家のゴミ箱に、汚れ防止用のビニール袋を付けています。
ゴミの日が来るたびに、ビニール袋を、ゴミ箱の数だけ付け替えて周る日々を送っています。
しかし、ゴミ箱にビニール袋を付けることで、実はゴミを増やしているだけなのでは?という疑問が湧いてきました。
そんな最中、買い置きしていたビニール袋が残り少なくなってきたので、ビニール袋を使わない選択をしてみようと思い立ちました。
ゴミ箱にビニール袋を使わないのは、主婦になってから初めての試みです。
調べてみると、ビニール袋を使わないでも、紙類で快適にゴミ箱と共存できることが判明!
私と同じく、ゴミ箱にビニール袋を買って付けているあなたへ、目からウロコの情報を詳しくご紹介します。
ゴミ箱にビニール袋を使わないで済む方法5選!
ゴミ箱にはビニール袋必須でしょう!という固定観念がバチバチにありました。
ビニール袋が付いていなかったら、ゴミ箱が汚れる。
自治体の大きなゴミ袋に入れる時も、ビニール袋が付いていたら、まとめて一括りにして、ポイッと捨てればおしまいの手軽さがある。
…そう思っていました。
とは言え、ビニール袋をゴミ箱のためだけに買うのは、環境問題を考えていかがなものか。
節約命の主婦としても、わざわざ買うのは抵抗があります。
そもそもゴミ箱は、そんなに必要なのでしょうか?
ゴミ箱に対する思い込みを無くすと、もっと自由にゴミと向き合えます。
ゴミ箱の先入観が変わる情報を、これからご紹介します。
ゴミ箱の数を減らす
我が家のリビングにはゴミ箱が2つあります。
一方、知人宅のリビングにはゴミ箱が1つもありません。ゴミが出たら、その都度キッチンまで行ってゴミを捨てていると言っていました。
知人は、ゴミの日にゴミ箱の数だけ回収するのが面倒だと言います。
リビングにゴミ箱がなくても、特に不便は感じていないとのことでした。
ゴミ箱を置かないことで、ゴミを極力出さない意識になり、必然とゴミの量が少なくなります。
また、床にゴミ箱を置かないことで、掃除も楽になるというメリットがあります。
知人宅のリビングはスッキリしていて、とても広く見えました。
ゴミ箱の数が多ければ、ゴミが散らからないと思い込んでいたので、ゴミ箱自体を無くす・減らすという逆の発想に目がテンになりました。
確かにゴミ箱の数を減らせば、ビニール袋も使わないで済みますし、ひいては環境にも優しい行動になっていますよね。
ゴミ箱があるからゴミが増える!ゴミ箱がなければ、ゴミを極力出さない意識になるのですね。
丸洗いできるゴミ箱にする
なぜゴミ箱にビニール袋をつけるのかというと、ゴミ箱が汚れるからです。
自治体の大きなゴミ袋に入れるとき、ビニール袋が付いていると便利だから、という理由もあります。
しかし、主な目的はゴミ箱を綺麗な状態で保持していたい、という気持ちがあるからです。
それならば、いっそのことゴミ箱を洗ってしまえばいいのです。
ビニール袋を使わないで済みますし、汚れたら洗って、常に清潔なゴミ箱をキープできます。
プラスチックで、軽いものが丸洗いしやすいですね!
100均ですと、軽量なゴミ箱が種類豊富に売っていますので、探してみてください。
紙袋をゴミ箱にする
家に溜め込んでいる紙袋はありませんか?
ちょっとお洒落なデザインだったり、丈夫で何かに使えそうだったり、とっておいている紙袋があると思います。
壁にフックを付けて、紙袋の取っ手部分をぶら下げれば、一見ゴミ箱には見えない、お洒落なゴミ箱に変身です。
紙袋を活用したゴミ袋は、特に子供部屋の机横がおすすめですよ。
子供部屋のゴミは、湿ったものがほとんど出ないので、紙袋でも十分対応できます。
また、紙袋の上部分を切って、下の部分をそのままゴミ箱にすることもできます。
テーブルの上にちょい置きして、パンの食べかすやティッシュを捨てるのに便利です。
我が家は子供がテーブルで宿題をするので、消しゴムのかすを捨てています。
テーブルに紙袋のちょい置きで、子供が自主的に捨ててくれるようになりましたよ!
