あなたはピスタチオを食べたことがありますか?
ピスタチオは噛み応えの良いナッツの一種です。
味も美味しくてついつい食べ過ぎてしまいますよね。
栄養価が高くて腹持ちが良いことから、「ナッツの女王」とも呼ばれているほどです。
美容にもダイエットにも最適です。
しかし、食べ過ぎると悪影響を及ぼす可能性もあります。
死亡事例があるという噂も…。
ピスタチオを食べ過ぎて死亡する、なんて怖すぎますよね。
じゃあどのくらい食べれば、大丈夫なの?と不安になる方も多いと思います。
そこで、ピスタチオの食べ過ぎは本当に死亡に繋がるのか、効果や適量について、ご紹介します!
ピスタチオの食べ過ぎで本当に死亡するのか!?

ピスタチオの食べ過ぎで、健康な方が死亡する心配はありません。
ただし、腎機能障害を持っている方は死亡する可能性があります。
ピスタチオには、カリウムが豊富に含まれています。
腎機能障害を持っていると、カリウムが正常に排出されずに、体内に蓄積して高カリウム血症を引き起こしてしまいます。
高カリウム血症は、血液中のカリウムの濃度が高くなり、筋力低下を引き起こします。
重度の場合は、不整脈が引き起こされて、死亡してしまう病気です。
腎機能障害を持っていない方は、カリウムを多く摂取しても正常に排出されます。
そのため高カリウム血症を引き起こすことはなく、食べ過ぎることで死亡する危険性はないので、安心してください。
また、ピスタチオは適量を摂取することで、様々な良い効果があります!
むくみ解消効果
むくみの原因として、塩分の摂りすぎが挙げられます。
塩分の中に含まれるナトリウムが体内の水分調節に関わっており、摂りすぎることで体内の水分が蓄積されやすくなります。
ピスタチオに含まれているカリウムは、ナトリウムや余分な水分を排出してくれる効果があるので、むくみが解消される効果があります。
ピスタチオの他にも、様々な食べ物にカリウムが含まれています。
カリウムが多く含まれている食品
- さつまいも
- バナナ
- エリンギ
- ひじき
- アボカド
- ほうれん草
- アーモンド
塩分を摂りすぎないようにすることも大事なため、ピスタチオを食べる際は食塩不使用のものを選びましょう!
食塩使用のピスタチオだと、食べ過ぎないように注意が必要です!
丈夫な骨を作る効果
ピスタチオにはビタミンKが含まれています。
女性は50代前後からホルモンの分泌が低下して骨も脆くなっていきます。
そのため歳を重ねれば重ねるほど、骨折や骨粗しょう症のリスクも高まってしまいます。
ビタミンKは、骨からカルシウムが溶けださないようにするはたらきや、骨を形成するはたらきを持ってるため、骨を丈夫にする効果が期待できます!
1日のビタミンKの摂取目安は、成人だと150μgと言われています。
ピスタチオは100g中に29μgと、ビタミンK含有量ランキングの中でも上位に入っています。
ただし、ピスタチオの100gは食べ過ぎなため、ピスタチオは適量食べた上で、納豆やわかめなどのビタミンKを多く含む食べ物を食べることをおすすめします。
脂肪燃焼効果
ピスタチオに含まれるビタミンB2は、脂質をエネルギーへと変換してくれます。
その際に脂肪が燃焼されて、ダイエットにも繋がります!
鉄分も豊富に含んでいるため、貧血に悩んでいる方にもおすすめです。
また、血液がサラサラになる効果もあり、血液の巡りも良くなることで、代謝が良くなります!
血液によって、細胞のエネルギーとなる酸素が全身へ大量に運ばれるので、疲れにくい体にもなります。
運動後のちょっとしたおやつに、ピスタチオを食べてみてはいかがでしょうか!
肌や髪が綺麗になる効果
ピスタチオは食べると綺麗になる、という話を聞いたことはありませんか?
これは、ピスタチオのβカロテンという成分が関わっています。
肌の健康を維持するはたらきがあり、紫外線から肌を守ってくれます!
βカロテンと並んで美容にいい成分、ルテイン!
これもピスタチオには含まれています。
ルテインは抗酸化作用によって、老化の原因となる活性酵素を除去してくれます。
体に備わっている抗酸化作用は、歳を重ねるごとに低下していくものですが、ピスタチオなどの食べ物で補うことができます!
ビタミンB6も、肌や髪の毛を健康に保つ役割を持っているため、美肌効果や美髪効果があります。
ナッツの中でもトップレベルで、ピスタチオにはビタミンB6が入っているので、ナッツ類でもピスタチオを選んだ方が良いといえるでしょう。
腸内環境を整える効果
ピスタチオには食物繊維もたっぷり入っています。
なんとその量、ごぼうの1.5倍もの食物繊維だと言われているほどです!
便秘改善だけではなく、善玉菌を増やしてくれて、腸内環境を良くしてくれます。
食物繊維の中でも不溶性食物繊維が含まれています。
不溶性食物繊維とは、腸内で水分を吸収し、膨張するタイプの食物繊維です。
その膨れ上がる刺激で、腸を刺激します。
その際に、有害物質も吸着して排出するため、大腸がん予防にもなります!
しかし、食べすぎるとかえって便秘が悪化してしまう場合があるため、注意です。
ピスタチオを食べ過ぎると太る?悪影響を紹介!

