肌寒い季節になり、体を温める飲み物が多く販売されるようになりました。
冬だけでなく夏でも、エアコンの効いている職場で体が冷える、ということもありますよね。
冷え性の方は、普段から体を温める飲み物を意識して飲んでいるのではないでしょうか?
私も冷え性で、冬になると生姜湯をよく飲んでいます!
体を温める飲み物は、血行促進はもちろん、免疫上昇にも役立ちます。
しかし、どの飲み物が1番いいのか分からないという方も多いと思います。
そこで、それぞれ飲み物の成分や効果を考えて、おすすめの体を温める飲み物をランキング形式でまとめました。
意外な飲み物がランキング上位だったりするかも!?
ノンカフェインの飲み物も紹介しています!
普段飲んでいる飲み物と比較して楽しみながら、読んでみてください!
体を温める飲み物は何?おすすめランキングTOP5!

あなたは普段、体を温めるために何の飲み物を飲んでいますか?
ココアやホットミルク、生姜湯など、色々な飲み物がありますよね。
実は、温かい飲み物だと何でも体を温める作用がある、という訳ではありません。
中には、体を冷やす作用を持つ注意すべき飲み物もあります…。
ランキング形式のおすすめの体を温める飲み物や、体を冷やしてしまう逆効果な飲み物をご紹介していますので、是非参考にしてみてください。
おすすめランキングTOP5!
第1位:ココア
なんと意外にも、ランキング第1位を飾るのはココア。
私はてっきり生姜湯の方が温まると思っていました…。
これはTBS系列番組「この差って何ですか?」でも取り上げられています。
ココアには「カカオポリフェノール」や「テオブロミン」という成分が含まれていて、どちらも血管を拡張させて、血行促進にはたらきます。
体を温める効果は、生姜よりも長い時間発揮するそうです!
ポリフェノールは、血行促進だけでなく、美容効果に良いと言われていますよね♪
また、テオブロミンには、幸せホルモンと呼ばれるセロトニンを分泌させる効果もあり、リラックス効果やストレス解消効果が期待できます。
「リグニン」という食物繊維もココアにたっぷりと含まれていて、食物繊維が多いとされているごぼうよりも豊富だそうです!
朝に1杯飲むだけで、良い効果がたくさん得られそうですね。
第2位:紅茶
あなたは、紅茶がどうやって作られているかご存じですか?
実は、紅茶はウーロン茶や緑茶などと同じ茶葉から作られるものであり、違いは発酵度合いの差です。
産地などの環境や加工する作り手、お茶の入れ方で風味が変わってきます。
体を温める飲み物になるポイントは、「よく発酵しているか」です。
発酵の度合いの分類として、緑茶が不発酵茶、ウーロン茶が半発酵茶、紅茶が完全発酵茶となり、紅茶が一番発酵する力をフルに活用したお茶と言えます。
タンニンという物質が発酵し、本来緑色だった茶葉が茶色に変化して、私たちが良く知る紅茶の色になるそうです。
紅茶は元々茶色の茶葉ではないことに、少し驚きました…。
紅茶には「テアフラビン」というポリフェノールの1つが含まれていて、血糖値の上昇を抑えたり、免疫促進や血行促進などの体に良い効果がたくさん!
甘いものが苦手という方は、ココアではなく、紅茶を選んでもいいかもしれません。
第3位:生姜湯
体を温める効果がある食材で、真っ先に思い浮かぶのは生姜ですよね。
第1位ではありませんが、やはりランキング上位に入ります。
生姜湯には「ショウガオール」という体を芯から温める効果がある成分が含まれています。
冷え性で、体が温まったと思ってもすぐに冷えてしまう方は、体を芯から温めてくれる生姜湯がおすすめといえますね。
また、生姜湯はトロミがあることから、体を温める効果の持続時間が長いと感じる方が多いそうですよ。
乾燥生姜には、ショウガオールが多く含まれていることから、冷え性改善を目的とした漢方にも使われています。
しかし、生の生姜にはショウガオールが変化する前の「ジンゲロール」という成分が含まれていて、ショウガオールとは真逆の体を冷ます効果を持っています。
冷え性の方は、生姜の生食を控えると良いかもしれません。
また、急激に体温が上がり、発汗してしまうため、持続効果はココアや紅茶には劣ります。
汗をかいた後、体を冷まさないためにも、湯船に浸かる前に飲むことをおすすめします!
第4位:甘酒
甘酒には様々な栄養成分が含まれており、点滴の成分とほとんど一緒なことから「飲む点滴」と言われていますよね。
甘酒は製造過程で発酵することにより、お米の何倍ものビタミンB群を含んでいます。
このビタミンB群は、炭水化物や脂質などを分解してエネルギーを生み出すため、代謝が活発になり、体温を上げてくれます。
また、ビタミンB群やアミノ酸には、血行を促進する効果があるため、体が温まります。
熱を発生させる「糖質」も多く含まれていることもポイントですよ!
