暑い夏に家で過ごす時、エアコンや扇風機をつけて涼をとる事が多いと思います。
一日中エアコンを使っているのでたまには換気をしようかなという時に、サーキュレーターを取り入れて換気をする使い方はいかがでしょうか?
最近では、エアコンと併用してサーキュレーターを使う家庭が増えているという話を聞きました。
サーキュレーターの使い方や換気の方法によっては、家で快適に過ごすことができ、サーキュレーターを手放せないという話も聞きました。
私は、家にサーキュレーターがないですが、調べてみるとエアコンと使う方法以外にも家中で活躍することが分かり、興味が出てきて我が家にも導入しようかと思いました。
それでは、サーキュレーターと扇風機との違いや使い方、換気の方法を詳しく見ていきましょう!!
5パターンのサーキュレーターの使い方と換気の方法
サーキュレーターとは?
サーキュレーターは、丸い形状をしているのが特徴で、空気を循環させるための電化製品です。
主にエアコン等の空調設備の送風を部屋に全体に届ける効果があります。
また、サーキュレーターは、軽くて持ち運びやすいという特徴もあり、家中で移動して使えるという便利さも兼ね備えています。
サーキュレーターと扇風機との違い
扇風機の風は、「広範囲に広がる風」なのに対して、サーキュレーターは、「スパイラル気流で直線的な風」が大きな違いです。
サーキュレーター | 扇風機 | |
風 | スパイラル気流で直線的な風 | 広範囲に広がる風 |
冷暖房の効率化 | 効果あり | 空気を循環させる機能は高くない |
運転音 | 扇風機より大きな音 | 気にならない程度の静かな音 |
スパイラル気流とは、渦を巻きながら直進するため、扇風機に比べて遠くまで風が届きます。
これは、扇風機とサーキュレーターの用途の違いですね。
扇風機が暑い夏に涼をとるためのものに対して、サーキュレーターは、空気を循環させるためのものと用途が異なる為です。
サーキュレーターは、単体で使用する方法とエアコン等の機器と併用する使い方があります。
サーキュレーター単体で使用する方法
【パターン1 部屋の換気】
部屋の換気をする際は、開けた窓に直接風を当てるというのがサーキュレーターの正しい使い方です。
①窓を開ける。
②首ふりはせずに、開けた窓に向けて運転する。
この時に、窓とサーキュレーターの距離が近ければ近いほど効果的です。
部屋の中の空気を窓から外に出し、外の空気を効率よく室内に誘導しスムーズな換気を手助けしてくれます。
「空気を循環させる」ためにサーキュレーターの首ふりを活用し運転すると強い風が体にもあたり、乾燥してしまう場合もあります。
しかし、この使い方だと、体に負担なくサーキュレーターで換気を行うことができます!!
【パターン2 空気の循環】
窓を閉めて空気を循環させたいという場合は、風を部屋の対角に届ける。
①サーキュレーターを部屋の隅に置く。
②対角にある天井の角に向けて運転する。
※この場合も首ふりはしないで運転するのがポイントです。
真夏は、外と室内の温度差もあるため、窓を開けて換気をして、暑い思いはしたくないですよね?
そんな時は、サーキュレーターを使って空気を循環させる方法で、窓を開けなくても部屋の空気を循環させることができるので夏におすすめです!!
