが作れるなら、入れなくていいじゃん、と思ったあなた。
そもそもどうしてハンバーグを作る時にパン粉が必要なのか、ご存じですか?
ハンバーグにパン粉を入れるにはちゃんとした理由があるのです。
パン粉にはハンバーグの食感をフワフワにして、肉汁を保つ役割があります。
パン粉なしでハンバーグを作ると、玉ねぎなどの具材から出た水分の調節が難しく、焼いた時に肉汁が逃げやすくなります。
水分と肉汁の調整をしてくれるパン粉がないと、食感がかためのハンバーグに仕上がるのです。
やわらかく、ふっくらした食感のハンバーグが好きな方は、パン粉を入れるのがオススメ!
ハンバーグに合うパン粉選びで気を付けたい点はこの2つ。
・ パン粉の目は、細目~中目
・ 乾燥パン粉より生パン粉
ハンバーグは使用するパン粉によって、風味や食感が変わるので使い分けが必要です。
乾燥したパン粉を使うときは練り込む前に、牛乳や水でふやかしましょう。
生パン粉を使う時は、牛乳や水は不要です。
生パン粉は、すでに水分を含んでいるため、水や牛乳を加えてしまうとベチャベチャなハンバーグになってしまう可能性があるからです。
わが家ではパン粉を常備しておくことはないのですが、家族みんなパンが大好きで、休日によくパン屋さんに行きます。
タイミングが良いと、生パン粉をいっぱい詰めたビニール袋がレジ横のコンテナの中に置いてあり「ご自由にどうぞ」と言って下さるので、何度かいただいたことがあります。
家に帰って、そのパン粉でハンバーグを作ったら、それはもう絶品!
パン粉を入れなくてもハンバーグは作れる。でも、パン粉でハンバーグの味が左右される。
それは私にとって、とても興味深い発見でした。
せっかくいれるならパン粉の種類にこだわって、その違いを楽しみながら自分好みのハンバーグを作ってみるのはいかがでしょうか。
材料を使う意味を理解すれば、レシピと全く同じものが家になかったとしても、アレンジしてハンバーグを作ることが出来ます。
どうしてもパン粉を入れたいのに、おうちにないという方は別の食材で代用することも可能ですよ。
ハンバーグをパン粉なしで作るときに代用できる食材

パン粉の代わりに高野豆腐やお麩を使うのもオススメ!
高野豆腐は大豆製品の中でも、良質なたんぱく質を多く含んでいます。
他にも、カルシウム、鉄、大豆イソフラボン、マグネシウムが豊富です。
肌や髪の毛をキレイに保ちたい女性に嬉しい栄養がたくさん詰まっています。
低糖質なので、ダイエットの味方にも。
我が家は私を含め全員爪が割れやすく、鉄分が不足しているかも…と感じるので鉄分豊富な高野豆腐は積極的に取り入れたい食材の一つです。
ただ、高野豆腐って王道の煮物にしても家族にあんまり喜ばれないんですよね。
だから、すりおろしてハンバーグに混ぜたりして、嬉しい気持ちで食べてもらうよう日々の食事にほんのちょっと工夫しています。
地味で誰にも気づかれないし、面倒なんですけど。
コツコツ続けることが、家族の健康に繋がれば嬉しいですよね。
高野豆腐の他にも、個人的に気に入っているのが「お麩」入りのハンバーグ。
ハンバーグのつなぎとして使うなら、実はパン粉よりお麩の方が適しているんです。
なぜなら、肉汁を閉じ込める力がパン粉に比べて高いからです。
お麩を入れたハンバーグは、パン粉入りに比べてふんわり感がアップするような気がします。
お麩をハンバーグに入れるときはフードプロセッサーを使ったり、おろし金ですりおろすとサラサラのパウダー状にすることが出来るので、仕上がりはなめらかになります。
私は洗い物を増やしたくないので、ポリ袋に入れてめん棒で細かくしています。
お麩はポリ袋に入れ、その上から手でモミモミするだけで簡単に砕けるので、子供たちにお手伝いをしてもらうことも。
細かくした麩はパン粉と同様、牛乳に浸して使うといいです。とはいえ、お麩を常備しているおうちもあんまりないですよね。
そんなときは食パンを小さくちぎるか、すりおろすと「生パン粉」が簡単に作れますので、そちらで代用するといいかなと思います。
ハンバーグを作りたいのにパン粉がない!牛乳もない!

パン粉なしでハンバーグを作れることがわかったけど、今度は牛乳がないよ~と困ることはありませんか?
そんな時は牛乳の代わりに、ヨーグルトや豆乳を加えてもおいしいハンバーグを作ることが出来ますよ。
牛乳には「肉の臭みを和らげる効果」と「つなぎの役割」があり、ヨーグルトや豆乳にも同様の効果が期待できるからです。
パン粉がない牛乳もない!というときは、牛乳も家にあるもので代用しちゃいましょう。
ハンバーグのレシピに「パン粉を牛乳に浸して…」と書いてあるのは、湿らせたパン粉には水溶性のうま味(肉汁)を吸収する働きがあるからです。
パン粉と牛乳を合わせることで風味や仕上がりをよく、ハンバーグがよりジューシーになります。
パン粉がないけど牛乳はある!という場合は牛乳だけ入れるのもありです。
まとめ

- ハンバーグはパン粉なしでも作れる
- ふんわり柔らかい食感のハンバーグを作るために、パン粉は重要な役割
- パン粉なしで作ると、肉の味をしっかりと感じるハンバーグになる
- パン粉ありのハンバーグに比べると、食感はかためになる
- パン粉の代わりに高野豆腐やお麩もオススメ!
- ハンバーグに牛乳を入れるのは「肉の臭み消し」と「つなぎ」の効果があるから
パン粉には、旨みと肉汁を閉じ込める働きがあることがわかりました。
ふっくらした柔らかいハンバーグを食べたいときには、分量どおりのパン粉を入れる。
ガッツリ肉感のあるハンバーグを食べたい時には、パン粉の量を減らすなど調整しながら作るのが良さそうですね。
今回ご紹介したパン粉の代わりになる食材はいろいろあるので、ハンバーグのためだけにパン粉は買わなくていいと思います。
家にある食材を使ってハンバーグを作れば、無駄にしてしまう食材を減らすことにもつながりますからね。
家族も喜ぶし、地球にも優しいなんて言うことなし!ぜひ、いろいろ試して自分好みのハンバーグを見つけてくださいね。
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