とろみもあって、胃にとどまる時間が長いため、体を温める効果の持続時間も長めです。
ただし、冷えた甘酒は効果があまり感じられないので、冷え性の方は温めた甘酒を飲むようにしましょう!
温かい甘酒でも、あまり効果が感じられない…という方は、生姜などをトッピングしてさらに体が温まる、アレンジ甘酒を飲んでみてもいいかもしれません。
個人的には、みかんを絞ったり、ミキサーにかけたものをトッピングしたりする、みかん甘酒がおすすめです!
みかんの皮やすじに含まれている、ヘスペリジンが血行を良くしてくれるため効果も抜群ですよ!
第5位:白湯
白湯といえば、ダイエットやデトックス効果で有名ですよね。
その効果の元となるのは、白湯の血行促進効果です。
白湯で温まった体は、血行が良くなり、基礎代謝も上がって脂肪が燃焼されやすくなることに繋がります。
ダイエットで甘いものを控えている方は、0カロリーという部分にも惹かれますよね!
水道で白湯を作る場合、水道水に含まれる「塩素」を飛ばす必要があるため、通常より長い10分〜15分ほど沸騰させると良いです。
また、白湯を5位にした理由として、アレンジのしやすさが挙げられます。
白湯には、ココアや紅茶などに含まれる血行促進成分は含まれていませんが、味が何もないことから自由にアレンジすることが出来ます。
例えば、むくみを改善したい場合ははちみつを、疲労回復や美肌効果を感じたい方は梅やレモンを入れると良いでしょう。
味も効果も自分でカスタマイズできるため、自分に合った白湯の飲み方を見つけてみてください!
実は体を冷やす飲み物
温かい飲み物の中にも、体を冷やす作用を持っているものもあります。
知らず知らずのうちに飲んで、冷え性を悪化させているかも…。
そうならないために、体を冷やしてしまう飲み物を知っておくことは大切ですよね。
冷え性の方は、今から紹介する飲み物を日頃から大量に飲んでいないか、チェックしてみましょう!
コーヒー
よく朝にホットコーヒーを飲んでいる方も、多いのではないでしょうか。
実はコーヒーは、体を冷やしてしまう飲み物の1つです。
コーヒーにはカフェインが多く含まれており、カフェインの利尿作用促進効果によって、排尿と同時に熱も体外へと逃がしてしまいます。
また、交感神経を刺激して自律神経のバランスが崩れてしまい、血行を悪くしてしまいます。
少量のカフェインだと問題ないのですが、飲みすぎることによって体を冷やしてしまう結果に…。
コーヒーが好きな方も、摂取量は1日5杯までに抑えておきましょう。
緑茶
緑茶もコーヒーと同じく、カフェインが含まれているため、体を冷やすと言われています。
緑茶は発酵されていないため、体を温める効果は持っていません。
寒いからと、ついつい温かいお茶を求めてしまいがちですよね…。
冷え性対策で温かいお茶が飲みたい時には、なるべくカフェインが含まれていないものを選んでみることをおすすめします!
コーヒーと同様に、飲みすぎないように注意が必要な飲み物です。
麦茶も、麦が体を冷やす作用を持っているため避けましょう。
アルコール
お酒を飲むと、体温が上がると勘違いされがちですが、本当は体を冷やしてしまう飲み物です。
一時的には血流が良くなることで体温が上昇しますが、汗や尿が排泄されることで一緒に熱も逃がしてしまい、冷え性が悪化してしまいます。
特に、ビールや焼酎、ウイスキー、白ワインは体を冷やしてしまうお酒です。
冷え性に気を付けながらお酒を嗜みたい!という方は、ホットワインや温かい日本酒を選んでみてはいかがでしょうか。
ホットミルク
ホットミルクも、体を温める効果があると勘違いされやすい飲み物の1つです。
私も勘違いして、寒い時に飲んでいました…。
ホットミルクは安眠効果があると有名な飲み物ですが、体を温める成分は含まれておらず、逆に冷えを招く原因になります。
手足が冷えてしまって眠れないから、とホットミルクを飲むと逆効果になってしまうので注意してください!
豆乳もミルクと同様の理由で、体の冷えを招いてしまいます。
シナモンやココアなど、ホットミルクとして飲むのではなく、体を温める効果のあるものと合わせて飲むと良いかもしれません。
体を温める飲み物第1位ココアのおすすめの飲み方!

体を温める飲み物ランキング第1位に輝いたココアですが、ココアを飲む際は、甘くない純ココアが一番おすすめです。
しかし、飲むなら甘いココアが良いという方が多いはず…。
そこで、ココアのおすすめの飲み方をご紹介します!
ココアのアレンジした飲み方
スタンダードなココア
材料はオリゴ糖と純ココアと水の3つです。
この3つを弱火にかけながら混ぜていき、最後に水を少しずつ加えながら調節して完成です。
オリゴ糖をはちみつに変えて作っても、美味しくできます!
カロリーや糖分を自分で調節できるので、健康にもいいですよね!