箱ティッシュの空箱をゴミ箱にする
ご近所さんのアイディアです。
使い切ったティッシュの箱を、そのままゴミ箱に活用します。
紙袋と同じく、テーブルやローテーブルに置いて、テレビを見ながら食べたミカンの皮などを捨てることができて、非常に便利です(笑)
ゴミが溜まったら、箱ごと捨てておしまいのお手軽感が魅力的ですよね。
段ボールをリメイクしてゴミ箱にする
段ボールの周りに100均で買ったリメイクシートを貼れば、お部屋にマッチした使い捨てゴミ箱になります。
濡れているゴミには不向きですが、丈夫なので強度の心配はありません。
500mlのペットボトルが入っている段ボールは、口が広くて捨てやすく、高さがあり、リビングに丁度いい大きさですよ!
ゴミ箱として利用し、汚れたら潰して廃棄します。
もともと処分する予定の、使わない段ボールですから、捨てる前にひと活用です!
ゴミ箱に付けるビニール袋の代わりはチラシや食パン袋
ゴミ箱から漂うゴミの臭い、気になりますよね。
ビニール袋を付けないで、直接ゴミ箱にゴミを捨てるのは、臭いがうつってしまいそうで抵抗がある…
そんな心配もありますね。
実はビニール袋の代わりに、チラシをゴミ箱の下に敷くと、臭いを防ぐことができます。
また、いつもは捨ててしまう食パンや、お菓子の袋がビニール袋の代わりに使えるので、いくつかご紹介しますね。
チラシを折ってゴミ箱の下に敷く
ラタンやかごのゴミ箱は、底が網状になっているのでビニール袋を付けないと、細かいゴミがこぼれてしまいます。
そんなお悩みも、ビニール袋の代わりにチラシを敷くことで解決します。
新聞紙やタウン誌、チラシやカタログなど、家にある紙ならなんでもOK。
鉛筆削りの細かいゴミも、下にチラシが敷いてあれば、残すことなく綺麗に捨てることができますよ!
紙ですから、多少の水分があっても吸い取ってくれて、悪臭の原因も防いでくれます。
我が家は、かごタイプのゴミ箱を使っているので、ビニール袋は必須だと思っていました。
子供たちが出すお菓子の食べかすなども、これでこぼすことなく捨てることができて感動!
アイスの棒やカップなど、多少の水分も下に敷くチラシを厚めにすることで、問題なく捨てることができます。
生ゴミには食パンやお菓子の袋を使う
料理中に出る生ゴミは、食パンが入っていた袋を利用するのがおススメ!
食パンの袋は、匂いが外に漏れにくい構造になっているので、生ゴミのような悪臭を捨てるのにピッタリなのです。
同様に、お菓子や野菜が入っている袋も、匂いが漏れにくい構造になっています。
なぜ食パンの袋が臭い防止になるのでしょうか。
それは食パンの袋に使われている、ポリプロピレンという素材に秘密があります。
ポリプロピレンの特徴
- 臭いの分子を通しにくい素材
- 除湿力が高い
袋にPPと印刷されていたら、それはポリプロピレン製という意味です。
対して、ポリ袋やレジ袋はポリエチレンという素材で、見た目は同じように見えても、違う素材になります。
PPという文字、確かに見た記憶があると思い、早速買い置きしている食パンの袋を確認してみると、書いてありました!
臭いを通さない魔法の袋だと知ったら、もう捨てるわけにはいきません。
これからは生ゴミ用に使えるよう、丁寧に開けることにします。間違ってもビリっと乱暴に穴をあけないよう、気を付けながら。
PP袋は生ゴミ以外にも、おむつやペットのフンを捨てるにも、もってこいですね!
料理中に使ったポリ袋を使う
お肉を揉み込むとき、浅漬けを作るときなど、料理中には様々な場面でポリ袋が活躍します。
食材を取り出したら、お役御免となりがちですが、ちょっと待った!そのポリ袋に、もうひと頑張りしてもらいましょう。
生ごみや、フライパンの油をふき取ったキッチンペーパーを捨てるなどして、ビニール袋の代わりに活用できます。
ジッパー付きの袋であれば、ポリ袋より破れにくく、最後に空気を抜くこともできるので、
生ゴミがとてもコンパクトになる上に、ゴミの量が減るという一石二鳥の効果があります!