目的 | サーキュレーターの使い方 |
部屋の換気 | 開けた窓に直接風を当てる |
空気の循環 | 風を部屋の対角に届ける。 |
サーキュレーター+エアコンや除湿器、加湿器で使う場合
【パターン3 冷暖房の効率化】
冷房や暖房を使用する際に、サーキュレーターを併用することで効率的になる方法です。
冷房の場合は、下に溜まる空気を拡散させます。
①エアコンの真下にサーキュレーターを置く。
②エアコンに背を向けるように床と平行に運転をする。
この方法でも首ふりをさせないのがポイントで下に溜まりやすい冷気が拡散され部屋全体を効率よく冷やすことができます。
暖房の場合は、上に溜まる暖気を拡散させます。
①エアコンの反対側にサーキュレーターを設置
②エアコンに向けて送風します。
暖房の場合は、冷房と逆の使い方になります。
エアコンから出る空気を拡散し、上に溜まりやすい暖かい空気を部屋にまんべんなく届けられます。
この時も首ふりはせずに使いますよ。
【パターン4 2部屋に空気を循環させる方法】
実はサーキュレーターを使うことで、エアコンの無い隣の部屋にも冷風や温風を送ることが可能なのです。
冷風を隣室に送る場合は、エアコンを背にしてサーキュレーターを配置し風を隣室に向けます。
温風を隣室に送る場合は、エアコンのある部屋の中央にサーキュレーターを設置し、送風を上に向けておきます。
この方法で冷風や温風も効率よく届けることができるのです。
【パターン5 洗濯物の部屋干し】
洗濯物を部屋干しする場合は、除湿器や加湿器を併用して衣類から出た水分を外に逃がす役割をします。
①洗濯物に風が当たる位置にサーキュレーターを設置。
②除湿器や加湿器を併用してサーキュレーターを運転させる。
ここでは、サーキュレーターの首ふり機能を活用して上下や左右に運転させて洗濯物に直接風を当てます。
目的 | サーキュレーターの使い方 |
冷房の効率化 | エアコンの真下に置きエアコンに背を向け床と平行に運転する。 |
暖房の効率化 | エアコンと向かい合うように置きエアコンに向かって運転する。 |
2部屋に空気を循環させる | 送風の場合はエアコンを背に、温風の場合は、エアコンに向かって運転する。 |
洗濯物の部屋干し | 洗濯物に向かって首ふり機能で運転をする。 |
サーキュレーターは、置き場所を変えることで何通りもの使い方をすることがわかりました。
ここで紹介した5パターンの他にも加湿器を用いて暖房と加湿を行う方法やロフトのある部屋で効率よくサーキュレーターを使用する方法もありました。
夏場に扇風機のような使い方をすると思いきや一年中を通して使うことができることが分かりました。
サーキュレーターの使い方でエアコンなしで快適に!!
あなたはこんなことありませんか?
エアコンが全ての部屋になく、夜でも寝苦しいなと思う事や部屋の循環以外にもエアコンなしでサーキュレーターを使う方法ないかなと思いませんか?
私の家では、寝室にエアコンがなく扇風機を足元に置き首ふりをする使い方をしています。
- 扇風機は、ピンポイントに風が当たり、風が当たっていないところにムラがでる。
- エアコンは、設置に経済的に負担がかかり、設置できる台数に限りがあり、温度によっては、冷えすぎてしまうことがある。
そんな時にサーキュレーターを使用してみるのはいかがですか?
寝室にエアコンなしでもサーキュレーター単体を使用すると効果があるかについて調べてみました。
寝室編
サーキュレーターが部屋全体の空気を循環させて部屋全体を涼しい空間にすることができ、静音モードであれば、静かに眠ることが出来ます。
暑くて寝苦しいという悩みもサーキュレーターの使い方で解決ですね。
部屋の気温を下げたい場合は、パターン1で紹介したサーキュレーターを開けた窓と向かい合うように置く方法が有効です。
パターン2の風を部屋の対角に届ける方法も空気を循環させる使い方ができおすすめですよ。
寝室でエアコンなしで使う場合、サーキュレーターの風が体にあたってしまい快眠を妨げてしまう恐れがあります。
その為、天井や壁に向けて設置するのがおすすめですよ。
また就寝前後に布団に向けて風を向け布団の中の湿気を飛ばす方法も快眠につながります。
サーキュレーターは、扇風機に比べて音が大きいという特徴があります。
しかし、DCモータータイプの商品は、比較的静音の為、就寝時も音を気にせずに使いやすくなっています。
リビング編
リビングの中央にサーキュレーターを設置し風が出る部分を天井に向けます。
天井にあたった風が跳ね返り、四方に分散して効率的に空気を循環することが出来ます。
キッチン編
キッチンでは、火や水を扱う場所の為湿気がこもりやすい場所と言えます。
キッチンでサーキュレーターを使う場合は、換気扇に向けて設置し運転をすることで湿気を十分に吸収できます。
バスルーム編
バスルーム使用後に溜まった湿気を取り除くとカビの発生防止にもつながりお掃除が楽になりますよ。
窓がある場合は、窓に向かって、窓がない場合は、ドアと反対側の壁にサーキュレーターを置き運転すると湿気を分散することが出来ますよ。
クローゼット編
「いつの間にか服にカビが生えていた…。」「匂いが…。」という事ありませんか?
