あなたはオキシクリーンをご存じでしょうか?
家のあらゆる掃除に使える万能クリーナーなんですよ。
ですが、オキシクリーンで洗濯機を洗うと「ゴミが詰まった」「エラーが出る」など、壊れるというネット記事を見かけました。
洗濯機が壊れるとコインランドリーに走らなくてはならないし、修理には時間がかかるし・・。
とても大変な事態になっちゃいますよね。
調べてみると、オキシクリーンを正しく使っていないために洗濯機が壊れる事があるようです。
正しい洗い方をすれば壊れる事はありませんので安心してくださいね。
では、壊れる理由や正しい洗い方などをご紹介しますので、ぜひ参考にしてくださいね。
オキシクリーンで洗濯機が壊れる理由は4つ

万能クリーナーとして有名なオキシクリーンですが、オキシクリーンで洗濯機を洗うとなぜ壊れてしまうのでしょうか?
壊れる理由を4つご紹介していきますね。
①オキシクリーンの溶け残り
オキシクリーンの分量が多すぎると洗濯槽に溶け残ったり、詰まったりしてしまいます。
また、溶け残ったオキシクリーンが洗濯機のパーツと接触して壊れる可能性があるので、洗濯機が壊れる原因になります。
オキシクリーンは40℃〜60℃くらいのお湯で溶かしてから使用するのがベストです。
②ゴミや糸くずによる詰まり
オキシクリーンで浮いてきたゴミはすくい取らないといけません。
縦型洗濯機の場合はすくい取る事ができます。
しかし、ドラム式洗濯機は途中でドアを開けることができないのでゴミをすくい取る事ができません。
そのためドラム式洗濯機でゴミが多い場合は、フィルターや排水路に詰まってしまう可能性があるんですよね。
③ステンレスが腐食してしまう
ステンレスでできた洗濯槽やパーツは、長時間オキシクリーンに漬けておくと腐食する場合があります。
故障しなくても、ステンレスが変色したりします。
オキシクリーンを使用する時は、濃度やつけ置き時間に気を付けましょう。
④ドラム式洗濯機は泡に弱い
ドラム式洗濯機は構造上、内部が密閉されてしまうので大量の泡が出るとセンサーが感知して、排水と水の追加を繰り返してしまいます。
大量の泡が出てしまうとドアの隙間などから泡があふれ出てセンサーが誤作動を起こしてしまうんですよね。
結果、すすぎが終わらなくなってしまい壊れる原因になってしまうのです。
オキシクリーンによる洗濯機の洗い方やポイント

オキシクリーンによる洗濯機の洗い方を解説していきます。
縦型洗濯機とドラム式洗濯機では若干手順が異なったり、洗うときのポイントがあります。
また、オキシクリーンには2種類あるんですよ。
それぞれの特徴も解説していきますので、ぜひチェックしてくださいね。
オキシクリーンは2種類ある
オキシクリーンにはアメリカ製と日本製の2種類あります。
違いは、「界面活性剤と柔軟剤と香料が入っている」かの違いです。
アメリカ製には界面活性剤が入っていて日本製には入っていません。
日本製
- 界面活性剤・柔軟剤・香料なし
- 泡立たない
アメリカ製
- 界面活性剤・柔軟剤・香料入り
- 泡立つ
界面活性剤は油と水を混ぜ合わせる性質があり、泡を発生させます。
日本製のオキシクリーンは安全性のことを考えて界面活性剤が含まれていないんですよね。
「泡立った方がキレイに洗った感じがする!」と思う方は多いと思います。
ですが、界面活性剤や柔軟剤が入っていなくても洗浄力には影響がなく、日本製もアメリカ製も同じ洗浄力があります。

ドラム式洗濯機を洗うときは泡立たない日本製のオキシクリーンがおすすめだよ!
縦型洗濯機の洗い方
用意するもの
お湯(40℃~60℃)
オキシクリーン
ゴミを取るネット(100均などで売っています)
洗い方手順
①洗濯槽にお湯(40℃~60℃)を高水位までためる
②オキシクリーンを入れる
③標準か洗濯槽コースで10分まわす
④一時停止を押して30分~6時間放置する
⑤浮いてきたゴミをすくい取る
⑥再度、洗濯機を回して浮いてきたゴミをすくい取る
⑦ゴミが浮いてこなくなるまで⑥を繰り返す
ドラム式洗濯機の洗い方
用意するもの
お湯(40℃~60℃)
オキシクリーン(日本製がいいです)
洗い方手順
①オキシクリーンを溶かしておいたお湯を洗濯槽に入れる
②洗濯洗浄コースを選びスタートを押す
③終了したら洗濯槽内部のゴミを取り除く
※ドアのぎりぎりまでお湯を入れましょう。
ポイント
- お湯は40℃~60℃にしましょう(50℃以上のお湯を使えない洗濯機があるので説明書をよく読んでください)
- オキシクリーンは、お湯4ℓに対してスプーン1杯

必ず量を測ってね!
適当には入れないでね!!
オキシクリーンで洗濯機を洗うけど何回も汚れが浮く?

