最近エコ活動の一環で、プラスチック製のものを提供しないお店が増えていますよね。
例えば、スターバックスやマクドナルドなどの飲食店では、プラスチックストローの代わりに紙ストローを提供しています。
また、レジ袋の代わりにエコバッグを使用する風潮もできてきていますよね。
プラスチックは毎年3億トン以上生産され、ゴミとなった時に9割以上がリサイクルされずに存在してしまっているという問題があります。
家庭でよく使用する「ラップ」もそのプラスチック製品の1つです。
そこで今回は、ラップの代わりに代用できるものを紹介していきます!
ラップを別のもので代用することで、エコに繋がります。
この記事を読むことで、
- どんなものでラップの代用ができる?
- ラップの代用品はどこに売っている?
こういった悩みを解決することができます!
ラップをどんなもので代用するとエコになる?

あなたはどのくらいの頻度でラップを使用していますか?
ラップは余ったご飯を包んだり、電子レンジを使う時にお皿にかけたりと幅広く使えるので便利ですよね。
しかし、簡単に使えるからこそゴミとして捨てられる量が多くなってしまいます。
そこでラップを別のもので代用できればエコに繋がりそうですよね。
ここでは、ラップを他のものに代用するメリットやどんなものがオススメなのかを紹介していきます。
どんなもので代用できる?
プラスチックゴミの問題は地球全体の問題となっています。
そこで使用頻度の多いラップを、別のもので代用することから始めてみませんか?
エコラップとは、使い捨てではなく繰り返し使い続けられるラップのことで、主にシリコンで作られているものが多いです。
そしてエコラップには実はいくつか種類があります。
ここでは3種類紹介していきますね。
- みつろうラップ
- シリコンラップ(シリコンカバー)
- 土に還るラップ
1つずつ紹介します。
1.みつろうラップ
雑誌のエコ特集などで見かけることのある「みつろうラップ」。
みつろうラップとは、蜂の巣から取れる蜜蝋(みつろう)をコットンや麻などの天然素材に染み込ませたラップのことをいいます。
100%天然素材で作られているので、まさにエコに適しているラップと言えますよね。
みつろうは熱で柔らかくなり、冷えると固まるという性質を持っています。
包む食品や食器に合わせて自由に形を変えることができるのがポイントです。
また、防腐・抗菌作用があるので、食材を新鮮な状態のまま保つことができるのもメリット。
食材を美味しく食べることもできるので一石二鳥ですね♪
しかし、デメリットもあります。
みつろうラップは熱に弱いため、電子レンジやお湯で加熱することができません。
冷凍保存もできないため、常温か冷蔵のみの利用となります。
また、通常の食器用洗剤も使えないため、水洗いもしくはノンケミカル洗剤でお手入れをする必要があります。
そのため、通常のラップより使用できる範囲が狭かったり、お手入れに手間がかかったりしてしまうことがデメリットとして挙げられます。
みつろうラップを使う際は、野菜や果物など比較的汚れがつかないものを包むと良さそうですね。
2.シリコンラップ(シリコンカバー)
シリコンラップは、耐熱温度が高めで柔軟性があることが特徴です。
エコラップは種類によっては電子レンジなどで加熱することができないため、加熱ができるシリコンラップはより使い道が増えます。
最近は電子レンジで材料を加熱してからフライパンや鍋で調理をするレシピも増えているため、加熱ができるという点はシリコンラップを使用するメリットと言えますよね。
みつろうラップに比べるとお手入れも簡単なため、エコラップを初めて使うという方に特におすすめです♪
3.土に還るラップ
名前からして環境に優しそうな「土に還るラップ」という商品もあるんです。
こちらがなぜ環境に優しいかというと、とうもろこしやジャガイモ由来の素材で作られているからなんだそうです。
コンポスト環境下で180日ほどで土に還るので、罪悪感なくラップを使用できるのもポイント。
しかも、冷蔵・冷凍・電子レンジでの加熱が可能なので、幅広く使用することができます!
