洗濯をしていて色移りしてしまった経験ってありませんか?
「色移りするかも?」と心の中で思いながらも「時間がないし面倒臭い」が勝ってしまって、色物と白物を一緒に洗濯。
案の定、色移りしてしまい「あーあ」と、諦めたことがありました。
でも、諦めることはないんです!
色移りした服を簡単にキレイにする落とし方があるんですよ。
しかも時間がたった色移りでさえもキレイにする落とし方があるんですよ。
色移りして時間がたった服があれば一度ぜひ実践してください!
色移りしてして着なくなってしまった服がまた着られるようになるかもしれませんよ!
では、色移りの落とし方・予防やバッグの色移りの落とし方をご紹介していきますね。
色移りの落とし方は?時間がたった衣類もキレイに

大切にしている服が色移りをして「うわー!」とショックを受けた経験はありませんか?
ここでは、衣類の色移りの落とし方をご紹介します。
時間がたった色移りにも効果的なので、ぜひ活用してくださいね。
また色移りの原因や色移りしやすい衣類、落とし方・予防などを紹介していきますので、ぜひ参考にしてください。
衣類の色移りの原因
洗濯中の衣類はたっぷりと水分が含まれます。
その状態で他の洗濯物とこすれ合ったり、洗濯層とぶつかってこすれます。
そうすると、その「こすれ」の部分から衣類の染料が水分に溶けはじめて、色移りや色落ちが起こるのです。
この他に、
- 洗っている最中に染料が水に溶けだす
- 脱水の遠心力で染料が飛び散る
- 脱水後の湿った衣類から染料がにじんでくる
- 干しているときに染料が付いてしまう
など、様々なタイミングで色移りや色落ちは起こってしまうのです。

お気に入りの服や高価な服を洗うときは特に注意しようね!
色移りや色落ちしやすい衣類としにくい衣類
色移りや色落ちしやすい衣類 | 色移りや色落ちしにくい衣類 |
綿 麻 シルク | ポリエステル アクリル |
また、合皮や皮・刺繡やビーズが衣類の一部に使われている場合は色移りや色落ちがしやすいので注意してください。
特に濃い色の衣類は染料を多く含んでいるため、より色落ちしやすいので注意が必要です。
色移りした衣類の落とし方
色移りはなるべく早く対処した方がいいのですが、どうしても時間がたった状態だと落ちにくくなってしまいます。
しかし時間がたった色移りの衣類も簡単に落とせることが出来ます。
色物・白物それぞれの衣類の落とし方をご紹介していきます。
色物衣類の色移りの落とし方
用意するもの
- 粉末の酸素系漂白剤(オキシクリーンなど)
- ゴム手袋
- 容器(洗面器など)
手順
- 容器にお湯を張って酸素系漂白剤を溶かす
- 色移りした衣類を容器に1時間程つけ置きする
- 弱アルカリ性の洗濯用洗剤でいつものように洗濯する
ポイント
冷たい水では色移りが落ちにくいので40℃〜50℃のお湯を使いましょう。
また、部屋干しではなく天日干しにしましょう。
色がより薄くなります。
白物衣類の色移りの落とし方
用意するもの
- 塩素系漂白剤
- ゴム手袋
- 容器(洗面器など)
手順
- 容器に水を張って塩素系漂白剤を溶かす
- 色移りしたい類を容器に30分程つけ置きする
- 良くすすいでから、弱アルカリ性の洗濯用洗剤でいつものように洗濯する
- 洗濯機で2回すすぐ
ポイント
洗濯機に入れるときは単体で洗うか白物衣類のみで洗ってください。
塩素系漂白剤が残っていると他の衣類の色が落ちる場合があります。
干す時は、天日干しにしましょう。
色がより薄くなります。
どうしても落ちないときは
上記の方法でも色移りが落ちない場合はクリーニングに任せましょう。
注文するときは必ず色移りの部分を伝えておいてください。
あまり小さすぎると、プロでも見落としてしまう可能性があるからです。
事前に伝えていれば、かかる金額を提示してくれます。