美容にも健康にもいい効果があるとご紹介しましたが、実はデメリットもあります。
それは食べ過ぎで太ることです。
ピスタチオの脂質やカロリーは、意外にも高く含まれていることはご存じですか?
なんとピスタチオは、約100gで615kcal、脂質56gを含んでいます。
ご飯を約100gで考えると、カロリーは168kcal、脂質0.3gとなり、比べると断然多いことが分かります。
意外とカロリーも脂質もありますよね…。
そのため、ダイエットしてるのにピスタチオを間食で食べ過ぎて太る、なんてことも…。
1日の摂取カロリーを大幅にオーバーしてしまったら、太ることも当たり前ですよね。
夜には食べない、食べる分を決めておく、などの工夫をすることが大事です!
他にも、ピスタチオを食べすぎることで発生するデメリットがあります。
食べ過ぎでニキビなどの肌荒れ
βカロテンは肌を守ってくれるため、肌トラブル予防になると言いましたが、それは適量を食べた場合の話です。
食べ過ぎると、ピスタチオの脂質が肌トラブルの原因となってしまい、毛穴が詰まってニキビができやすくなってしまいます。
加工されたものだと、加工調理で使用されるバターやその他の油分、添加物が含まれています。
これらも摂取しすぎることで、肌トラブルに繋がってしまいます。
食べ過ぎで下痢や腹痛
先程ご紹介した不溶性食物繊維は、適量摂取することで腸内環境を良くしてくれます。
しかし、一気に摂りすぎると消化に時間がかかるため、腸を良くするどころか、悪化させてしまうことがあります。
腸内へ刺激しすぎて腹痛や下痢に繋がったり、逆に消化に時間がかかりすぎて、腸内に便が溜まって便秘を悪化させてしまうことも…。
脂質によって作られるフルクタンという成分も、脂質を多く含むピスタチオを食べ過ぎることで増えていきます。
それにより、下痢を引き起こしてしまうため注意です!
ピスタチオの食べ過ぎを防ぐために適量を知ろう!

ピスタチオを食べ過ぎると、ピスタチオの美容効果や健康効果を台無しにしてしまうことがわかりましたね。
美容や健康に良いからといって、食べ過ぎるのは良くありません…。
しかし、癖になる食感や程よい塩味で1度食べるとなかなか止められませんよね。
私もナッツの中でもピスタチオは大好きなので、意識していないとついつい食べ過ぎてしまいます…。
では実際、ピスタチオの適量はどのくらいなのでしょうか?
ピスタチオの適量
ピスタチオの適量として、1日30粒(約110kcal)が目安と言われています。
大体片手の手のひら1つ分です。
おやつやおつまみには、丁度いい量でしょう。
ピスタチオの中でも殻付きのものをおすすめします。
殻付きですと、剥く時間を要するため満腹感も感じやすく、食べ過ぎを防いでくれます。
全体的な量を増やしたい方は、チョコレートやドライフルーツと一緒に食べてもいいかもしれませんね。
また、生のピスタチオがあることをご存知でしょうか?
日本ではローストしたピスタチオが多く販売されていますが、実は生のものもあるんです。
生のため、加工工程で使用される油分や添加物が使用されていないので、ローストしたものより体に良くなっています。
生のピスタチオの方が、ローストしたものと比べて、ポリフェノールやビタミンが豊富に含まれているため、是非チェックしてみてください!
まとめ

- ピスタチオは腎機能障害のある人が食べ過ぎると死亡する
- ピスタチオは健康な人が食べ過ぎても大丈夫
- ピスタチオには5つの美容効果がある
- ピスタチオを食べ過ぎると太る
- ピスタチオを食べ過ぎると肌荒れに繋がる
- ピスタチオを食べ過ぎると下痢や腹痛を引き起こす
- ピスタチオの適量は30粒
食べ過ぎなければ、ピスタチオで死亡することはないと分かりましたね。
私もピスタチオが大好きな身として、少し安心しました。
腎機能障害を持つ方は、死亡に繋がるため、ピスタチオだけでなく、カリウムが含まれているものは避けましょう!
ピスタチオは適量を守れば、ダイエットや健康、美容にも良い食べ物です。
是非、食べ過ぎに注意しつつ、積極的に食べてみて下さい!
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