ジンジャーココア
先程のはちみつやオリゴ糖を入れたココアに、生姜を加えるだけの簡単な作り方です!
生姜とはちみつを入れることで、更に体を温める効果がアップしたココアですね。
私もココアに生姜!?と驚いて、実践してみましたが、意外と美味しくてハマりそうです…。
飲んだことが無い方は、是非生姜ココアにチャレンジしてみてください!
塩ココア
スイカやキャラメルなどの甘いものに、塩をかけ合わせるとさらにおいしく感じることがありますよね。
実は、ココアにも塩は合います。
実際に飲んでみると、塩の対比効果でココアの味が引き立ち、コクが出たように感じました。
こしょうを使ったココアも同じように、対比効果で美味しくなり、少しスパイシーな大人な味へと変化します。
ただし、塩もこしょうも2振り程度に抑えないと、逆に美味しくなくなってしまうため注意してください!
バターココア
バターとココアなんて、絶対美味しいに決まってる組み合わせですよね。
ココアにまろやかさをコクがプラスされて、チョコレートのような味わいでした。
カロリーが気になる所ですが、たまには甘くてデザートのような飲み物で一息ついてもいいかもしれませんね。
生クリームやチョコレートを入れると、同様にまろやかになりますが、私はバターが1番お気に入りです!
体を温めるために飲むおすすめのタイミング
飲み方も大事ですが、飲むタイミングも大事になってきます。
おすすめのタイミングは、起床後、入浴前、就寝前です。
起床後
起床後は、1日の中で最も体温が低いとされている時間帯であり、起きてすぐに飲むことで内臓や筋肉の動きを活発にさせます。
むくみにも効果的で、その日の消化吸収も良くなることでしょう。
入浴前
お湯に浸かっても体の芯から温まらない、湯冷めしてしまうという方は、入浴前に体を温める飲み物を飲むと良いです。
体の内側から温めることで、体の芯から温まることができます。
就寝前
就寝前に飲むと、1日の疲れを癒す時間にもなっておすすめです。
体を温めることで、寝つきも良くなって一石二鳥ではないでしょうか。
ホットココアで体を温めて、リラックスした状態で締めくくると、心も体も癒されます。
美味しいからといって、ついつい飲みすぎるのは良くありません。飲む量は、1杯程度にしておきましょう。
体を温める飲み物でノンカフェインのお茶をご紹介!

温かいお茶の中でも、緑茶はカフェインが含まれていることで、体を冷やしてしまうとご紹介しました。
じゃあカフェインが含まれていないお茶には何があるの?と思う方もいるでしょう。
調べると、色々なノンカフェインのお茶がありました。
ノンカフェインのお茶の中でも、特に体を温める効果のある飲み物をご紹介します。
冷え性で悩んでいる方もそうですが、妊娠していてカフェインを控えたい!という方もチェックしてみてください。
ルイボスティー
ルイボスティーには「スーパーオキシドジムスターゼ」という、体の冷えを解消してくれる成分が含まれています。
ミネラルやポリフェノールも含まれていて、美容に良いお茶として飲まれています。
味も癖がないので、多くの人から親しまれている紅茶です。
ごぼう茶
ごぼうには「サポニン」と呼ばれる、血流を良くしてくれる成分が含まれています。
食物繊維が豊富なことから、腸内環境の改善も期待できる健康に良いお茶です。
ごぼう本来の味がほのかに香るお茶ですが、意外と飲みやすいですよ。
黒豆茶
血行促進効果のあるアントシアニンや、血液を作るために必要な鉄分、女性ホルモンの分泌促進してくれる大豆イソフラボンなどが含まれています。
女性にとって嬉しい効果のある成分が、多く含まれているお茶です。
女性だけでなく、健康に気を使っている方にも嬉しい飲み物ですね。
梅醤番茶(うめしょうばんちゃ)
梅干しと生姜、醤油、番茶で作る日本伝統の飲み物です。
簡単に家庭で作れて、生姜や梅の体を温める効果も期待できるお茶です。
風邪予防に昔から飲まれているお茶なので、免疫力アップも期待できます!
薄めて飲むタイプのものが販売されていて、料理にも使うことが出来るので是非飲んでみてください!
まとめ

- 体を温める飲み物ランキング上位はココア、紅茶、生姜湯、甘酒、白湯の5つ
- 体を冷やす飲み物は緑茶やコーヒーのカフェイン飲料やアルコール
- 体を温める飲み物ランキング第1位のココアは色んなアレンジレシピがある
- 体を温める飲み物は、起床後、入浴前、就寝前に飲むべき
- 体を温めるノンカフェインのお茶は、ルイボスティー、ごぼう茶、黒豆茶、梅醤番茶がある
温かい飲み物を飲めば、冷え性が改善されるわけではない、ということが分かりましたね。
ランキングでご紹介した飲み物の中で、あなたに合う飲み物を選んでみてください。
飲み物以外でも、入浴することや筋肉をつけること、健康的な食事を摂ることで改善されるので、自分の生活に合った冷え性対策をしましょう。
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