食器洗いの手荒れは洗剤が原因!?手荒れを起こす原因と防ぐ方法とは?

生活

毎日の生活に欠かせない食事。

作るのに時間はかかってもあっという間におなかの中に入ってしまいますよね。

そしてテーブルの上には空っぽの食器たち。

食事の工程での最後の仕事、食器洗いが待っています。

最近は食器洗い洗浄機付きのキッチンも増えましたが、鍋など大きいものはまだまだ手洗いが主流です。

食事を作る時も水を使いますが、特に食器洗いの後は洗剤を使うせいか手が乾燥していくのを実感します。

すすぎの水やお湯、季節によっても手荒れがひどくなりますよね。

また食器洗い用の洗剤も汚れ落ちに優れた洗剤のものを使うと、手荒れを悪化させていきます。

洗剤の選び方や洗い方に気をつけないと手荒れになってしまうのです。

今回は食器洗いで手荒れをする原因と対策、洗剤の上手な使い方をご紹介します。

食器洗いで手荒れをするのは洗剤だけが原因ではない!

家で食事をした後に待っているのは食器洗い。

寒い季節には水が冷たくて手荒れになり、落ちにくい汚れにはお湯を使うので手荒れになる。

そして食器を洗うときに必ずと言っていいほど使うのが食器洗い用の洗剤ですね。

あなたはどんな種類の洗剤を使っていますか?

ここでは食器洗い洗剤と手荒れの関係についてお話しします。

手荒れの起きる原因と食器洗い洗剤の関係

手は皮脂や角質などで保護されています。

これらは手洗いや食器洗いの石鹸や洗剤、水、お湯によって洗い流されてしまいます。

食器洗い洗剤の洗浄力の強さによっても、皮膚への負担が違います。

手荒れの原因は、何度も洗い流されることで皮膚を保護しようとしている機能が、どんどん低下していくことです。

そして外の刺激から守ることができなくなり手荒れを悪化させていくことになるのです。

通常、皮脂や角質は一晩で回復するといわれています。

しかし皮膚の保護している機能が低下していくと、この回復する働きが間に合わずに手荒れが治らなくなっていきます。

このことから手荒れは食器洗い洗剤も原因の1つですが、それだけではなく他の原因も対処しなければ手荒れを改善するのは難しいということなのです。

食器洗い洗剤の種類

食器洗い用の洗剤と言ってもとても多くの種類が売られています。

私はどれを選べばいいのか正直わかりませんでした。

値段の高いものはそれなりにいいものなのでしょうが、毎日使う消耗品にそれほどお金はかけられません。

私が買う基準は、お買い得品かどうかです。

他には今まで手荒れを起こしたことがない種類のものか。

香りが嫌いなものではないかどうか、などで選んでいます。

一般家庭の食器洗剤は、弱酸性、中性、弱アルカリ性の主に3種類が使われています。

それぞれの長所と短所について、そしてほとんどの洗剤に含まれている界面活性剤についてみていきましょう。

弱酸性洗剤の特徴

洗浄力は弱めになりますが、普段の食事の汚れであれば十分落とすことができます。

また乾燥しにくいので皮膚への負担も少なくすみます。

手荒れしやすい方や乾燥肌の方は弱酸性の洗剤をお勧めします。

中性洗剤の特徴

弱酸性洗剤と弱アルカリ性洗剤のちょうど中間のタイプがこの中性洗剤です。

油汚れを分解する性質もありますが、弱アルカリ性洗剤より手荒れや乾燥をしにくいことが特徴です。

中性洗剤は最も家庭で使われているタイプの洗剤です。

洗浄力も平均的で肌への負担もさほど気にならないものが多いです。

弱アルカリ性洗剤の特徴

弱アルカリ性洗剤は、弱酸性洗剤とは逆の性質をもちます。

油汚れやこびりついた汚れも落とす強い洗浄力が特徴です。

その分、肌への負担も大きく皮膚の保湿機能も壊しやすく手荒れの原因になります。

界面活性剤の有無で洗浄力は変化する

洗浄力に関してもう少し詳しくお話しすると、洗剤に入っている界面活性剤の量によっても変わってきます。

界面活性剤、聞いたことがある方もいらっしゃると思いますが、ほとんどの食器洗い洗剤に含まれています。

食器についた油汚れは、水だけでは油になじまないので汚れは落ちません。

この界面活性剤は、油汚れに水を混ざりやすくする働きをしてくれます。

混ざりやすくすることで、汚れを洗い流せるようにしてくれるのです。

界面活性剤は種類によっても、洗剤の使い心地は変わってきます。

水温に関係なく泡立つ効果や皮膚や眼への刺激を弱めることもできます。

食器洗いで手荒れしない方法は洗い方にあります!

