軽くて暖かく、冬場に大活躍するダウンジャケット!
こども用の可愛いダウンもたくさん販売されていますね。
こどもは服をすぐ汚しがちですが、最近はクリーニングに出さず、家庭で洗濯できるダウンも増えてきて嬉しいです!
羽毛が入っていて、乾きにくそうなダウン。乾かし方や時間は?
ズバリ!ご自身でダウンを洗濯した時には、仕上げに乾燥機を使って乾かすことがお勧めなのです!
種類にもよりますが、ダウンを乾燥機に入れる時間や温度に気をつけて利用すれば、ボリュームの落ちたダウンも、ふわふわに復活出来ちゃいますよ!
こちらでは、ダウンを乾燥機に入れる時間や温度、コインランドリーを利用する際の注意点やポイントなどをご紹介していきます!
ダウンを乾燥機にかける時の時間はどのくらい?

ご家庭で洗濯したダウンは、自然乾燥させた後、仕上げに乾燥機を使って乾かすことがおすすめです。
ダウンの中の羽毛は、洗濯すると絡み合い、偏りやすくなります。
ダウンの中に入っている羽毛が偏ってしまうと、ダウン特有のふわふわ感がなくなってしまいます。
絡まり合ってしまった羽毛をほぐすのに最適なのが、乾燥機のタンブラー乾燥なのです。
ぺちゃんこのダウンが、ふわふわに復活したら嬉しいですよね!
我が家の子供たちも、ドロや涙やヨダレ、食べこぼしなど、せっかくのふわふわダウンをすぐ汚すので、自宅で洗濯して乾燥機で乾かせるなら大助かりです!
しかし、長時間、高温の乾燥機の中に入れて乾かすと、ダウンの生地や、中の羽毛を傷めることになります。ダウンの素材は熱に弱いものが多いのです。
そして、濡れたままのダウンを乾燥機に入れると、縫い目が縮まるなど、ダウンが傷みやすくなります。
これじゃあダウンを乾燥機にかけるのはやめておこう、となりそうですが、自然乾燥だと、なかなか乾ききらず、ものすごく時間がかかってしまうのです。
では、どうするか。
一度自然乾燥させた後に、乾燥機に入れて乾かすのです!
ダウンを乾燥機に入れる時間は、長時間にならないよう、10分ずつを3~4回繰り返しかけるようにしましょう。
時間を短くし、3~4回に分けて乾燥させることで、羽毛の偏り手でもほぐしながら乾燥することができます。絡まりがなくなってくると、ふわふわ感が戻ってきますよ。
ただし、シームレスタイプのダウンは乾燥時の熱で張り合わせ部分が劣化してしまうことがあるので、乾燥機にかけないように気をつけて下さい。
シームレスダウンは縫い目のないダウンのことです。シームレスタイプのダウンは特に熱に弱く、クリーニング屋さんでも取り扱わない可能性もあります。
生地や羽毛の種類によっては、乾燥機に入れられないダウンもあるので、必ずダウンについている洗濯表示をよく確認してくださいね。
下記にて、ダウンの洗い方、乾燥の仕方をまとめました!
ダウンを洗う時は押し洗い
ダウンを洗う時は、深めの容器にお湯を張り、中性洗剤を入れてやさしく押し洗いをしてください。
優しくぎゅーっと沈める→浮かせる、を20~30回繰り返すと良いです。
もみ洗いをすると中の羽毛がちぎれたり、絡まったりするのでやめましょう。
よごれやすい襟や袖は、押し洗いだけでは落ちない場合がほとんどです。
この、特によごれている部分は、みずを含ませたスポンジに中性洗剤を付けて、軽くたたくようにして汚れを落とします。
全体が濡れてしまうと、よごれている部分が見えなくなるので、乾いているうちに先に落としてしまいましょう。
きれいに汚れを落とすには、下処理が肝心です!
ただし、洗濯表示に手洗いができる表示がない場合、ご家庭で洗うのは危険です。
洗う前に必ず洗濯表示を確認し、手洗いが出来ないダウンは、迷わずクリーニングに出しましょう。
ダウンは脱水時間を長くしないこと
ダウンをすすぐ際は、押し洗いの要領で、きれいな水を使って2~3回すすいでください。
長時間脱水する必要はありません。
洗濯機で1分ほどの短時間の脱水を3回ほどに分けてするとよいでしょう。
洗濯機で脱水した後は、しわや型崩れを防ぐためにすぐに取り出しましょう。
脱水する前に、バスタオルなどで押さえて、水分をとっておくと、早く脱水できますよ。
ダウンは自然乾燥させたあと、乾燥機へ
洗濯機で脱水した後は、自然乾燥させます。
ダウンの中の羽毛に偏りがあれば、指で優しくほぐし、両手でやさしくパンパンと叩いて、中の羽毛をほぐすようにしましょう。
そして、平らなところで平干しするか、厚みのあるハンガーで2~3日陰干ししてくださいね。
表は乾いても、中の羽毛は自然乾燥ではなかなか乾ききりません。
すべて自然乾燥で乾かそうとすると、相当な時間がかかります。
ダウンが活躍する冬場は特に、洗濯物は乾きにくいですよね。
かといって、待ってはいられなーい!と乾燥機に長時間かけると、ダウンの表の生地も中の羽毛も傷みます。
そこで、自然乾燥+乾燥機が良いというわけです。
自然乾燥で生乾きくらいに乾いた後、乾燥機で、10分を3~4回繰り返しかけて下さい。
乾燥機を使う前に、外せるパーツはすべて外し、ファスナーは閉めて、裏返しましょう。
空気を取り込むことで、ダウンの中に入っている羽毛同士に空間ができ、ダウンがふっくらして温かさも戻ってきます。
10分ごとに様子を見て、途中で中の羽毛に偏りなどがある場合はほぐしながら乾燥機にかけると、仕上がりがふわふわになりますよ。
ダウンを乾燥機にかける時の温度は必ず低温で!!

