ちらし寿司はおひな祭りをはじめ、誕生日、クリスマスなど一年中、家の行事には欠かせないメニューですよね。
ちらし寿司があると、華やかな食卓になりますよね。
具材の種類や形を変えたり、ちらし寿司ケーキを作ったり、カップに入れたお寿司にしたり。
バラエティーに富んでいて、家族みんな大好きです。
でも、ちらし寿司を作ると、なぜか少し余ってしまいます。
余ったら、翌日の夕飯にするまでもないけど、翌日に弁当にできるのかな?翌日のお昼に、食べても大丈夫かな?と思いませんか?
なんと、ちらし寿司は翌日、普通に弁当にできるのです。
いつも翌日はちらし寿司弁当を定番にしている、私が弁当にする時に気をつけていること、アレンジ法、ちらし寿司に合うおかずまで、ご紹介します!
ちらし寿司を翌日に安全でおいしいお弁当にする方法!
ちらし寿司は翌日、弁当にできます。
お酢が入っているとはいえ、翌日でも大丈夫なのでしょうか。
安心してください!お酢の力で普通のごはんより傷みにくくなっています。
酢飯は大丈夫でも、具材が心配なのです。
しかし、諦めないでください!ちらし寿司を翌日、かんたんに弁当にする方法があります。
ただし、そのまま弁当箱に入れるなんてしないでくださいね。
ちょっとした工夫で酢飯を保存をして、具材に気をつけると、安全で美味しいちらし寿司を翌日、弁当にできるコツがあります。
では、さっそくご紹介します。
前日にすること
散らした具材と酢飯を分ける。酢飯の上に乗っている、具材を外します。
- 魚介類(刺身、ゆでたエビ、いくら、貝類など)
- 水分が出るもの(キューリなどの生野菜)
- 錦糸卵
生ものは言うまでもありませんが、スーパーのものは冷凍を解凍したものを多く使っています。
水分が出ると、菌が増えてしまいます。
錦糸卵は意外かもしれませんが、加熱してあっても、冬でも半日から1日で菌が出てしまいます。夏は2,3時間程度と早いです。
このようなもの以外にも、散らしたものは酢飯から外しましょう。
これらの外したものは翌日、ちらし寿司の具材として弁当に入れることはやめましょう。
酢飯の保存方法
酢飯を容器に移し、上に濡らしたキッチンペーパーをかけて、ラップをしてからふたをします。
酢飯を空気に触れないようにするためです。
キッチンペーパーは分厚い方が良いですね。
なければ、複数枚重ねた、キッチンペーパーを利用します。程よく水分が保たれます。
その容器を冷蔵庫の野菜室に入れましょう。
野菜室は冷蔵室より少し温度が高く設定してあり、酢飯が固くなるのを防いでくれます。
冬場は桶に酢飯を入れたままキッチンペーパーを乗せ、布巾や新聞紙などをかけ、常温保存でも良いです。
しかし、ご家庭の室温事情もありますので、やはり冷蔵庫の野菜室に入れるのが無難です。
冷蔵庫に入れるときは容器に入れましょう。
当日にすること
具材を新たに作り、酢飯を温めます。
具材作成
錦糸卵は、当日作り直すことをおすすめします。
茹でたさやいんげん、枝豆なども良いでしょう。茹でたさやいんげんは、千切りにして彩りにします。
枝豆はかさから出して、一粒一粒、散らして飾ります。
青じそは防腐抗菌作用があり、良い具材になります。
カリカリ梅も同様です。青じそも細かく千切りに切って、酢飯に敷き詰めてもいいですね。
ガリも酢漬けになってますし、塩昆布もです。
このように昨日と違う具材を使うと、彩りもあざやかになり味変になるので、違った楽しみ方ができますね。
繰り返しお話ししますが、具材の取り扱いには十分に気をつけてくださいね。
具材を散らすときは箸や手袋を使い、直接具材を触らないようにしてください。
少しでも菌をつけないためです。安心できる弁当作りの心掛けですね。
酢飯の温め方
酢飯に湿らせたキッチンぺーパーを乗せてあっても、一晩、冷蔵庫の野菜室におくと、やはり少しパサパサします。
そんな時は、容器に入れた酢飯を一人分取り分けて、ラップをかけてチンをします。【500wか600wなら30秒】程度で良いです。
レンジをしすぎると、酢が飛んでいき、固めの酢飯がさらに固くなります。
完全に飛んでしまい、私は完全に失敗していまいました。
レンジの温め機能で温めると、完全に固くなる上、酢も飛んでしまいます。熱くならないように、温めましょう。
弁当箱に詰める時は、きっちりと冷ましてからにしましょう。
時間がないときは、レンジをした器の下に保冷剤を置くと冷めやすいです。忙しく、時間のない朝にはおススメです。
このように、余ったちらし寿司は翌日、弁当に簡単にできますよ。
ちらし寿司を弁当にするアレンジ法と合うおかずとは?
具材を変えても、昨夜と同じちらし寿司は嫌だなぁと言う、子供や夫にはどうしたらよいでしょうか?そんな子供や夫は多いですね。
そこで、ちらし寿司の酢飯を使って、アレンジをする方法があります。アレンジすることは腕のみせどころです。
アレンジ法
酢飯をいなりずしやのり巻き、おにぎりにしてみたらいかがでしょうか?
味付きのいなりずし用のあげを買っておくと、すぐにいなり寿司ができますよ。
のり巻きも卵焼きを作り、紅ショウガ、桜でんぷなどをいれて巻くと、美味しく、かわいくできます。
かんたんに、おにぎりも良いですね。中身が見えるようにのりを巻くと食欲が出てきます。
おにぎらずにしてもいいかもしれません。お昼に、弁当箱を開けた時の笑顔が、浮かぶようですね。
いなりずしやおにぎりなら、「アレンジってほどではないですよ。」みんな思いつきますよと、声が聞こえてくるようですが・・・
では、チャーハンやオムライスはどうでしょうか?
