非常食は地震や台風などの自然災害によって、食料が手に入らない時のための食料です。
最近では毎年のように地震が発生しています。
非常食といえば水や乾パン、缶詰などが代表的です。
最近では非常食でも美味しく食べやすいものがたくさん販売されています。
しかし、非常食といっても何がおすすめなのか分からない!という方も多いのではないでしょうか。
私も非常食をスーパーに買いに行くと、バリエーションが豊富すぎてどれを買ったらいいのか悩みました…
ネットで調べるとスーパーには売っていないものもたくさん売ってあり、どれを買うのか本当に迷いますよね…。
そこで非常食のおすすめをまとめたのでご紹介します!
スーパーで買えるおすすめ商品も紹介していますので、是非参考にしてみてください!
非常食になるおすすめの食品!スーパーで買えるものは?

非常食として選ぶポイントとして以下の条件が満たされているか確認しましょう。
- 保存期間が長いもの
- 美味しくて食べ慣れたもの
- 調理工程が短い、もしくは調理が不要なもの
- 常温で保存可能なもの
保存期間はなるべく長い方がいいです。
6ヶ月程度の保存期間があるものを選びましょう。
災害時では、ガスや電気が使えない場合が多く、水も制限されます。
そのため、調理することが難しい状況です。
調理不要なものでも美味しいものを食べたいですよね。
自分が食べ慣れてないものだと、美味しいと感じにくく、食事が苦痛になる場合があるので、1度食べたことがあるものを選ぶことをおすすめします。
電気が通ってなければ冷蔵庫も使用できないので、常温でも保存できる条件は大切です。
非常食には様々な種類がありますが、以下のような非常食がおすすめです。
- 水
- お米
- インスタント麺
- レトルト食品
- 缶詰
- パン
- ミックスナッツ
- シリアル
では順番に見ていきましょう。
水
水は1人1日1リットルの水が必要と言われています。
他にも水で作る非常食や、飲む以外の行為で使用する水の量も考えれば、1人3Lは必要です。
最低でも7日間分は用意した方がいいです。
つまり、用意した方がいい水の量は21Lも必要なのです。
通常のミネラルウォーターでもいいですが、備蓄用保存水だとより良いでしょう!
備蓄用の保存水は、ホームセンターや家電量販店などで売っています。
販売されている水には2Lと500mLの2種類のタイプに分かれていますよね。
2Lの水はコスパもよく、ペットボトル自体も水汲みなどの別の用途に使うことができます。
しかし、重くて取り扱いにくい点があります。
500mLの水ですと、持ち運びやすく直接飲みやすいため便利です。
使用する場面やコスパを考えて、2Lと500mLの水を併用して買うことをおすすめします!
お米
日本人で馴染みがあるといえばお米です。
その中でも非常食では「アルファ米」と呼ばれるお米がおすすめです。
炊く前の硬いお米を「ベータ化状態」といい、炊きたての柔らかいお米を「アルファ化状態」といいます。
アルファ米は、水やお湯で元通りの炊きたてご飯が再現できるので非常食として最適です。
スーパーでも袋に入っているアルファ米を手に入れることが出来るので、是非チェックしてみてください!
アルファ米がない場合は、無洗米が非常食の代わりになります。
災害時には水を重宝するため、洗わなくても炊くことができるお米はとてもおすすめです!
普段から無洗米を買っている方は、お米の備蓄をする必要がありません。
レトルトタイプのパックご飯も湯煎するだけで食べられるので、買いだめしておくのもいいかもしれませんね。
白米だけでは物足りない!という方は、おにぎりタイプの非常食も販売されているので、チェックしてみてください!
ふりかけなどの味変アイテムも揃えておくのもいいですね!
インスタント麺
インスタント麺は通常お湯で作りますが、実は水でも大丈夫なのです。
麵が隠れる程度にお水を入れて、20分程待てば完成です。
お皿を必要としないため、災害時にはとても便利な食品です。
インスタント麺の賞味期限は6ヶ月程度のため、備蓄可能な非常食になります。
好きなインスタント麺が、災害時に食べられるのは素敵ですよね。
冷たいラーメンのため、災害時だけでなく、暑い日に食べてみるのもいいかもしれません。
皿うどんなどの乾麺も調理せずにそのまま食べることができるので、非常食としてピッタリです。
レトルト食品
レトルト食品は温めなくてもすぐに食べられるものが多いです。
常温での長期保存も可能であり、非常食としては最高の食品です。
最近では、常温でも十分美味しいレトルト食品が増えてきました。
カレーやビーフシチュー、中華丼などの多くの種類が販売されています。
おすすめはおでんのレトルト食品です。
ボリュームもあり、栄養も十分取れるため、非常食としても活躍します!