オキシクリーンで洗濯機を洗うと汚れが浮いてくるのですが、何回洗っても汚れが浮いてくることがあります。
「一体、何回洗えばいいんだ!」と困っている方が多いみたいです。
では「どうしたらいいの?」と困っている方に原因と対処法をご紹介していきますね。
①オキシクリーンの分量が少ない
オキシクリーンの分量が少ないと失敗してしまいます。
日本製とアメリカ製のオキシクリーンでは使う分量が違うので気を付けましょう。
分量が合っていないと汚れが落ちにくくなる原因になっちゃうんですよ。
日本製 お湯10ℓに対してスプーン4杯
アメリカ製 お湯10ℓに対してスプーン1杯
②オキシクリーンが溶けていない
オキシクリーンはお湯に入れるだけではちゃんと溶けません。
しっかりと溶かしていないと洗濯槽の汚れを落とすことができずに失敗してしまいます。
しかもオキシクリーンの溶け残りは洗濯機のパーツを傷つけてしまう事も。
きちんと溶けているのを確認しましょう。
③オキシクリーンを漬ける時間が短い
汚れの量が少ない場合は、オキシクリーンを漬ける時間が短いかも知れません。
オキシクリーンが洗濯機全体に行き渡るまで、十分な時間を漬けておく必要があります。
汚れが浮き始めてもすぐに流さないで、しばらく時間を置くとよいでしょう。
また気を付けておきたいのが、電源が入っていないとお湯を入れても自動で排水する洗濯機があります。
始めに電源を入れる事を忘れないようにしましょう。
④お湯の温度が適切じゃない
オキシクリーンを溶かすにはお湯の温度がとても重要になります。
オキシクリーンを溶かす時は40℃〜60℃で行ってください。
温度が高すぎたり低すぎたりすると、オキシクリーンの効果を発揮しないからです。
失敗した時の対処法
もう一度オキシクリーンで洗う
汚れがまだ浮いてくるのなら、もう一度最初から洗ってみましょう。
汚れが浮いてくるという事は汚れが落としきれていない証拠です。
塩素系洗濯槽クリーナーを使う
オキシクリーンは酵素系漂白剤なので効果としては塩素系漂白剤に比べると劣ってしまいます。
塩素系漂白剤は汚れを細かく分解して溶かしてくれるんです。
酵素系漂白剤と違って、つけ置き時間が必要ないので短時間で洗えるところが大きなメリットです。

時間がない時は塩素系漂白剤の方が便利だね。
洗濯機を洗う頻度は?
洗濯機の汚れを気にせず快適に使うには、どのくらいの頻度で洗うのがいいのでしょうか?
それぞれまとめてみたので、参考にしてくださいね。
1~2か月に1回ならオキシクリーン
洗濯槽をオキシクリーンで洗う場合は、1か月〜2か月に1回を目安に行うのがベストです。
家族構成によって洗濯の頻度が違いますので、オキシクリーンで洗う頻度も変わってきます。
まず1か月~2か月に1度オキシクリーンで洗ってみて、汚れが気になる場合は洗う頻度を短くするとよいでしょう。
半年に1回なら塩素系クリーナー
洗濯槽を塩素系クリーナーで洗う場合は、半年に1回を目安に行うのがベストです。
次亜塩素酸ナトリウムが主成分なので汚れを分解・除去してくれます。
手につくと荒れやすいので、触れないように注意してくださいね。
1年以上洗っていない場合は2つ使う
忙しかったり、つい洗うのを忘れて1年以上洗っていない場合は、オキシクリーンを使った後に塩素系クリーナーを使うと良いでしょう。
ですが注意点があります。
注意点
オキシクリーンと塩素系クリーナーを同時に使わないこと!!
同時に使ってしまうと有毒なガスが発生して、非常に危険です。
ですので、オキシクリーンを使った後はしっかりとすすいでから塩素系クリーナーを使いましょう。

2つ同時に使うと命の危険につながる可能性があるよ!!
絶対にやめてね!!
オキシクリーンが使えない洗濯機がある
洗濯機の種類によってオキシクリーンが使えない場合があります。
オキシクリーンを使う前に必ず説明書を読んで確認しましょうね。
まとめ

以上、オキシクリーンで洗濯機を洗うと壊れる?理由や正しい洗い方をご紹介しました。
- オキシクリーンで洗濯機を洗うと壊れる理由は4つ
- オキシクリーンにはアメリカ製と日本製がある
- ドラム式洗濯機を洗うときは日本製のオキシクリーンがおすすめ
- オキシクリーンはお湯に溶かしてから使う
- オキシクリーンで洗う頻度は1~2か月に1回がベスト
きちんと正しい分量で洗濯機を洗うと壊れることはありませんね。
私はオキシクリーンで洗濯機を洗ったことはありませんが「量は多い方がキレイになる」と思い込んでいたので洗濯機を壊してしまうところでした。
また、ドラム式洗濯機をお使いの方は、オキシクリーンで洗濯機を洗わない方がいいですね。
万が一壊れてしまう可能性があるので、市販の塩素系クリーナーを使いましょう。
私の家の洗濯機は縦型なのでどれくらいキレイになるのか一度試してみようと思います。
オキシクリーンは衣類や台所など、あらゆる場面で大活躍しますので洗濯機以外でもぜひ使ってみてくださいね。
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