手荒れと食器洗い洗剤の関係は、洗浄力が強いと皮膚に負担をかけて手荒れすることがわかりました。

食器洗いは避けることのできない家事の一つです。

できれば食器洗い洗浄機を使ったり、他の人に洗ってもらったりできるのなら手荒れしないで済みますね。

しかしそれはなかなかできる事ではありません。

食器洗い洗剤の種類を選ぶこと以外に手荒れをしない方法は何かないのでしょうか?

ここでは食器洗いをするときに手荒れをしない方法をご紹介します。

食器洗いのすすぎは体温に近い水温で!!

体温に近い温度のぬるま湯を使うと、皮膚への負担も少なくて済みます。

食器洗いには洗剤も必要ですが、洗い流す水やお湯も必要ですよね。

特に油汚れやこびりついた汚れは、水では落ちにくいのでお湯を使います。

しかしお湯を使うと皮膚を乾燥させるのでかなり肌への負担が!

水も寒い時期になると冷たくなり、手荒れの原因になってしまいます。

そこでちょうどいい水温はというと、体温に近いぬるま湯なのです!

体温と同じくらいの温度だと熱く感じるので、少し低い温度に設定するのがポイントですよ。

ぬるま湯で流せば、十分汚れも落ちます。

食器洗い洗剤の選び方

手荒れの状態や皮膚の敏感さにもよりますが、低刺激と書かれている洗剤を選ぶのも手荒れを防ぐことができます。

洗浄力が強く汚れ落ちが早い洗剤は、皮膚への負担も大きくなります。

反対に洗浄力が弱い洗剤は、油汚れやこびりついた汚れを落としにくくなりますが、皮膚の負担は少なくて済みます。

食器の汚れ具合で2種類使い分けるのも1つの方法ですね。

食器洗い洗剤の使い方

食器洗い洗剤の使い方によっても手荒れを防ぐことができます。

あなたは食器洗いの洗剤を、どのように使われていますか?

直接スポンジにつけて洗う、食器に直接かけてからスポンジでこすり洗いをする。

どちらも洗剤を原液で使っていることになります。

刺激の少ない洗剤だとしてもある程度は皮膚に影響があり、負担がかかっていることになりますよね。

洗剤の容器の裏の表示には、洗剤を薄めて使うやり方が書いてあるものもあるんですよ。

なぜなら薄めても十分に汚れが落ちるからです。

別の洗剤容器に洗剤と水をいれて、あらかじめ薄めた洗剤を作っておくのも1つの方法です。

また洗い桶や大きめのボールに洗剤とぬるま湯、その中に食器をつけ込むというやり方もあります。

しばらくつけ置きしておくと汚れがはがれてくるので、最後は軽くスポンジでこすり洗いをしてからぬるま湯で洗い流します。

こうすることで洗剤にも水にも手が触れることをかなり減らすことができます。

手荒れの原因の2つから離すことができますね。

ここでのポイントは、洗剤の量にあります。

手が荒れるからと言って洗剤の量を少なくすると汚れは落ちません。

また洗剤を入れすぎても手荒れの原因になってしまいます。

食器洗い洗剤の容器裏に書いてある分量を守って入れましょう。

食器洗いで手荒れしない対策を普段からしましょう

普段から手荒れしやすい人、季節によって手荒れする人などいろいろなタイプの方がいらっしゃいます。

どちらの方も普段から食器洗いの前後で手荒れをしない対策をしておくと症状を軽くすることができます。

ここでは食器洗いする前の手荒れ対策と食器洗いの後に手荒れを悪化させない対策をご紹介していきます。

手袋をつけて洗いましょう

100円均一でも売られているゴム手袋をつけると、手荒れを防ぐことができます。

なぜなら直接水や洗剤に直接手を触れさせなくて済むからです。

ただゴムの成分で手が荒れてしまう方もいるので、この時は使い捨てのビニール手袋や素材の違う手袋をつけることをお勧めします。

私の場合は食器洗いの時だけではなく、冬場の洗濯ものを干すときのも使い捨てのビニール手袋をつけながら干しています。

手荒れを起こしているときは、ビニール手袋をつける前に多めにハンドクリームを塗り、布の手袋をつけてからビニール手袋をつけています。

冬場は洗濯物も外気も冷たいので、水仕事をしている時と変わらないくらい皮膚は刺激を受けています。

こうすることで手袋の中で保湿され、さらに外の刺激から守ってくれます。

手のお手入れをしましょう

食器洗いの後、手がカサカサしているときはハンドクリームなどで保湿しますよね。

このハンドクリーム、1日に何回くらい塗っていますか?