クローゼットを開けて正面にサーキュレーターを設置し、運転をします。
この方法は、玄関の靴箱にも有効ですよ!
サーキュレーターの使い方次第でコロナ対策にも有効!
新型コロナウイルスの対策として(3密)の密閉空間、密集空間、密接場面を回避し「換気」を重視しましょうと言われていますね。
コロナが発生した当時は、換気に気を使い定期的に行っていましたが、緊急事態宣言も4度目になると意識が薄れつつあるかもしれません。
厚生労働省の商業施設者向けの換気の方法として、30分に一回以上、数分間、窓を全開にする事と空気の流れを作る為、複数の窓を開けることを推奨しています。
自宅でこの方法を試すには、エアコンを使用している今の時期は、冷えた空気を追い出すようでためらいますよね。
窓が1つしかないアパート等の場合もサーキュレーターの使い方次第でコロナ対策の換気が行えるそうですよ。
また、サーキュレーターの使い方次第では、コロナ対策になるという換気について改めて調べてみました。
コロナ対策の換気の手順
①換気の際にエアコンの設定温度を少し高く設定し、スイッチは切らない。
エアコンは、ON・OFFの際に一番電気を消費する為、換気の際もエアコンのスイッチは切らずに、温度を高めに設定して稼働したままの方が効率的です。
②換気後に(窓を閉めた後)、サーキュレーターを活用する。
この方法では、換気後にエアコンの対角線上に扇風機やサーキュレーターを置くことで、冷えた空気が拡散され、温度ムラを解消しやすく部屋全体を効率良く冷やせます。
コロナ対策としては、サーキュレーターを活用して換気をする他に、飛沫感染や接触感染を避けることも感染対策として有効な為、換気と合わせて注意していきましょうね!!
まとめ
- サーキュレーターは、「空気の循環」をさせる機能に優れている。
- サーキュレーターは、エアコンや加湿器との併用時に冷暖房の効率化、2部屋循環、洗濯物の部屋干しをお助けするアイテムとして活躍する!
- 部屋の空気の循環や冷暖房の効率化の際に使用する場合は、首ふりをしない。
- サーキュレーター単体でも部屋ごとに除湿や空気の循環、消臭効果を発揮する!
- サーキュレーターは、モーターの種類によってモードや価格、性能が異なる。
- コロナ対策の換気としても有効活用できる。
- サーキュレーターは、シーズンOFFがなく、年間を通して使用できる。
サーキュレーターを家電量販店で見たり、言葉を聞いたりする機会は、有りましたが、エアコンと併用して空気を循環させる機能のみだと思っていました。
調べてみると、エアコンや加湿器等の家電との併用の他に単体でも場所を選ばずに使えることが分かり驚きでした。
また、サーキュレーターの置く位置によって風の流れが大きく変わる為、効果を高める場所に置くのがとても大切だなと思いました。
私は、サーキュレーターが、1年を通して使える家電という事がわかり、購入を検討するいい機会になりました。
まだ、家にサーキュレーターがないあなたもサーキュレーターを取り入れてみてはいかがですか?
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