ファスティングといえばもともとは断食をさす言葉ですが、効果的に体重を落とせるダイエット法のひとつとしても注目を集めています。
ファスティング中は基本的に固形物を摂取しません。
そのため、すぐ通常のメニューの食事をしてしまうと、お休み中だった消化器官に負担を与えてしまったり、血糖値が急上昇して脂肪が作られやすくなってしまいます。
私も以前にファスティングを行ったときには頭の中が食べ物のことでいっぱいになりました。
すぐに好きなものを食べたくなってしまう気持ちはすごくわかります。
しかし、そこでぐっと我慢して回復食のメニューを正しく選べば、内臓に負担をかけず、リバウンドすることなく健康的にファスティングを終えることができます。
断食期間が終わったからといって気を抜かずに、正しい回復食を選びましょう。
ファスティングの回復食のメニュー!気を付けるポイントは4つ

あなたは、ファスティングの回復食といえばどのようなものを思い浮かべますか?
消化にいいもの?ヘルシーなもの?
消化によくてヘルシーなものを選んだほうがいいというのはなんとなくわかるのですが、消化にいいだけではいけないんです。
消化によくても、ヘルシーでも、ファスティング後には避けたほうがいいものがありますので、詳しく解説していきます。
回復食の選び方のポイント
- 液体から徐々に固形物にシフトする
- 動物性のタンパク質を避ける
- 化学調味料などの添加物は避ける
- 量は腹八分目を意識する
ファスティングの回復食はこの4つのポイントに気を付けて選んでください。
一つ目は液体から徐々に固形物にシフトしていくこと。
ファスティング中は液体のみを摂取して過ごします。
いきなり固形物を摂ると休んでいた胃腸に負担がかかるので、液体状のものを選ぶといいです。
例えば、お粥の上澄み(重湯)、具の入っていないお味噌汁のようなものがいいでしょう。
二つ目は、動物性のタンパク質を避けること。
動物性たんぱく質は消化に時間がかかり、胃腸に負担をかけてしまいます。
お肉やお魚、卵は避けるようにしてください。
乳製品も避けたほうがいいので、もし牛乳が飲みたくなった場合は植物性タンパク質である豆乳にするなど工夫してみてくださいね。
三つ目は、化学調味料などの添加物を避けること。
ファスティング後は吸収しようとする力が高まっているので、添加物は毒素として蓄積されやすいです。
調味料は塩などを使って極力シンプルにすることを心がけてみてください。
四つ目は量は腹八分目を意識すること。
ファスティング直後に満腹になるまで食べてしまうと、胃腸に負担をかけてしまいます。
満腹の一歩手前で食事を終えるように心がけてみてください。
そうすることでファスティング終了後の暴飲暴食も防ぐことができますよ。
次は、具体的に回復食一日目、二日目のメニューをご紹介していきます。
是非参考にしてみてくださいね。
ファスティングの回復食!一日目のメニュー

ファスティングを終えたあなた。
ファスティング後、一日目は具体的にどのようなメニューをとればいいのでしょうか?
先ほどご紹介したポイントをおさらいすると、一日目の回復食に大切なのは液体から徐々に固形物にシフトしていくということです。
その点を踏まえて一日目のメニューのおすすめは
- 重湯
- お粥
です。
朝食には重湯、昼食にはお粥と徐々に固形物を摂取していきます。
私は病院食がのっているブログを見るのがすきなのですが、絶食して手術をした後の食事に出てくるのもたいてい重湯とお粥です。
絶食後の病院食としても選ばれているということで、信頼できますよね。
お粥には卵をいれたくなってしまうかもしれません。
卵を入れたお粥ってとっても美味しくてホッとしますよね。
しかし、回復食では動物性タンパク質である卵はNGです。
味気ないお粥を食べきれるか心配なあなた。
安心してください。
ファスティング後には味覚が研ぎ澄まされるので、普通のお粥でもとても美味しく感じられますよ。
ファスティングの回復食!二日目のメニュー

一日目の回復食を無事に食べ終えたあなた。
少しずつ食べるものを固形物に戻していく二日目は、選べるメニューが増えます。
ということで、二日目のメニューのおすすめは
- 重湯
- お粥
- 具なし味噌汁
- 野菜スープ
二日目の回復食は重湯、お粥に加えて、具なし味噌汁と野菜スープが選べるようになりました。
野菜スープは野菜をやわらかく煮込んだものにしてください。
私のおススメは野菜のポタージュ!
牛乳が使えないのですが、キャベツの芯の部分を入れると甘みが出ておいしいです。
やわらかく煮込んだ野菜(キャベツや玉ねぎがおすすめ)を、ブレンダーやフードプロセッサーにかけます。
味付けをしたい方は少量の塩で味付けをしてください。
シンプルながら野菜のおいしさが感じられるメニューです。
先ほどもご説明しましたが、ファスティング後は味覚が研ぎ澄まされます。
野菜スープに入れる野菜にこだわってみたり、具なし味噌汁の出汁に使用する鰹節などにこだわってみるのもおすすめです。
是非試してみてくださいね。
まとめ

- ファスティング後の回復食のメニュー選びは大切
- ファスティング後の回復食のメニューを正しく選ばないと消化器に負担をかけたりリバウンドを招く
- ファスティング後の回復食のメニュー選びのポイントは、液体から徐々に固形物にシフトする、動物性のタンパク質を避ける、化学調味料などの添加物は避ける、量は腹八分目を意識する
- ファスティング後一日目のおすすめメニューは重湯、お粥
- ファスティング後二日目のおすすめメニューは重湯、お粥、具なし味噌汁、野菜スープ
- ファスティング後は味覚が研ぎ澄まされるので味の薄いものでも美味しく感じられる
今回は、ファスティング後の回復食メニューについて解説しました。
ファスティングは、ファスティング後の回復食の選び方がとても大切です。
回復食を制する者はファスティングを制するといっても過言ではありません。
せっかくファスティングを頑張ったのだから、効果を最大限に感じられるよう回復食には特にこだわりましょう。
胃に優しいお粥や野菜スープは身体も喜んでくれるはず。
今年の夏はファスティングで身体の内側から美しく痩せたいですね♪
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