非常食にする場合は、普段食べ慣れているレトルト食品を備蓄しましょう。
日常食としても食べられる上に、スーパーでも気軽に手に取れるものなので、備蓄しておいて損は無いでしょう。
缶詰
缶詰もレトルト食品と同様に、常温で長期保存が可能な食品です。
肉や魚、フルーツ系、カレーなど様々なものが販売されています。
スーパーでは、どれを買うか迷ってしまうくらい、様々な種類の缶詰が缶詰コーナーに陳列されています。
味の種類も豊富なため、災害時には飽きることなく、食事を楽しむことができます!
缶は衝撃に耐えられる丈夫さを持っているため、災害時でも缶が壊れて食べられなくなる心配もいりません。
最近では、缶切りなしで開けることができる缶詰が多いので、災害時に開けられなくて困るという心配は無いでしょう。
パン
パンはカロリーが高くてすぐに食べられる食品です。
保存用のパンには、手軽に開けられる袋タイプと保存性を重視した缶タイプがあります。
缶タイプのものはスーパーで売られているのを見かけます。
乾パンなどもスーパーに並ぶパンの1つです。
中には、非常食パンと思えないくらいに美味しいものもあるのでおすすめです!
また、最近ではロングライフパンという、賞味期限が製造から50日程度と長めのパンもスーパーで販売されています。
非常食用のパンだけではなく、ロングライフパンも備蓄しておくことも良いでしょう。
パンが好きな方には、ポリ袋で作るポリパンという商品を、非常食代わりとして備蓄するのも良いかもしれませんね。
ミックスナッツ
非常食になる食品にナッツ類も含まれていました。
知らなかったという人も多いのではないでしょうか。
私も調べるまでナッツ類が非常食になることを知りませんでした…。
ナッツ類は高タンパク、高脂質で栄養豊富です。
栄養が重視される災害時には、最適な食べ物と言えるでしょう。
袋に入ってるナッツ類は、賞味期限が3ヶ月から6ヶ月と長いので、非常食として備蓄できます。
非常時以外でも、おやつとして食べられるのでおすすめです。
嫌いなナッツが入っている場合、アーモンドやピーナッツなど、1種類のみが入っているものを選ぶといいですね!
シリアル
朝にシリアルを食べているという方も多くいらっしゃるかと思います。
実はシリアルも非常食になります!
保存期間は開封後1週間から3週間です。
冷蔵・冷凍することで、保存期間を6ヶ月から1年まで伸ばすことができます。
フルーツや野菜などが入った商品ではより高い栄養価を摂取することが可能です。
味のバリエーションも、プレーンをはじめ、チョコレートやキャラメルなど多く販売されているので好きな味を選ぶことができます。
特にオールブランですと、他のシリアルと比べて食物繊維が豊富に入っています。
カルシウムや鉄も含まれているため、栄養面では満点ですね!
プロテインが多く入っているシリアルもスーパーで販売されています。
水やお湯を入れるだけで食べられる、オートミールもシリアルの1つです。
種類も味も豊富ですので、お好みで色んなものを試してみて下さい!
非常食でおすすめする美味しい商品5選を紹介!

非常食は、「あまり美味しくない」という印象がありませんか?
確かに少し昔の非常食は、とても美味しい!と感じる商品は少ないかもしれません。
しかし、最近では、非常食とは思えないくらい美味しい商品が多く販売されています。
そこで個人的に食べて美味しかったおすすめ商品を5つご紹介します!
尾西食品「尾西の白飯」
最初にアルファ米を開発したことで有名な、尾西食品から販売されている白飯です。
中にスプーンが入っているため、災害時でも困ることはありません。
お湯でもお水でも食べられます。
尾西食品のアルファ米の味は、非常食とは思えない炊き立てのようなお米が味わえるのでおすすめです。
味もチキンライスや山菜ご飯、わかめごはん、赤飯など様々な種類があります。
白飯だけでなく、わかめごはんなどのご飯も食べてみましたが、しっかりと味がついていてとても美味しかったです!
私のお気に入りの味は、えびピラフです♪
白がゆや梅がゆなどもあるので、小さなお子様やお年寄りの方にもおすすめです。
色んな味を食べてみたい方は、12種類のセットで販売しているので是非チェックしてみてください。
吉野家「缶飯牛丼」
こちらは牛丼でお馴染みの吉野家から出ている、缶詰の牛丼です。
高機能玄米の「金のいぶき」と具材が入っています。
食べてみると、吉野家本来の牛丼の味とはまた違った美味しさがありました!
玄米を使用しているため、少しぷちぷちとした食感があります。
1缶の量自体は少ないですが、白米の代わりに玄米を使用していることで、腹持ちが良い商品だと感じました。
腹持ちが良い点は非常食にぴったりですね!
常温のまま食べても美味しいのですが、温めて食べると、つゆが多くてリゾットのようになります。
いつもつゆだくで注文している私は、温めたほうがとても美味しかったです!