洗い物が好きではないという方や、エコラップをいちいち洗う時間がないという方におすすめの一品です。
エコラップを使用するメリット
エコラップを使用するメリットは2つあり、
- プラスチックゴミの削減に貢献できる
- 化学物質が含まれないため安心して使用できる
ということが挙げられます。
それぞれ説明していきますね。
プラスチックゴミの削減に貢献できる
プラスチックゴミは、9割がきちんとリサイクルされず地球のどこかに存在していると言われています。
その中でも、ラップは食べ物などの汚れが付いているため、リサイクルが難しいそうです。
通常のラップは一度使ったら再利用せず捨ててしまいますが、エコラップは洗うことができるので繰り返し使用することができます。
日頃使用しているラップをエコラップで代用することで、プラスチックゴミの削減に貢献することができてしまうんです。
化学物質が含まれていないため安心して使用できる
通常のラップには、ポリエチレン・ポリ塩化ビニル・ポリ塩化ビニリデンなどの化学物質が含まれています。
溶けることはそうそうないとは言えど、食品に使用するものなので気になる方もいるのではないでしょうか。
エコラップは天然樹脂などの天然素材で作られているものが多いです。
そのため、地球だけではなく身体にも優しい商品となっています。
ラップの代用でアルミホイルやタッパーは使える?
ここまでは「エコラップ」について紹介してきました。
実はエコラップ以外にも、アルミホイルなどで代用することもできるんですよ!
元々自宅にあるという方も多いと思うので、エコラップよりも簡単に代用することができます。
- アルミホイル
- クッキングシート
- タッパー
1.アルミホイル
食品を包むのであれば、アルミホイルを使用するのも手。
アルミホイルは冷凍保存が可能です。
しかもラップより冷気が伝わりやすいため、急速冷凍をすることができます。
食品の鮮度を保って保存したい時におすすめの方法の一つです!
ただしアルミホイルは電子レンジでの加熱はできません。
解凍する場合は、自然解凍をしてお皿に移してから加熱するようにしましょう。
2.クッキングシート
お菓子作りなどでよく使用するクッキングシートもラップの代用品として使用することができます。
クッキングシートは油脂・水に強く、耐熱性もある優れものなんです。
クッキングシートにあまり食材を包むイメージはないですよね。
しかし、例えば冷凍ご飯を作る際に使用すると、米粒がつきにくく解凍したあとにお皿に移しやすくすることができます。
こちらの方法は意外と知られていないのではないでしょうか?
ラップからご飯を移すときに、ラップに米粒が残ってわずらわしく感じることがなくなりますよ!
3.タッパー
タッパーは多くのご家庭にあるのではないでしょうか?
ラップをする代わりにタッパーを使用するのもおすすめの方法の一つです。
タッパーは冷凍や電子レンジでの加熱にも対応しているので幅広く使用することができるのがメリット。
冷凍ご飯を作るときにラップを使用する方が多いと思いますが、タッパーを使うことをおすすめします。
最近では、冷凍ご飯専用のタッパーも販売されているので、冷凍ご飯を美味しく食べたいという方はこういった商品を使用するのもおすすめです♪
ラップの代用品はどこで買える?100均でも手に入る?

ここまででラップの代用品となるものがたくさんあるということがお伝えしてきました。
エコラップ以外の代用品は多くのご家庭にあるものですが、みつろうラップやシリコンラップがどこに売っているかわからないという方もいらっしゃるのではないでしょうか?
初めて使う人はなるべく安くて良いものを使用したいですよね。
ここでは、エコラップがどこに売っているのか、100均などのお得なお店で購入することができるのかを紹介していきます!