お金はかかるけど確実にキレイになるよ!
色移りしないための予防
洗濯で色移りや色落ちを防ぐためにはどうすればいいのでしょうか?
面倒臭そうに思うかも知れませんがとっても簡単なんですよ。
大切な服を台無しにしないように、予防法をご紹介しますね。
ぜひ参考にしてください。
色味の近い衣類と一緒に洗濯する
色の濃い衣類と薄い衣類を一緒に洗濯してしまうと、色の薄い衣類に染料が付きやすくなります。
そのため選択する場合は、濃い色と薄い色の衣類を分けて洗いましょう。
色移りを防ぐことが出来ます。
衣類を裏返して洗濯ネットに入れる
色移りの原因として衣類同士の「こすれ」があります。
衣類を裏返してネットに入れて洗濯するとこすれたり、絡まったりすることが減るので色落ちしにくくなります。
ポイント
- 衣類ピッタリの大きさの洗濯ネットに1枚ずつ入れる
- 収納する時のように畳んだ状態でちょうど入るサイズ
また、裏返しにすると肌に接している汗や皮脂の汚れが落ちやすく、毛玉ができにくいのでいつも裏返しにして洗うことをおすすめします。
洗濯機をドライコースにする
洗濯機の「ドライコース」は通常のコースよりも洗浄力を落として、できる限り摩擦を防いで優しく洗うコースです。
衣類同士の摩擦を少なくする事ができるので、色移りや色落ちを防ぐことができます。
洗濯機のメーカーによって表記が異なります。
「おうちクリーニング」「手洗いコース」「ソフトコース」などの表記はドライコースと同じ機能です。
色止めを行う
「色止め」とは繊維についた色素を落ちにくくさせる方法です。
色止めの処理をしておくと洗濯の時に色移りを防ぐことができます。
市販されていますし、「塩」や「酢」でも代用することができます。
水1リットルに対して
・塩大さじ1
・酢50ml
が目安で、洗濯の時に一緒に入れるだけで色移りの対策ができます。
洗濯機に入れるのに抵抗がある人は、洗面器やバケツに入れてつけておくだけでも効果がありますよ。
中性洗剤で洗う
皆さんが普段使っている洗剤は洗浄力の高い弱アルカリ性がほとんどなのです。
洗浄力が高いので染料が流れてしまう可能性が強いんですよ。
ですので、できるだけ色移りを抑えたいなら中性洗剤を使いましょう。
ただ、色移りはしにくいですが洗浄力は一般的な洗剤より劣ってしまいます。
弱アルカリ性洗剤 | 中性洗剤 |
アリエールバイオサイエンスジェル アタック抗菌EX トップクリアリキッド抗菌 など | トップスーパーNANOX アタックZERO フレグランスニュービーズジェル など |
脱水したらすぐに干しましょう
脱水した後、そのまま放っておくと色移りしてしまうし、雑菌が繁殖してしまい嫌な臭いの原因にもなります。
色移りやイヤな臭いを付けないためにも、できるだけ早めに干しましょう。
色移りしたバッグの落とし方!汚れたバッグもピカピカ