えっ?酢飯のチャーハンにオムライス?と驚きましたか?それは作ったことがないなぁ、美味しいのかな?と疑問に思ったあなたにご紹介します。
チャーハン
焼いたシャケの身や、じゃこを入れ、細かく切った大根の葉や刻んだ大葉を入れると、和風チャーハンになります。
ごま油の香りも楽しんでみてください。最後に白ごまなどをふります。
固めに炊いた酢飯でパラパラ和風チャーハンの出来上がり♪
普通に、ハムやウインナー、ネギ、卵の定番チャーハンもできます。
オムライス
同様にオムライスもよいですよ。オムライスのケチャップと酢飯の相性も良いです。
卵は半熟にせず、しっかりと焼いて巻いてくださいね。
ケチャップは小さい容器に入れるか、ラップにケチャップを入れ包んで、輪ゴムでしばり巾着のようにします。
それを爪楊枝かピックで突き刺すと、食べる直前にかけて食べることができますよ。
酢飯に合うおかず
もちろん、普通に酢飯とおかずの弁当を作ろうと思ったら、特別に考えることはありません。
オーソドックスな唐揚げ、ハンバーグなどで十分です。
さらにちらし寿しに残ったマグロの刺身を、照り焼きにしても良いですね。
ショウガや大葉、ニンニクを入れるおかずを意識したり、いつもより濃い味付けにするといいですね。
これは防腐の観点からです。
駅弁にもガリの乗っている、ちらし寿司とおかずの弁当をよく見かけますよね。
お弁当の上にはスーパーや100円ショップで売っている、防腐シートをのせてくださいね。
防腐シートは、かわいい柄のついたものから、無地透明の物まであります。子供には柄つき、夫には無地などと使い分けるのもよいでしょう。
さらに保冷剤を入れ、保冷バックに入れると完全に安心です。
私はちらし寿司の翌日、必ずちらし寿司弁当を作っています。
そのために、逆に多めに酢飯を作ったりしています。パサパサにならないように野菜室で保存します。
具材をのせる前、お弁当用に取り分けると、具材を分ける手間が省けますよ。
具材のシイタケやかんぴょうを煮るとき一緒に、翌日のいなりずし用の揚げも入れています
一晩、味つけした揚げで、味のしみた揚げのいなりずしができます。
ちらし寿司の翌日もおいしい食べ方!手抜きランチに!
酢飯チャーハンも家族から評判は良いです。
酢飯チャーハンや酢飯オムライスをイメージすると、さらにアイディアが浮かんできませんか?
ここで、余ったちらし寿司を、お弁当以外でも食べられるアレンジ法もご紹介します。
・雑炊
中華スープ味やしょうゆベース味の雑炊はいかがでしょうか。
中華スープやしょうゆ味のだしにちらし寿司の酢飯を入れ、沸騰させ、卵とじにします。
酢飯に元々味がついているので、かんたんにできます。
上には刻みネギをのせてどうぞ。
・お茶漬け
酢飯に熱いお茶をかけて、刻みのりなどをのせて、さらさらとお昼にいかがですか。
・サラダライス
酢飯の上に、ミニトマトやキューり、パプリカなどを角切りして乗せます。
赤、黄色、緑と見た目にも素敵で、野菜を自然に多く摂れて、ヘルシーですね。
・天津飯
先ほど紹介した、チャーハンやオムライスにもうひと手間かけて、甘酢のあんをかけて、グリーンピースなどのせてみては?
甘酢あんは、酢、砂糖、しょうゆ、水、片栗粉でかんたんに作れます。
この時の甘酢あんの酢は控えめでも良いですね。これらも手抜きでおいしいランチになりますね。
・カレーライス
酢飯のカレーライスもおいしそうです。シャリカレーって、どこかの回転ずしやさんにありましたね。
酢飯にレトルトのカレーをかけてみましょう。
チーズをのせて、カレードリア風にしてもいいですね。
・さんまの蒲焼ご飯
酢飯の上に缶詰のさんまの蒲焼をのせるだけ。超手抜きランチです。
このように酢飯は、意外となんでもアレンジができてしまいます。
まとめ
- 前日、散らした具材と酢飯を分ける
- 酢飯はパサパサを防ぐため、濡らしたキッチンペーパー乗せてラップをして容器に入れなおす。
- 酢飯は冷蔵庫の野菜室に入れる
- 当日、弁当に入れるちらし寿司の具材は作り、錦糸卵は焼き直す
- 酢飯を、レンジで軽く温める
- 温めた酢飯を弁当箱に入れる
- 酢飯はしっかりと冷ます
- 具材をのせる
このように、ちらし寿司が残っても、翌日、おいしい弁当もできます。
酢飯の保存方法を守り、上手に温め直します。
具材も新たに準備するなど、一工夫すると、簡単に作れますよ。
大事なことは、酢飯の保存方法と具材の選び方になります。何よりも家族の健康を第一と考えるようにしましょう。
酢飯のアレンジ弁当も面白いかもしれません。
「いつもより、美味しかったよ」と家族から言われたら、作り甲斐もありますね。
あなたも家族と同じ弁当を、職場で食べてもいいし、自宅で食べてもいいかもしれません。家族と共有する話題作りになりますよね。
「今度は〇〇の具をいれてみてね」とか、リクエストをくれるかも。
ちらし寿司の翌日は「ちらし寿司弁当」にしてみようか、「アレンジ天津飯」にしようかなどど、家族に定着をするかもしれませんね。一度お試しあれ。
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