みつろうラップ
みつろうラップは店舗で売っているところはかなり少ないです。
私も実店舗でみつろうラップを見かけたことがありません。
みつろうラップは100均では売っていないので、確実に手に入れるためには通販で購入するのがおすすめです。
おすすめのブランドを3つ紹介しますね。
- KoKeBee(コケビー)
- SuperBee Beeswax Wraps(スーパービー ビーワックスラップ)
- aco wrap(アコラップ)
1.KokeBee(コケビー)
KokeBee(コケビー)は、シドニー在住の日本人女性3名が立ち上げた環境に優しい商品を販売したり、ワークショップなどで環境について学ぶ機会を作ったりしているブランドです。
みつろうラップの柄の種類が豊富なので、オンラインショップで選ぶのも楽しいですよ♪
初心者向けのスターターキットやセット売りになっているもの、更にはみつろうラップの手作りキットもあります。
初めてみつろうラップを購入する人や、可愛いキッチングッズを使いたいと思っている人にぴったりのブランドです。
2.SuperBee Beeswax Wraps(スーパービー ビーワックスラップ)
SuperBee Beeswax Wraps(スーパービー ビーワックスラップ)は、タイで製造されているみつろうラップです。
みつろうラップの中では比較的安価なのが特徴。
また、デザインも豊富なのでお気に入りの一枚を見つけることができそうです。
試しに1枚買ってみたいという方や、デザインにこだわりたい方におすすめのブランドです。
3.aco wrap(アコラップ)
aco wrap(アコラップ)は、岐阜県のミツバチの巣から採取したみつろうを使用したエコラップです。
メイドインジャパンにこだわっており、一つひとつ手作業で作られているみつろうラップとなります。
円形になっており、お皿や食材にピッタリとフィットするのもポイントの一つ。
日本製のものを使用したい方や円形のラップを使ってみたい方におすすめのブランドです。
シリコンラップ
最近シリコンラップを販売しているお店が増えてきたなと感じます。
特に100均でも取り扱いが多いため、安いものを手軽に使いたい人には特におすすめです。
シリコンラップの取り扱いがあるお店を紹介していきますね。
- ニトリ
- ダイソー
- 3COINS
1.ニトリ
ニトリは家具だけではなく、キッチングッズも豊富に揃えられています。
ニトリはシリコンラップの取り扱いがあり、価格も安価です。
大小2枚セット(直径22cmと16cm)で販売されており、お値段は税込で599円。
他のキッチングッズを購入する際に、一緒に購入してみるのはいかがでしょうか?
2.ダイソー
ダイソーで取り扱いのあるシリコンラップは、3サイズで展開されています。
- 19cm×19cm
- 15cm×15cm
- 10cm×10cm(2枚セット)
全て税込110円で販売されています。
100均の中でも特に店舗の展開が多いダイソー。
きっとあなたの生活圏の中にもあるのではないでしょうか?
よかったら探してみてください!
3.3COINS
3COINSにもシリコンラップの取り扱いがあります。
大・中・小の3サイズがセットになって販売されており、それぞれ
- 大…19cm×19cm
- 中…14cm×14cm
- 小…9.8cm×9.8cm
となっています。
3枚セットで税込330円なので、実質1枚110円で購入できちゃいますね。
ラップの代用品となるエコラップは、種類によっては身近なお店で購入することができます。
安価で使いやすいものから購入して使用してみるのがおすすめです!
まとめ

- プラスチックは年間3億トン以上生産され、ゴミとなった時に9割以上がリサイクルされずにいる
- ラップを別のもので代用することでプラスチックゴミ問題の解決に貢献できる
- エコラップと呼ばれる自然由来の素材で作られているラップがある
- エコラップのメリットは、プラスチックゴミの削減ができることと化学物質が含まれていないこと
- エコラップ以外に自宅にあるものでラップの代用をすることもできる
- ラップの代用品はネットや100均でも購入することができる
今回は使い捨てラップの代用ができる、エコラップや代用品について紹介してきました。
環境保護に配慮した商品から安く手に入る代用品まで幅広く紹介してきましたが、気になる商品はありましたか?
使い捨てのラップは使いやすいので多用してしまいがちですが、徐々に代用品を使用する頻度を増やすことで環境保護に繋がりますよ!
少しずつ生活に取り入れてみるのはいかがでしょうか?
ぜひ自分のお気に入りを見つけてみてください♪
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