食器洗いの後にだけ塗っているのなら、食事の回数分だけになります。

しかしこの回数だけでは手の保湿は十分ではありません。

こまめにハンドクリームを塗って保湿をしていきましょう。

回数を重ねていくことで保湿機能が保たれ、保湿機能が回復する助けにもなります。

1つの作業を終えるごとに塗る。

この習慣をつけていけると自然に回数を増やしていくことができます。

またその前の段階で、手洗いした後は水分が残らないようにしっかりと水分をふき取ることも大切です。

手に水分が残っているとその水分が乾燥していく過程でも皮膚も乾燥していくのです。

タオルやペーパーで水分をよくふき取ることを意識しましょう。

さらに外出時や夜の睡眠中に手袋をつけることもお勧めです。

冬場以外でも乾燥する季節、春や秋も外出するときに薄手の布手袋をつけると手荒れを防ぐことができます。

そして手荒れのひどいときや冬場の乾燥する時期には、ハンドクリームを塗った後に布手袋をつけて寝るとよいでしょう。

寝ている間に布団の中で手が温まるのでハンドクリームがよく浸透して、保湿機能の回復に役立ちます。

ハンドクリームの選び方

ハンドクリームと言ってもたくさんの種類がありますね。

一般的なハンドクリームは大きく3種類に分かれていて、保湿系、ビタミン系、尿素系があります。

手荒れの症状によってどの種類を選ぶと効果があるのか見ていきましょう。

保湿系ハンドクリーム

保湿系のハンドクリームにはセラミドという保湿成分が入っています。

セラミドは皮膚の水分が蒸発しないように、皮膚に膜を作ってくれる働きをしてくれます。

手の乾燥が気になる、指がかさかさするなどの症状があるときには保湿クリームを使うと効果的です。

ビタミン系ハンドクリーム

ビタミン系のハンドクリームは、ひび荒れやあかぎれなどの症状の時に効果的です。

手荒れが悪化している状態なので、入念なお手入れが必要になります。

ビタミン系ハンドクリームには、ビタミンB2やビタミンE、ビタミンCが含まれています。

保湿効果もありますが、皮膚を回復させる働きがあります。

特にビタミンCは皮膚へのダメージを軽くして、回復力を強める働きがあるといわれています。

尿素系ハンドクリーム

最後は尿素系ハンドクリームです。

尿素とは、皮膚の水分を保つ元になるものです。

保湿力が高く、硬くなった皮膚を柔らかくしてくれる働きがあります。

しかし痛みや症状が出ているところに塗ると、尿素の刺激で悪化させることもあります。

もともと皮膚の弱い方やあかぎれやひび割れなどの炎症を起こしている方は注意しましょう。

ハンドクリームの効果的な使い方

何気なく塗っているハンドクリーム。

回数を塗っても効果を感じない時はありませんか?

ハンドクリームも塗り方によって皮膚への浸透が変わってきます。

まずは適量、人差し指の第一関節1つ分のクリームをとります。

手のひらで数秒間こすり合わせて、ハンドクリームを温めます。

温めることで皮膚に浸透しやすくするのです。

次に手の甲にまんべんなく広げます。

その後、指の1本1本に塗り、指の付け根、爪、関節にも塗り込みます。

この時、常にハンドクリームに触れている手の平ですが、実は手の平には保湿機能がありません。

その為、1度炎症を起こしてしまうとなかなか回復することができません。

指や手の甲にばかり気にしてしまいがちですが、手の平のお手入れも忘れないようにしましょう。

症状が改善されない時は受診しましょう

ハンドクリームで保湿をしてもなかなか手荒れがよくならない、もしくは悪化してしまったというときは早めに皮膚科で受診しましょう。

ハンドクリームは、いろいろな症状に効果があるように成分調整されています。

例えば、あかぎれ用のクリームでもあかぎれを治す成分がたくさん入っているわけではありません。

その為、治るのに時間がかかる事もあり、その間に症状が悪化してしまう事もあります。

しかし皮膚科で処方してもらうクリームなどは、治したい症状に効く成分を多く含んでいます。

その為、症状も早めに改善されるので皮膚科に行くことをお勧めします。

まとめ

  • 食器洗いで手荒れをするのは洗浄力の強い洗剤を使うのが原因です
  • 食器洗いで手荒れをする原因のもう1つは水温が関係しています
  • 水と洗剤に触れる時間が短ければ手荒れを防げます
  • 食器洗い洗剤を薄めて使えば手荒れは軽くなります
  • 症状に合わせて乾燥対策をすると効果的です
  • 症状に合ったハンドクリームを選びましょう
  • 手荒れが改善できなければ早めに受診しましょう

食器洗いでの手荒れは洗剤が原因を思われがちですが、水温も関係していることがわかりました。

何より水分が付いたままになっていると水分が蒸発するときに皮膚の保湿成分も乾燥してしまいます。

手洗いや食器洗いの後などは、意識をしながら水分をふき取りましょう。

また手荒れが起きる前に普段から保湿対策をすることも大切です。

手荒れが起きてしまったら症状に合わせたハンドクリームを塗ったり、寝るときに手袋を付けるなど保湿機能を回復させましょう。

毎日の水仕事で痛い思いをしないように、手荒れ対策を心がけていきたいですね。

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