ゴミ箱に付けるビニール袋を固定して再利用する
ビニール袋は使い捨てにせず、ゴミ箱に固定して、何度でも使えるようにすれば、ビニール袋代を節約することができます。
いつも使っているビニール袋より、厚手のタイプを使うことで、破れにくく再利用することが可能です。
厚手タイプのゴミ袋が売っているので、ゴミ箱の大きさに合わせて固定してみましょう。
サイズは20ℓ、30ℓ、45ℓ、70ℓ、90ℓまであり、リビングのゴミ箱用には、20ℓがちょうどいい大きさになりそうです。
厚手のビニール袋をゴミ箱に固定するには、いくつかの方法があります。
100均の袋止めクリップで固定
ゴミ箱の袋止めクリップが100均で売っています。
ビニール袋とゴミ箱を挟みこむクリップタイプで、ゴミ箱の形が四角や丸型でも、問題なく固定できます。
ゴミ箱の淵が薄くて、クリップの幅と合わない場合があると思います。
そのような場合は、絡まないヘアゴムをクリップの足部分に巻き付けると、滑り止めになってしっかり固定できます。
絡まないヘアゴムも100均で売っていますよ。
2個で1セット、挟むだけの簡単クリップです♪
さすが100均ですよね!ゴミ箱の淵がよっぽど厚くなければ、大抵のゴミ箱に対応できる優秀アイテムです。
耐震マットで固定
地震による揺れから、家具が倒れるのを防ぐためのグッズです。
メーカーによっては耐震ジェル、耐震シートという名前で表記されていますが、耐震マットとほぼ同じように使えます。
耐震マットをゴミ箱の内側に数か所付けて、ビニール袋を固定します。
ポイントは、ビニール袋の下部分とゴミ袋の底が合わさるようにすること。
ビニール袋が浮いている状態だと、ゴミの重みで接着部分が破れたり、取れたりする場合があるので、底に着いている状態がベストです。
こちらの耐震マットも100均に売っています。
大きさや色も様々あるので、大きいものは切って、ゴミ箱のサイズに合わせて調整することもできますよ!
クリアファイルで固定
クリアファイルを使ったビニール袋の固定は、丸型のゴミ箱限定になります。
【作り方】
- クリアファイルの接着部分を切って、1枚のシートにする
- ぐるっと丸めるようにして、ゴミ箱よりひと回り小さいサイズにしたら、端と端をテープで留める
- ゴミ箱に丸めたクリアファイルを入れる
- 更にビニール袋を入れて、ゴミ箱とクリアファイルの隙間にビニール袋の端を入れ込む
この方法なら、ビニール袋がゴミ箱の外に出ないので、見た目もスッキリした印象になります。
ゴミ箱から見えるビニール袋は、生活感が出てしまう部分なので、隠せるというのはとても嬉しいですよね!
私は、ビニール袋を買うと、環境に良くないという気持ちがあったのですが、再利用することで、罪の意識が少なくなりました。
まとめ
- ゴミ箱の数を減らして、ビニール袋を使わないようにする
- ビニール袋を使わないで、汚れたら洗えるゴミ箱を使う
- 紙袋やティッシュの空き箱、段ボールをゴミ箱にして、ビニール袋を使わない
- ビニール袋の代わりに、チラシをゴミ箱に敷く
- 生ゴミは、食パンの袋やお菓子の袋などで使われるPP袋に捨てると、臭いが漏れない
- 料理中に使ったポリ袋も再利用して、生ゴミを捨てる
- 厚手のビニール袋をゴミ箱に固定して、何度でも使えるようにする
ビニール袋の在庫が無くなると、わざわざ買いに行きお金を支払って…と、不便な思いをしていました。
ビニール袋を使わない方法はないものかと調べた結果、素晴らしいアイディアに出会うことができました。
おかげで、ビニール袋をゴミ箱に使っていた時よりも、今の方が快適にゴミ箱と付き合えています。
今まで捨てていた食パンの袋やチラシを有効に使うことで、思いがけず環境に優しい生活を送ることができています。
どんなことも工夫次第で、前向きな取り組みに変えることができるのですね。
これからもエコを心がけ、楽しくゴミと向き合っていきます!
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