こちらも6種類と味が豊富で、お肉だけでなく、焼塩さば丼などもあり、色んな味を楽しむことができます。
サバイバルフーズ「バラエティセット フルセット 大缶」
賞味期限が25年で、お湯で5分、水で10分という短時間で出来上がります。
雑炊やシチュー、クラッカーなど5種類があり、1缶約10人分に相当します。
クラッカーが2缶、その他1缶ずつの合計6缶のセットで、約60人分相当という大容量で販売されています。
お値段は少し高めですが、25年も保存期間があり、約60人分に相当する量なので1人当たりのコスパは良いと考えられます。
肝心のお味の方はというと、どの味も普通の食事に出てきてもおかしくないくらい美味しかったです…。
小缶でも販売されており、小缶は1缶当たり2.5人前相当なので、大缶を買って失敗したくない…という方にはそちらをおすすめします。
セットだけでなく、1缶ずつでも販売しているので気軽に買うことができます。
株式会社ボローニャFC本社「缶deボローニャ」
京都の祇園にある「ボローニャ」というお店が出している保存食用の缶のパンです。
保存期間は3年6か月と長期保存に向いています。
マフィン型のデニッシュパンが1缶に2個入っており、プレーン、チョコレート、メープルの3種類があります。
非常食のパンは、水分が少なく、美味しいイメージがあまりない…という方も多いのではないでしょうか?
缶deボローニャは、非常食でありながら、しっとり感がとても感じられるデニッシュでした!
味も程よく甘く、普段食べているパンとほとんど変わらない仕上がりです。
1缶に2個入っていることから、満足感もあり、とても美味しかったです。
非常食としてだけでなく、キャンプなどの外出で持っていくのもおすすめします。
ホリカフーズ「レスキューフーズ 一食ボックスカレーライス」
1パックの中に白米とカレーライスが入っている商品です。
発熱剤が付属されており、電気やガスがなくても温めて食べることができます。
カレーライスは、辛さ控えめの甘口でしたので、お子様やお年寄りの方でも美味しく食べられると思います!
味も普段食べているカレーと変わらないくらい美味しい商品でした!
美味しいカレーライスが、災害時にも熱々で食べることができるなんて最高ですよね。
他にも、中華丼、ビーフシチュー、牛丼などがあります。
れんげや紙ナプキンなどの食事に必要なものが付属されているので、非常食として非常に優秀な商品です。
非常食のおすすめのコスパがいい選び方や方法は?

コスパのいい非常食の選び方として、保存期間をまず見ることです。
同じ値段でも1年間備蓄するコストを考えると、保存期間が長い方がいいですよね?
値段を保存可能期間で割ると、1年間の備蓄コストが計算できます。
例えば、4000円で保存期間が5年の商品があったとすると、
4000円÷5年=800円
1年間の備蓄コストが800円ということが分かります。
つまり、一見安く見えるものでも、実は備蓄コストが高かった!ということがあります。
コスパがいいと判断したい時には、備蓄コストで考えていくことをおすすめします!
ローリングストック
コスパが良くなる方法として、常に買い足して一定量を備蓄しておきながら、日常で消費していく「ローリングストック」という方法があります。
長い保存期間の非常食を買わなくてもいいため、備蓄コストを気にせずに、普段購入している非常食代わりの食品のみで、コスパが良く非常食を備蓄できます。
賞味期限切れに気付きやすいというメリットもあるため、コスパ最重視!という方にはおすすめの方法です。
セットで売られている商品を買う
家族がいる方には、大量の非常食がセットになっている商品が一番コスパがいいといえるでしょう。
セットで販売されている商品は、味が何種類か含まれているものが多いため、味に飽きることなく美味しく食べることができます。
7日間の非常食セットなど、日数の目安が分かりやすい商品も販売されているので、どれくらい購入するべきなのかをすぐに判断できます。
家族の人数分の非常食をセットで買った後に、他に必要なものがあれば、ネットやスーパーで買い足すという方法が一番コスパがいいと考えます。
大量の非常食がセットになっている商品は、Amazonや楽天市場などのネットで気軽に買うことができます。
ネットで非常食セットを購入する方が、スーパーで単品をたくさん買って備蓄するより、お得に備蓄できます。
家族が多いと備蓄すべき非常食も多くなり、購入時の持ち運びも大変なため、非常食をセット購入する場合はネットでのお買い物をおすすめします。
まとめ

- 非常食は、スーパーで買える商品が多くある
- 非常食で美味しい商品も販売されている
- コスパを重視するなら「値段÷保存期間」で備蓄コストを考える
- 非常食はローリングストックで備蓄するとコスパがいい
- 非常食は単品で買うより、セットで大量に購入することがおすすめ
スーパーで気軽に購入可能な食品は、意外と多く販売されていることが分かりましたね。
災害時に、近くのスーパーで買うのもいいですが、商品が売れ切れる場合があるので、前もって備蓄しておくことをおすすめします。
一人暮らしをしている方は、ローリングストックをしながら、スーパーで非常食を買う方法が一番気軽に備蓄できます。
家族がいる方は、非常食セットを買うことでコストを抑えることができるので、ネット購入もおすすめです。
自分に合ったスタイルで、良い備蓄ライフを送りましょう!
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