いつも使っているお気に入りのバッグ。
ふと見てみると、なんか汚れている・・。
「何で!」と、ショックを受けたことはありませんか?
丁寧に使っていてもバッグに色移りや汚れは、割と付いてしまうんですよ。
特にデニムや濃い色の服の染料がバッグに色移りしてしまうんですよね。
でも、安心してください。
ひどくなければ簡単に色移りや汚れは落とせるんです!
素材に合った色移りの落とし方をご紹介しますので、ぜひ参考にしてくださいね。
キャンバストート
とても使い勝手がいいキャンバストート。
白いだけあって汚れや色移りが付きやすいんですよね。
そんなキャンバストートを長く使えるように汚れや色移りの落とし方をご紹介します。
用意するもの
・洗面器
・中性洗剤(オシャレ着用)
・タオル
・スポンジや歯ブラシ
手順
- 洗面器に40℃以下のぬるま湯を入れて、洗剤を入れる
- キャンバストートを入れる
- やさしく押し洗いする
- 汚れのひどい部分をスポンジや歯ブラシでこする
- 洗剤が残らないように水でしっかりとすすぐ
- タオルで水気を拭き取る
- 風通しのいい日陰に干す
汚れがひどい場合は、押し洗いする前に30分ほどつけ置きしておきましょう。
汚れのひどい部分には固形石鹸をあらかじめ塗っておきましょう。
キャンバストートに洗濯機はダメ?
キャンバストートは洗濯機でも洗えますが、繊維のダメージが大きくシワや型崩れがしやすいのです。
特に気にならない場合は洗濯機で洗っても構いません。
洗剤は手洗いと同じおしゃれ着用を使いましょう。
洗濯機で洗うときは2点注意してください。
「ドライコース」で洗う
脱水をしない
以上に注意してくださいね。
合皮
キャンバストートと違って素材が合皮の場合はジャブジャブ洗う事はできません。
しかし、キレイにする方法はありますので諦めないでください!
いくつか汚れや色移りの落とし方があるので、ぜひ参考にしてくださいね。
中性洗剤
中性洗剤を使う場合は水で薄めた洗剤水を作ります。
布を濡らして固く絞って合皮を優しくさすりましょう。
小さなシミの汚れであれば、キッチンペーパーなどの厚手の柔らかい紙に洗剤水をしみ込ませます。
そして、汚れた場所をパックするようにしばらく置くと、汚れが浮いてきます。
汚れが取れたら、洗剤水が残らないようにしっかりと水拭きをして乾かしましょう。
重曹
重曹と水で重曹水を作りメラミンスポンジを使って、しっかりと優しくさすります。
汚れが取れたら重曹が残らないようにしっかりと水拭きをして乾かしましょう。
除光液
除光液を使う場合は、コットンに除光液をしみ込ませて優しく汚れを拭き取ります。
拭き取った後は水で濡らしたタオルを固く絞って除光液が残らないように拭き取ります。
100円ショップで販売しているシート型の除光液シートを使うのがおすすめですよ。
※除光液を使うときは目立たない場所で色落ちしないか試してください。
革
素材が革の場合は丸洗いができません。
皮を洗うソープ剤が市販されていますが、初心者ではリスクが高いのでおすすめできません。
消しゴムや水拭きなどで汚れが落ちない場合は、クリーニング店に相談してみましょう。
自己流で無理やり汚れを落とすのはやめましょう。
予防法としては、日々のメンテナンスをしているかによってリスクを低くすることができます。
油分を含んだレザークリームと防水スプレーを使いメンテナンスを行いましょう。
色移りの原因となる乾燥を防ぎ、色落ちを少なくすることができます。
また、革製品は直射日光を避けた場所で保管しましょう。

日々、大切に扱うことで汚れや色移りを最小限に抑えられるんだね!
まとめ

以上、色移りした落とし方を解説!!時間がたった衣類からバッグまで簡単にきれいにする方法!をご紹介しました。
- 衣類の色移りの原因は衣類同士や洗濯層などの「こすれ」
- 色移りや色落ちしやすい衣類としにくい衣類がある
- 時間がたった衣類も簡単に落とせる
- 色移りを予防する際は衣類を分けたり洗濯ネットに入れる
- 色移りしたバッグは素材によって落とし方が異なる
買ったばかりのデニムを初めて洗濯した時は、よく色移りしていました。
白いタオルやシャツが薄い青色に染まってしまって「仕方ないな」と諦めていました。
もし、お気に入りの服だったらクリーニング店にお願いしていたと思います。
「色移り=プロに頼む」という考えの私には、色移りの落とし方があったなんて目からウロコでした。
しかも時間がたった衣類も簡単に落とせるので、諦めないで実践してみようと思います。
とはいえ、色移りしない様にすることが大事です。
少し面倒だと思いますが、お気に入りの服や高価な服を長く着続けたいならひと手間を惜しまない様にしましょう。
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