オキシクリーンと重曹の違いとは?賢く使って汚れをキレイに落とそう!

生活

キッチン周りや家の掃除全般に使えることで有名なオキシクリーンと重曹。

使い方が共通しているだけあって「どこに違いが?」と思っている方は多いのではないのでしょうか?

実はオキシクリーンと重曹は作られた目的や成分・特徴などが異なります。

上手に使い分ける事によって掃除の幅が広がるんですよ。

また、オキシクリーンと重曹を混ぜ合わせると今まで落とせなかったガンコな汚れを落とす事ができちゃうんです!

今まで何となく掃除に使っていたあなたも、それぞれの特性を活かして効果的な使い方をしてみませんか?

では、それぞれのおすすめの使い方などをご紹介していきますね。

オキシクリーンと重曹の違いって一体何なの?

オキシクリーンと重曹は同じ「アルカリ性」なのです。

しかも、使い方も共通しているところが多いのですが、作られた目的や成分に違いがあります。

オキシクリーンと重曹の種類

オキシクリーン重曹
種類アメリカ製
日本製
(どちらも掃除用)          
薬用(歯磨き粉や入浴剤)
食用(ふくらし粉や炭酸水作り)
工業用(掃除用)

重曹には3種類あり使い方もそれぞれ違いますが、オキシクリーンは掃除用のみです。

オキシクリーンは掃除だけを目的に作られているので、重曹よりも洗浄力は強いです。

オキシクリーンと重曹の成分

オキシクリーン重曹
成分過炭酸ナトリウム
炭酸ナトリウム
界面活性剤・香料(アメリカのみ)
炭酸水素ナトリウム

オキシクリーン

オキシクリーンは「過炭酸ナトリウム」と「炭酸ナトリウム」が主成分です。

アメリカ製は更に「界面活性剤」と「香料」が含まれていて、アメリカ製の方が日本製よりも洗浄力が高めなんですよ。

ですので、ガンコな汚れを落としたい場合はアメリカ製を、安全性を重視したい場合は日本製を使うとよいでしょう。

重曹

重曹は「炭酸水素ナトリウム」が主成分で、環境や人体にやさしいのが特徴です。

その分、洗浄力はオキシクリーンより劣ってしまいます。

オキシクリーンと重曹の洗浄力は、

オキシクリーン>重曹

となります。

オキシクリーンと重曹は実際どっちの方が便利なの!?

汚れの状況によって「どっちを使ったらいいの?」って思うことってありますよね?

オキシクリーンと重曹はどっちも同じアルカリ性なので使える場所はほとんど同じです。

しかし、オキシクリーン・重曹どっちにも特徴があり、向き不向きの分野があります。

ここからはオキシクリーンと重曹の使える場所やおすすめの使い方をご紹介します。

オキシクリーン・重曹の落とせる汚れ一覧

お風呂の皮脂汚れ

洗濯槽の汚れ

便器の黒ずみ

コンロの汚れ

茶渋

鍋などの焦げ付き

衣類の染み汚れ

オキシクリーンのおすすめ使い方

オキシクリーンのおすすめの使い方は「オキシ漬け」です。

「オキシ漬け」とは、オキシクリーンを40℃〜60℃のお湯に溶かして汚れたものを漬けおきする方法です。

「よく汚れが落ちる」「放っておくだけで楽ちん」と、活用している人が多いんですよ。

オキシ漬け手順

①バケツやタライなどに40℃〜60℃のお湯を入れる
(お湯4リットルに対してオキシクリーン大さじ1杯程度入れる)
②汚れた物を漬けおきする
③水でよくすすぐ
※つけ置き時間は20分〜6時間まで。

汚れによって漬けおき時間を調整するとよいでしょう。

オキシ漬けできない物

ウール・ウール混紡

シルク・シルク混紡

革・宝石類

金属全般・金属製の付属品

ラテックス塗料・ジュート

チーク材・仕上げ木材等

必ずオキシ漬けできる素材かどうか確認してね!!

イチ押し!風呂掃除はオキシ漬けで手間いらず!!

風呂場の椅子や洗面器など小物の掃除って面倒臭いですよね。

一つ一つゴシゴシ洗うととても疲れるので風呂掃除が億劫になっちゃいます。

そんなあなたは必見!

風呂場の小物を一気にキレイにできるオキシ漬けをご紹介します!

①浴槽に半分(約100リットル)お湯を張ってオキシクリーンを入れて混ぜる
②椅子や洗面器など小物を入れて2〜6時間放置する
③水でよくすすぐ(または軽くスポンジでこすってすすぐ)

小物だけではなく浴槽もキレイになりますよ。

ただし、水垢は落ちないから注意してね!!