いくら短い時間で乾燥させても、高い温度の乾燥機に入れて乾かすと、ダウンの外の生地も中の羽毛も傷んでしまいます。
乾燥機でダウンを乾かす際は、温度を必ず低温に設定してから乾かしてください。
ご家庭の乾燥機で温度設定の機能がある場合は、低温設定にしてから乾燥させましょう。
ご家庭に乾燥機がない場合は、コインランドリーで乾燥させるのも1つの方法です。
ただ、コインランドリーなどの業務用乾燥機は、パワフルで温度も高めです。
必ず低温設定になっているかを確認してから乾燥させましょう。
コインランドリーなどの温度設定は、だいたいは下記のとおりになります。
扱っている機種によって設定温度も変わってきますので、ダウンを入れる前には、かならず確認しましょう。
■コインランドリーの温度設定
高温 | 中温 | 低温 |
72~80度 | 62~70度 | 53~60度 |
実は、我が家には、『乾太くん』という家庭用乾燥機があります。
この『乾太くん』、ガスの力で、コインランドリーのような業務用乾燥機と同じくらいパワフルに乾燥してくれる優れもの!
乾燥時間も短く、あっという間に乾くので、本当に助かります!
乾燥時間が短いということは、温度も高温です。
でも大丈夫!ちゃんと、「デリケート」という、低温で乾燥する機能もついているのです!
リンナイさん、ありがとう!!
これでダウンの乾燥もばっちりです。『乾太くん』、個人的にかなりおすすめです!
ダウンは乾燥機にボールと一緒に入れるとふわふわに‼

洗いと乾燥が別の機械の場合は、乾燥機を回す際にきれいなテニスボールを2~3個ほど入れる裏技もあります。
テニスボールが乾燥機の中でダウンとバウンドすることにより、程よくダウンが叩かれて、羽毛が偏るのを防ぎ、羽毛に空気が入ることによって、ダウンの仕上がりがふわふわになります。
ただし、テニスボールを使って乾燥させる時でも、途中で乾燥機からダウンを取り出し、様子を見て、偏りがあれば指でほぐすことをお勧めします。
ダウンを乾燥機で乾かしたら爆発するの!?

ダウンが乾燥機で爆発した!なんて聞くとびっくりしてしまいますよね。
これはそもそも、中国で起きた事故のようで、洗濯機で洗える表示のないダウンを洗濯機で洗ってしまっていることが原因のようです。
そしてどうやら、ダウンが爆発する危険があるのは、乾燥機に入れた時ではなく、洗濯機で脱水する時に爆発のリスクがあるようです。
ダウンの表面の生地は、防寒性を高めるために、風や水を通しにくく出来ています。
しかし、ダウンを洗っていると、水分がダウンの中の綿にも浸透します。
というより、綿まで水分を浸透させないと、中に入り込んだ皮脂汚れなどは落ちません。
洗濯機の脱水機能は、高速回転の遠心力により、中の水分を外に絞り出すことができるのですが、ダウンの場合は、風や水を通しにくい構造のため、中の水分が出られない状態になります。
その状態のまま脱水し続けると、遠心力によって中の空気が圧縮され、爆発が起きるリスクがあるのです。
突然、洗濯機に入れたダウンが爆発したら怖いですよね!
ダウンを洗濯する時や、乾燥機に入れて乾燥させる際には、必ず洗濯表示を見て、洗っても大丈夫か確認するようにしましょう。
まとめ

- ダウンは乾燥機にかけるとふわふわが復活する
- ダウンは自然乾燥+乾燥機で乾かすのがおすすめ
- ダウンを乾燥機で乾かす際は1度の時間を10分程にし、3~4回に分けて乾燥させる
- ダウンを洗う際は押し洗いし、脱水時間も短くする
- ダウンを乾燥機で乾かす場合は必ず低温で時間も短く
- 乾燥機にテニスボールを入れて乾かすと、叩く効果で、ダウンがふわふわに仕上がる
- ダウンは風や水を通しにくい構造のため、脱水時にダウンの中の空気が圧縮されると爆発するリスクがある
- ダウンをご家庭で洗濯・乾燥する前に、必ず洗濯表示をみる
冬の上着は家族全員ダウン!なんてご家庭も多いのではないでしょうか?
ダウンは乾燥機を使って、短い時間で何度も乾かすと、ふんわりします。
そして、ぺちゃんこになってしまったダウンも、乾燥機に入れればふわふわを復活させることができます。
ダウンをご家庭で洗濯する際は、時間や温度に注意して乾燥機を使って仕上げ乾燥をすることをお勧めします。
ふわふわが復活すると、保温性も高まり、より温かさを感じますよ。
丁寧に押し洗いし、短い時間で脱水、自然乾燥させてあと、乾燥機で仕上げる。
これでダウンのふわふわ大復活です!
きれいに洗濯し、この冬もお気に入りのダウンを着て、あったかく過ごしましょう!
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