重曹のおすすめ使い方

重曹のおすすめの使い方は「煮洗い」です。

「煮洗い」とは、鍋にお湯を沸かして重曹と汚れた布巾や衣類・食器などを入れてコトコト煮込む方法です。

重曹は除菌効果だけではなく、加熱すると洗浄力がUPする特徴があるんですよ。

また、鍋の焦げつきにも煮洗いが効果的です。

布巾や衣類・食器などを煮洗いする手順
①鍋に水を入れて沸騰させて重曹を大さじ3杯ほど入れる
②汚れた物を入れて菜箸で混ぜながら20分ほど弱火で煮る
③冷めたら通常通り洗濯する(食器はよく水ですすぐ)
※煮洗いは麻やコットンにとても効果的です。

ポリエステル・化学繊維・シルク・ウールには適していません。

素材が傷む原因になっちゃうんだよ!

鍋の煮洗い手順
①焦げを落としたい鍋に水を入れて重曹を大さじ3杯ほど入れて沸騰させる
(重曹を入れるときは必ず水の状態から入れてください)
②お湯が沸騰したら弱火で10分ほど煮る
③10分ほど経ったら火を止めて、冷めるまで放置する
④焦げが残っていたらスポンジで洗い、水ですすぐ

※鍋の煮洗いには素材がステンレス・鉄・ホーロー・土鍋に効果的です。

銅やアルミは黒く変色してしまいますので煮洗いには向いていません。

また、ステンレスはこすり洗いしてしまうと加工がはがれてしまうので、こすらなければ大丈夫です。

オキシクリーンと重曹を混ぜると最強のクレンザーに!

オキシクリーンと重曹とお湯を混ぜる事によってできる最強クレンザー「オキシペースト」をご存じでしょうか?

オキシクリーンと重曹それぞれでは落とせなかった汚れも混ぜることによって、強力な洗浄力とクレンザーのような研磨作用が生まれます。

ペースト状なので、漬けおきできない場所に張り付けて効果的に汚れを落とすことができるんですよ。

オキシペーストの作り方

オキシクリーンと重曹とぬるま湯(40℃〜60℃)を1:1:1の割合で混ぜる。

とっても簡単なのですぐに作れちゃいますよ。

オキシペーストの使える場所

オキシペーストは、キッチン・トイレ・バスルーム・玄関などに使えます。

基本的な使い方は「オキシペーストを塗る→1時間ほど放置→水で洗い流す」と、とっても簡単。

例えば、バスルームの取っ手やドアパッキン・蛇口回りなどの隙間部分のカビを落とす事ができますよ。

オキシペーストを使うとき注意点

以下の素材には使用しないようにしてください

ウール・ウール混紡

シルク・シルク混紡

革・宝石類

金属全般・金属製の付属品

ラテックス塗料・ジュート

チーク材・仕上げ木材等

オキシクリーンに使えない素材と一緒だね

ゴム手袋を着用して換気をする

オキシクリーンは酸素系漂白剤なので手荒れの原因になります。

必ずゴム手袋を着用して換気をしてください。

オキペーストは作り置きしない

オキシクリーンは溶かしてから時間が経つと効果がなくなってしまいます。

使う分だけ作るようにしましょう。

作ったら、30分〜6時間以内を目安に使い切ってください。

今まで諦めていたガンコな油汚れやカビ汚れに、一度オキシペーストを試してみませんか?

まとめ

以上、オキシクリーンと重曹の違いとは?賢く使って汚れをキレイに落とそう!についてご紹介しました。

  • オキシクリーンと重曹は作られた目的や成分に違いがある
  • 洗浄力はオキシクリーンの方が重曹よりも強い
  • オキシクリーンは「漬けおき洗い」重曹は「煮洗い」がおすすめ
  • 「オキシペースト」はオキシクリーンと重曹の良いとこ取りクレンザー
  • 「オキシペースト」は作り方・使い方がとても簡単

オキシクリーンと重曹は、あらゆる場所で大活躍してくれるんですね。

洗浄力の違いはあるけど、それぞれの特性を活かしたり混ぜ合わせる事によって、洗浄力は抜群になります。

掃除する場所によって、あらゆる洗剤を買っている私にとってはとても有効な使い方ができそうです。

しつこい油汚れはゴシゴシこすったりしていたので、とても疲れていました。

しかし、オキシクリーンや重曹は基本「漬けおき・放置」なので疲れずに掃除できるのも嬉しいポイントです。

これからキッチン周りや風呂場掃除などをする予定があるなら、ぜひオキシクリーンや重曹でキレイにしてみませんか?

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